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*** mook's US watching 2002 ***
Diaries from Sep 11, 2001 - o

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New York Chronicle after Sep 11
テロ事件後のNYクロニクル

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6 1/2 months after... April 01〜5, 2002
(写真右、テロ事件直後から大活躍のレスキュー犬)

今週は、一般的にテロ事件関係のニュースは殆どなかったものの、私の周りにテロ事件関連の出来事が幾つかあったので、メモ書き程度に・・・。

April 1st

テロ事件に関する写真展の中では最大規模の”here is New York”が、オープンから半年を機に”history Unframed”と名前を変えることに。その記念に”here is New York”の写真家達が集まってパーティが催された。私も何十・何百人を数えるその写真家(?)の一人に名を連ねている為、なんと5年ぶりに会う友達とちょっとだけ顔を出しに行った。プロの写真家や報道関係者が多かったので、皆大きなカメラを抱えている。当時活躍した救助犬も来ていて、(私を含む)何十人の人たちから一斉にフラッシュを浴びていたけれど、吠え声一つあげずにじっとしている。う〜、よく調教されているなぁ。

次の日から売りに出されるビデオを買ったけど(DVDも発売中)、中身はまだ観ていない。これらビデオやDVDと同じく、私の写真もオンラインで売買可能となった。まぁ、何百枚もある写真の中の一枚だから一枚25ドル(約3000円)も出して買ってくれる人はまずいないと思うけど、もし買ってくれる人がいたらどんな人なのか会ってみたい・・・(^_^;)。

April 3rd

一昨日のパーティでアポを取ったインタビューに出向く。コレは”here is New York”に写真を出品した写真家達に約10分前後のインタビューをしているというドキュメンタリー企画。ゆくゆくはこれらのインタビューを編集して一本のドキュメンタリーを作るのだそうだ。
喋る内容は、テロ事件、またはテロ事件に関する写真を撮ったことについて思ったことを自由に…、というコトなのだけれど、忙しくて喋る内容も考えていかなかったし、行き当たりばったりで喋ったので詳しくは何を喋ったのかあまり覚えていない(^_^;)。基本的に、“アメリカ市民ではないけれどニューヨーク住人としての自分の立場”、それを写真を撮っていく中で段々と自覚する様になっていったということ、大袈裟な部分だけが強調される外国のメディアに対し、自分のホームページでテロ事件後の身近な人々の生活を伝えたかった、みたいなことを喋ったと思う。
まぁ、私のインタビュー部分が採用される確立は極めて低いと思いますが、ドキュメンタリーが完成したら取り合えずはチェック・チェックですね(^_^;)。

このインタビューは正午ちょっと前にやったのだけれども、30分後くらいに同じ場所を通ったら6アベニューの42丁目から50丁目くらいが全て閉鎖されていた。何事かと思ったら爆弾予告があったのでボンブ・スクワッド(爆発物を取り扱う特殊部隊)が出動しているのだという。結局爆発はしなかった様だけれども、私自身けっこうヒヤヒヤした。小さな爆発物ならともかく、警察官のあの緊張ぶりを見て、核爆弾じゃないかと思ってしまったので・・・(^_^;)。

April 05

夕方7時過ぎ、もの凄く大規模なピースマーチが20分以上に渡って42丁目とマジソン・アベニューの四つ角を通り過ぎて行った。プラカードの殆どが、アメリカのイスラエル軍を擁護する動きを糾弾したモノ。単純にパレスチナをサポートするものから、アメリカの行き過ぎたユダヤ人主義を批判するもの、あらゆる武力行使に反対するものと内容はさまざま。マーチに参加した人達の大半が高校生や大学生などの若い学生達だった。翌日の土曜日にもブルックリンで似た様なマーチが行われている。イスラエルvs.パレスチナの泥沼の紛争は悪い方向へエスカレートするばかり、アメリカにはホント、イスラエル主義(=アメリカの富の殆どを握るユダヤ人をサポートする立場)から抜け出して、数年前の様な仲裁措置を取ってもらいたいと願ってやまない。

マーチのお陰で(?)、予定が大幅にズレたまま閉館前ギリギリセーフのMOMAへ。MOMAでは今、5月の中旬にかけて”Life of the City”という展示会が開かれているが、その半分の主催を務める”here is New York”の人の薦めで自分の写真を提出しに行った。展示写真は数日ごとに取り替えられるので、何時から何日間展示されることになるのははっきりしないのだけれど・・・。ちなみに、この写真応募は広く一般に開かれています。詳しいことはこちらから。

家へ帰ると、アパートの入り口に張り紙がしてあった。見出しは"AIR VACUUM; REINVERSE AVAILABLE DUE TO 9/11"。政府から、私の住んでいる地域はテロ事件後から空気が汚染されていると証明されたのだという。だから、空気の洗浄をすれば政府からその分のお金を請求することが出来るのだそうで。それにしてもAIR VACUUMって一体???
今のところ空気洗浄をする予定はないけれど、どんな風にするんだろう?ちょっと興味津々だけど、政府からの返金を待つと永遠に時間がかかりそうだから、多分しないだろうなぁ…(^_^;)。

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