映画ファンの為のオタッキースポット10 |
このページも、ナント1年2ヶ月ぶりに更新しています(^_^;)。
今回は、ガイドブックに載っていない、映画ファンの為のオタッキー・スポットを紹介。
![]() 209 West Houston Street, website 3つの劇場を持ち、クラシック映画のレトロスペクティブ、外国映画、ドキュメンタリー、一般劇場ではかからないインディー映画を上映。 弁士付きの小津安二郎サイレント映画特集や、チャップリン映画のレトロスペクティブは圧巻でした。『ワンダフルライフ』、『One Day in September』、『Our Song』を観たのもココ。東京で言えば昔の池袋文芸座の様なラインアップ。
東京で言えば高田馬場のACTミニシアターと言ったところ。スターン=ブラッケイジなど、前衛的な映像作家の作品を中心に上映しています。 95th StreetとブロードウェイにあるSymphony Spaceも、5〜6年くらい前まではコロンビア大学学生映画祭の会場になる等、かなりアクティブな劇場だったのですが、最近は別用途に使われることが多いよう。ちなみにコ大の映画祭は1994年までシンフォニー・スペースで開かれ、その後はアンジェリカ57という劇場で開催されていましたが、現在はアメリカ映画監督協会(DGA)シアターで開催されています。 この劇場の1ブロック先にはMilleniumというシアターもあり、短編映画のプレミアなどがよく開催されています。
東京で言えば、BOX東中野と言った所でしょうか。外国映画やインディー映画の他にレトロスペクティブも多く企画。 昨年の黒沢清監督レトロスペクティブや、若松孝次監督、深作欣治監督特集が企画・上映されたのもココ。 同じ建物の中にはレストラン&バーもあり、映画関係者も沢山訪れるスポットです。
アルファベット・シティー老舗のピザ屋さんに付属する非常に小さな劇場なのですが、最近はIFP(Independent Feature Project)の特別上映が行われるなど(『Believer』もココで観ました)、インディー映画の上映が盛ん。 最近では『花様年華』の再上映など、外国映画の上映も多いですね。東京で言えば、ラピュタ阿佐ヶ谷と言った所?
外国映画やドキュメンタリーが中心。東京で言えば中野武蔵野館かな?(…ってまだ健在ですよね?)『初恋のきた道』を観たのはこの劇場でした。 2ブロック東に、Village Cinemaという劇場がありますが、こちらも多くのアジア映画を上映。New York Anime-Tokyo Fesitivalや『キャラバン』もこの劇場で上映されていました。
東京で言えばユーロスペースとシネマライズ渋谷と恵比寿ガーデンシネマなどを全部足して割った様な劇場。ミラマックス系映画や映画祭で賞を受賞した外国映画が中心。現在では、『息子の部屋』や『Storytelling』などが上映されています。 同じ様なラインアップで東京で言えば日比谷シャンテの様な劇場がLincoln Plaza。こちらはアッパーウエストサイドに住むお年寄り達でいつも賑わっています。『カンダハール』を観たのはこの劇場。 ダウンタウンの若者達向けオタッキー劇場と言えば、それまではアンジェリカ・フィルム・センターの独壇場でしたが、最近Sunshine Cinemaという新しい劇場が登場。『手塚治虫のメトロポリス』もココで観ました。
この映像博物館はクィーンズにあり、地下鉄Steinway Street駅から10分程歩いても行けますが、MOMA(近代美術館)から一時間に一度出ているシャトル・バスに乗っても行くことが出来ます(無料)。 その名の通り博物館なのですがが、1階の劇場では常に興味深いラインナップの映画が上映中。 展示室の方は、映画オタクなら一見の価値あり。3階は機材・撮影・編集・サウンドなどのテクニカルな部分の展示、2階は演出・脚本・美術・演技・メイクなど、人に関する部分の展示。どのコーナーにも1時間に一回デモンストレーションがあり、かなり楽しめます。コンピューターなどを使ったインタラクティブな仕掛け満載なので、子供さんと一緒に楽しめる場所かも鴨。
ニューヨーク映画祭を主催するリンカーン・フィルム・センターの持ち劇場の一つ。常に外国映画の特集上映や人権映画祭などの小さな映画祭の会場に。蔡明亮監督レトロスペクティブ、『プラットフォーム』や『害虫』を観たのがこの劇場。
他にリンカーン・フィルム・ソサエティの持ち劇場としては、MOMA(近代美術館)の地下にある劇場も忘れてはなりません。ニューディレクター・ニューフィルム映画祭が開催されるのもココ。市川崑レトロスペクティブが開催されたのもココでした。
