<< mookのTokyo vs. New York:日常生活編2002 >>

8年半ぶりに帰国した花の大東京。最初は東京見聞録2000の続編でも書こうと思っていたのですが、
どうも日常生活のグチばかりが蓄積してしまったので、ここでそのハケ口を…(^_^;)

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その1)何処へ行っても、ど〜してこんなに混んでるの〜〜〜(>_<)

さすがはメキシコ・シティに次ぐ世界第2位の大都会、東京!!!すごい人口密度だ〜〜〜。何処へ行っても人・人・人…。
東京を訪れるガイジンがまず一番最初に驚くのが、この何処からともなく沸いてくる人・人・人!!!土地の広さから言えば、東京23区内だけでNY市5地区よりも大きく、いわゆる都市部の広さで言うとマンハッタンの何倍も大きなこの東京、ど〜して何処へ行ってもこんなに人が密集しているのでしょうか?????
高校の通学に地下鉄丸ノ内線を使い、通勤ラッシュには慣れっこだったハズの私ですが、さすがに8年以上ラッシュなしの生活に慣れてしまうと、ちょっと渋谷・新宿に出るだけでもう“人疲れ”(^_^;)。第一、日曜深夜の電車でも激混みだなんて、一体全体何時だったら電車は空いてるのでせうか???

NYにいる時は“並ぶ”とゆ〜コトを殆どしないで済んでいた様な気がするのですが、日本では並ばないと何も出来ないんですね〜。電車に乗るにも整列乗車、映画を観るにも長蛇の列。そしてお芝居一つ見るのに、電話を何百回もかけなきゃならないんですか?しかも何万円も出して???う〜ん、NYならブロードウェーと言えども、ラッシュチケットと呼ばれる当日券で2000円も出せば芝居が観られたのに〜〜〜。
友人・知人曰く、東京の人口は10年前と比べると大分増えたんじゃないかということですが、う〜んそれにしても増えすぎでは???いくら外国人の人口が増えたとは言え、そんなのはまだまだ雀の涙だと思うんですけどね〜。アレ?そ〜言えば、子供の数って年々減って来ているんじゃなかったでしたっけ???

その2)土地が変われば、水も変わる???

もともと肌は荒れやすい体質だったのですが、NYに行ってから暫くすると全く肌荒れしなくなっていたんですよね。で、帰ってきた途端肌バリバリ〜〜〜(^_^;)。コレって多分、東京の水には消毒液が必要以上に入ってるからなんじゃないかと思うのですが…。よく地方から来た人も、東京の水は全然違うっていうじゃないですか???
水とゆ〜のは、生活に一番密着したモノ。やはり水が変わると調子も狂ってしまいます。ちなみにNYの水質汚染はことあるゴトに問題になるのですが、いまだに殆ど改善されていないんじゃないでしょうか。まぁ、生水を飲んでお腹を壊すという人はあまりいないと思いますが、水道の水を直接飲む人は殆どいなかったと思います。だから日本以上にペットボトル入りの飲み水が売れてるんですね〜。日本の場合、20年くらい前まで水をお店屋さんから買ってくるなんて発想、まるっきりなかった様な気がするのですけれど。一昔前まで、日本人ってば「水と安全はタダで手に入ると思っている国民だ」と批判されていましたモンね(^_^;)。

それにしてもま〜、今が梅雨時だとゆ〜コトもあるのでしょうが、スゴイですね〜、この湿気!!!クローゼットに置いた湿気取りに、たったの2週間で水が溜まる溜まる!!!う〜、日本に帰って来て改めて“除菌”とか“匂い取り”の製品が多いのにびっくりしましたが、やっぱりこの超ド級の湿気に関係があるのだと思います。でも、こ〜した“除菌”製品のなかった20〜30年前の日本って、皆さん一体ど〜していたのでしょう???ばい菌のせいで病気になったという話は、そう多くなかったはずですが…。
NYの方も、やはり夏は湿気が多く冬は乾燥し易いのですが。東京と比べると湿気は随分と少ないです。ただ冬の乾燥期になると、今度は湿気がなさ過ぎて怒涛の(?)静電気に悩まされます(^_^;)。詳しくはこちらのページから。