昨年まで、毎年7月末から8月にかけて開催されるアジアン・アメリカン映画祭の開かれていたのがこの劇場。今年からはアジア・ソサエティ内の劇場が使用される予定になっています。
この劇場は普段、フレンチ・インスティテュートの一部としてフランス映画を限定公開。同じ様にJapan Societyの劇場でも多くの日本映画が上映されています。
コロンビア大学芸術学部に付属する劇場。パフォーマンスやコンサートも多く開かれていますが、黒沢明特集、溝口健二特集など、映画監督のレトロスペクティブも多数。去年は『大河の一滴』の世界プレミア上映もここで行われていたし…。ちなみに東アジア映画における国家と都市の会場になったのは、新しい学生会館。
ダウンタウンにあるニューヨーク大学付属のCantor Film Center は、5〜6年前まで普通の劇場だったところを新改装。数々の学生映画や多くの企画上映がされています。
上映される映画は一般公開用のものばかりですが、NYで一番大きくて広く、歴史的に由緒ある映画館。 ココではやっぱりスケールの大きな映画を観たいですね。『スターウォーズ:エピソード1』を観たのもこの劇場だったし、最近では『ムーラン・ルージュ』を観ました。 この他、数年前までセントマークス・プレイスとファースト・アベニューの所にTheater 80というのがありまして、いつも白黒映画などが上映されていたのですが、オーナーの死後、現在はパフォーマンス用の劇場に変わってしまっています。 …というワケで、映画オタク以外の人にとっては大して興味もない(?)シアター特集でした。ほとんど自分用ですね(^_^;)。
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mookのお気に入りX'masツリー Best 3 |
もう遅すぎという感もありますが、質問が非常に多かったので、次のX'masの参考にしてみて下さい。
Best 1: The Christmas Tree in Metropoitan Museum
83th Street and 5th Avenue
メトロポリタン美術館1F中央、ヨーロッパ中世のコーナーにあります。
オーナメントは全てセラミック。飾り付けだけで毎年数週間を要する程。
一つ一つのオーナメントにライトアップがしてあって、もう懲りまくり。
始終コーラスのBGMがかかっているのも
神秘的というかコワイというか…(^_^;)。
Best 2: The Christmas Tree at Washington Square Park
8th Street and 5th Avenue
これは今年時間があれば写真を撮って自分のE-Cardの写真に使いたかったくらいお気に入りのツリー。
入り口のアーチの中からツリーだけじゃなくて、ワールド・トレードセンターが一緒に見える所がポイント♪。
シンプルなボンボンの飾り付けだけど、それがまたかわゆくていいのです。
(追記:2001年11月23日 …もう、WTC入りの写真が撮れるチャンスはなくなってしまったのですね(T_T)。
Best 3: The Christmas Tree at Oglivy and Mather
49th Street between 8th and 9th Avenue
世界の広告業界でもトップレベルの会社であるOlivy & Mather本社の入り口にある「変わりツリー」。去年は全て真っ赤な熊のぬいぐるみで作られたツリーでした。今年、どんなツリーになるのか楽しみです♪
私を犬好きに変えたニューヨーク |
私、実はNYに来るまでは完全な「猫派」でした。だって日本の犬って、道を歩いているといきなり垣根の向こうから凄い勢いで吠えるじゃないですか〜(^_^;)。あれが私にとっては、小学生以来のトラウマみたいになっていたので、「犬はコワイ」ってのがずっとあったんですね。
それが、こっちに来たら「犬が全然吠えない!!!」。私だけじゃなくて、こちらに遊びに来た人は口を皆揃えてそう言います。やっぱりストレスの溜まり具合が違うということなのでしょうか?マンハッタンの場合庭のない家が多いので、どんなに巨大な犬だろうが皆お座敷犬です。たまに行きすぎじゃない?とも思うことがありますが、犬はこちらの人達にとってやはり家族の一員のようなモノみたいですね。何かのクリスマス・ショッピング情報に、「上司へのクリスマス・プレゼントよりも、ペットへのプレゼント選びにかける時間の方が長い」という調査結果が出ていました(^_^;)。ま、日本では、基本的に犬は「番犬」ですからね。吠えなきゃ困るのかな???