その3)ゴミ処理事情:日本vs.アメリカ

コレは2年半前に帰った時も驚いたことの一つだったのですが(詳しくはこちら)、ゴミ箱がとにかく少ないっっっ!。NYではホントに大げさではなく、それこそ1ブロックに2つもゴミ箱が置いてあるので、街でゴミ箱を探すのに一苦労する東京にはオドロキです(ちなみに公衆トイレの密集度は東京の方が格段に高い…)。ゴミの収集日もNYではほぼ毎日だし、アパートのゴミ収集所に一日のうちいつでも持っていくことが出来たので、ゴミ収集日を待ちわびる東京とゆ〜のも、一度楽な方に慣れてしまうとツライっすね(^_^;)。粗大ゴミについても、マンハッタンでは道端でよく見かけ、それを持って帰る人々(私を含む)なんてゆ〜のは珍しくなかったのですが、東京ではもうとんでもないですね(^_^;)。今は法律で罰せられてしまうのだとか。ひえ〜〜〜。

そしてそのモーレツ・リサイクル魂!!!去年スイスやドイツに行った時も、そのリサイクル用ゴミ箱を見て感心したモノですが(詳しくはこちらから)、日本はそれにも増してさらにスゴイ!!!!ペットボトルや再生紙は勿論のこと、再生出来るプラスティック商品が激増していたのにはオドロキました。紙パックをキレイに洗って切ってスーパーの収集箱に持ってくなんて、アメリカ人は絶対やんない(というより“できない”)でしょうね〜〜〜(^_^;)。

その4)携帯電話の技術はスゴイ。けど、通話料が20倍以上も高い〜〜〜

2002年初頭現在、アメリカに比べると格段に携帯の普及率にあって、ど〜して日本では携帯代がこんなに高いのでしょ〜か??? 確かに基本料金は殆ど変わらないんです。アメリカ$40ドルで日本\4000だから、アメリカの方がちょこっと高いくらい。けど、通話料が高いっっっ!
アメリカの場合、私の使っていたAT&Tだと月1000分(約16時間)まで通話料がタダ!!!なのに日本で最初に使ったJ Phoneのトークパックライトだと、通話料が40円/分で、2000円までしかタダにならない、つまりサービス通話がたったの50分!!!!!この違いは何???ちなみにアメリカの携帯では、受信の場合も通話料が加算されるのですが、それにしたって軽く20倍以上の違いがあるんですからね〜〜〜。 この辺殆ど考えずに携帯を使いまくった私は、最初の1週間だけで1万円近く電話してしまいました(マジですっ)。どひ〜〜〜〜(^_^;)。

ところで、アメリカの携帯電話がどど〜んと大きくて重いのは周知の事実。それでいていまだに白黒画面で、ウェッブどころかメールのやり取りすらロクにやってないんですよ〜。 それに比べて日本の携帯ったら、殆どがカラー画面で着メロや待ち受け画面がダウンロード出来ちゃったり、おまけに写真や動画まで撮れちゃうってゆ〜んですからオドロキです。う〜ん、すっかり田舎モノの気分…(^_^;)。
それにしても、アメリカではNYでさえまだまだ携帯電話の普及率が相当低いですから、携帯電話のマナーなんてゆ〜言葉、まだ存在すらしてません(^_^;)。バスや電車の中でも通話し放題ですからね〜。ついついマナーモードに切り替えるコトを忘れてしまう私です(^_^;)。

その5)ネットもまだまだ面倒くさくて高いな〜〜〜

まず最初にダイアルアップでのネット料金が異様に高いっっっ!以前このページにも書いた様に、アメリカではロクに基本料金を払ってる人はいないし、電話も殆どの人たちが制限なしの料金制でやっているので、月々2000円程度でネットやり放題だったんですよ。
それが日本じゃ、ダイアルアップだと基本料金(やっぱ大体2000円くらいでしょうか)プラス電話代ですって???それは高すぎる〜〜〜。
で、ADSLを入れようと思ったら、コレがまぁ高いですね〜。設置までに軽く2週間くらいかかるし、プロバイダーに加えてNTTにもお金払わなくちゃならないんですか???こりゃ〜日本のネット人口がなかなか定着しないのもしょ〜がないっしょぉぉぉ(^_^;)。

その6)ケーブルTVはよりポピュラーになったものの…

8年前と比べたらずっとポピュラーになったケーブルTV。私の加入しているJ-Com東京の基本料金は、NYで払っていたケーブルのスタンダード月額料金(ベーシックはもっと安い)とほぼ同じくらいの3600円。けど、同じ料金でもチャンネル数が違い過ぎるっっっ!!!
アメリカではプレミアチャンネルを除いても、軽く100チャンネル以上を観ることが出来たのに、日本では同じ値段でたったの40チャンネル程度。もしCSを入れれば何百チャンネルが観られるワケなのですから、ソフトの絶対量が足りないとゆ〜ワケではないのですよね。単に料金が高いだけなんだよ〜〜〜ん(T_T)。いや、それにしてもFOXチャンネルやヒストリー・チャンネルまであったりして、こんなにもアメリカの番組が観られる様になったとは。CNNは、CNNアジアだからCNNアメリカとはちょっと違うんですけどね(^_^;)。

地上波の番組に関して言うと、バラエティ番組の多さとその種類のバラエティさに改めて感心(ただし、内容が流行=トレンドを追ってるモノばかりが目立つので、その辺は勘弁して欲し〜って感じですけれど)。その点、アメリカのネットワーク・チャンネルは大分画一化してるとゆ〜か、新しさがないですね。最近はクイズ番組とリアリティ・ショーばっかだったモンね…(^_^;)。

その7)交通費の高さはハンパじゃない〜〜〜〜っ!

え〜、携帯電話の料金と並ぶくらいバカ高なのが交通費。コレはバカになりませんよっっ!
NY市内の場合、2時間以内なら1ドル50セント(約180円)で地下鉄は何処まで行っても乗り放題!しかも1回までなら市バスにも無料で乗り換えすることが出来ます。これだけでも十分安いのに、4〜5年前に登場したメトロカードのアンリミテッドカード(1日券、1週間券、1ヶ月券がある)を購入してしまうと、1日何回乗ろうが何処まで乗ろうが、とにかく乗り放題!!!こ、こんなに安くて便利でい〜のだろ〜か???
ところが東京の場合、23区内だけでも公共・私鉄合わせて20社以上の違う会社があり、コレを乗り継ぐ度に基本料金を払わなくちゃならないという不合理さ!3年前に導入されたパスねっとのお蔭で、切符購入の手間は省ける様になったものの、料金体系はまるで変わってないですからね〜。
例えば、私の住む下高井戸から永田町へ行く時、下高井戸(→笹塚→新宿→)市ヶ谷→永田町なんてゆ〜ルートを使ってしまうと(コレだと実質乗り換えが1回だけなのでめちゃ早い)、京王線・京王新線・都営新宿線・営団半蔵門線とゆ〜4つの会社の料金を払わなくちゃならず、片道だけで410円。往復で820円ですよ〜〜〜。
先に書いたアンリミテッドカードの1ヶ月を買ってしまった場合、NYでは月々の交通費がたったの6500円でバスも地下鉄も乗り放題。東京では、下高井戸−渋谷間130円区間の1ヶ月定期を買うだけで5000円もするのですから、下高井戸−永田町区間の定期なんか買った日には15000円プラス、他の所へ行く度いちいち別に切符を買わなくちゃならない。もう計算するのもバカバカしいですね。この違いは一体…。

その8)おちおち遅くまで飲んでもいられない〜(>_<)

NYの地下鉄が24時間動いているってゆ〜のは恵まれ過ぎかもしれませんが、終電が12時前後とゆ〜のはあまりにも早過ぎますよぉぉぉ。ちなみに昨日、11時55分新高円寺発新宿行きの丸の内線に乗り遅れてしまい、12時15分新高円寺発→中野坂上→都営大江戸線都庁前(こちらも新宿行きの終電に間に合わなかった)→ここから全速力で都営新宿線新宿駅まで10分かけて走って→京王新線笹塚→京王線下高井戸1時2分着の終電に、ギリギリの所で間に合いました(^_^;)。

もしこの終電に間に合わなかった場合…タクシーで帰るしかなかったワケですが、東京の初乗り料金、いきなり600円ですからね〜。NYだと約300円と半額です。マンハッタン内なら端から端まで乗らない限り大体7〜15ドル(800〜1700円くらい)で何処まででも乗れちゃうんですけど、東京の場合、2駅乗ってもすぐ1000円いっちゃいますもんね。う〜〜〜ん、高いよぉぉぉぉぉ。…ったく、おちおちお酒もゆっくり飲んでいられないですね〜〜〜(^_^;)。

その9)光熱費&雑費も相当高いです…(^_^;)。

他の州でも大して変わりないと思うのですが、NYの光熱費は異様に安いです。私の住んでたアパートの場合、水道代+ガス代+電気代全部合わせて1ヶ月2000円しなかったんですよ〜。私の場合、まだ今のアパートに引っ越してから1ヶ月そこそこなので殆どの請求がまだなのですが、水道+ガス+電気合わせて大体7〜8000円とゆ〜ことでアメリカの約4倍!
また電話の通話料も、アメリカでは国際電話料金を入れても3000円前後だったのに、今月分のNTT請求額なんと1万円越してました(^_^;)。なんてコト〜〜〜〜〜(勿論、それプラス携帯代は別途です)。プラス電話の加入料7〜8万円なんて正気の沙汰ではないですよ(私はディスカウントで手に入れたので、何とか半額で済みましたが…)。しかもNTTってば、外国人の加入料にはさらに5万円(だったっけ?)増しなんだとか。も〜いい加減にしてくれ〜〜〜〜(>_<)。いや〜、東京でのアパート暮らしは前にもしてたのに、改めてアメリカの物価と比較してみると高いですね〜〜〜。アメリカだって西海岸や地方へ行けばNYなんかよりもっと安いワケですから、コレはキビシイ!!!

家賃だけは8年前と比べて殆ど据え置きだったので、助かるんですけどね(NYの方はバカみたいに値がつり上がっています。詳しくはこちら)。けど、当然アメリカに“敷金”“礼金”制度はありませ〜〜〜ん(^_^;)(^_^;)(^_^;)。

その10)99センツ・ストアvs.100円ショップ

日本の100円ショップと同じ様に、NYにも99センツ・ストアが至る所にあるのですが、その品揃えぶりはやはり日本の方に軍配でしょうか。いや〜、コレだけ何でも揃うとゆ〜のはスゴイですね。しかもアイデア商品が一杯!!!
ただしアメリカの99センツ・ストアにはあって渋谷の5階建て100円ショップにないモノと言えば、シャワーカーテン(…のしっかりしたモノ)と、満足な枕カバー(日本では、使えない様なモノしか売ってない)、そしてベビー用品でしょうか。あ、なんか話がどんどんセコくなってすみません(^_^;)。99センツ・ストア&100円ショップの品揃えについては、かなりウルサイ私なのでね〜〜〜(^_^;)。

その他)おまけ

あと、日本に帰って来てビビるのは、やはり“地震”。私がNYにいた8年間、地震はただの一度もありませんでしたから。それと、車の左側通行やエスカレーターの右側あけなどは、いまだに戸惑う時があったりします。あ、そうそう。道で男の人にぶつかられるコトが異様に多いのですが、もしかして私の歩き方、間違ってます???でもって誰も謝ってくれないのって、ど〜ゆ〜コトなんでしょう???マジでぶつかられたお陰で、身体中アチコチに痣出来ているんですよぉぉぉ(^_^;)。

最後に。う〜ん、たったの8年間で、新しいビル沢山増えましたね〜。私の場合、東京に帰って来たなぁと実感する瞬間と言えば、新宿の三井・住友ビルを見る瞬間だったりしていたワケなのですが、新しいビルが周りに沢山建った為全然見えなくなってしまいました(T_T)。先日、渋谷マークシティの屋上レストラン(死語?)へ行ったら知らないビルが沢山あって、一々友達に聞いてたら「おのぼりさんみたい」と言われてしまいました(^_^;)。タクシーの中でも「お客さん、何処から来たの?」とか聞かれちゃうし。一応、出身は東京なんですけど…(^_^;)。

…とまぁ、今回は値段などを中心に東京とNYのギャップをグチグチと書き連ねましたが、追々余裕が出来たら、東京vs.NYメンタルギャップ編で、日米考え方の違いにとかについても書いてみたいな〜と思っています。

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