犬に着せる服なんかについては、日本でも随分普及しているので驚かれる方は少ないと思いますが、犬用のビスケット専門店(これは、ニューオリンズで見かけました)とか、犬用の誕生日ケーキとまでなると私も(@_@)って感じです。
さてさて、そういった特別な犬フェチばかりだったら、私もこんな犬好きになったりはしなかったと思いますが、NYの場合、犬を飼っている人もいない人も、自然に犬と共存しているところがナンカいいなって思います。
例えばレストランなどの場合、日本では断わり書きを貼るまでもなくペットは全面立ち入り禁止だと思いますが、こちらの場合、室外のテーブルに限り大抵のレストランでペットの同伴もOK。犬用の水入れなんかは大抵のお店においてあります。
最近は日本にも各地に出来ている”犬の運動場=ドッグ・ラン”の世界発祥地も、実は他ならぬこのNY。犬を飼っている人もいない人も、休日なんかは特に、他の犬と元気にはしゃぎまわる犬達の姿を見て顔をほころばせています。
何かと忙しくて犬の散歩が出来ない人達に、”ベビーシッター”ならぬ”ドッグ・シッター”=ドッグウォーカーがいるのもNYならでは。なにしろそれだけで生計を立てているプロもけっこういるのだそうですから、驚きです。私も最初こちらに来た時、なんで犬を5匹くらい一辺に散歩させている人が沢山いるんだろうと不思議でしたけれど…(^_^;)。
犬にもどうやら品種によっていろいろ性格が違うらしいですね。やっぱり圧倒的な一番人気は、おとなしいラブラドル。反対にディズニー映画で爆発的人気の出たダルメシアンは非常に気性が荒く、飼い始めてはみたものの手に追えなくなって、施設に送られてくる犬が山ほどいるのだそうです。
今月また続編の「102」が公開になっているので、クリスマス・プレゼントとして購入され、来年の夏当たりに捨てられる羽目になるダルメシアンが続発するんじゃないか、という懸念の声も随分聞こえます。
ともあれ…、最後にウチのご近所にある犬好きスポットをご紹介して、このコーナーの締めと致します。それでは。
Dog Run at Thompkins Square Park --- 9th Street and Avenue A
マンハッタンだけでもドッグ・ランは星の数ほどありますが、ここのは世界最初のドッグ・ランをいうことで有名。また、イースト・ビレッジという土地柄、集まる人々(犬々?)が面白いのも興味深いところ。
The Gray Dog Coffee --- 33 Carmine Street
店のトレードマークに犬の足跡がカワユイ。定期的に変わってディスプレイされるアーティストの作品にも犬をモチーフにしたモノが多いです。もちろん、犬用ビスケットも売っていますので、ご主人だけが食事にありついて犬はお預けってのはありません。
それからこのカフェ、実はかのモニカ=ルインスキー女史がちょくちょく朝食を食べに来ることでもご近所の間では有名。私は見かけたことないのですけどね。
TLA Video --- 52-54 West 8th Street
一見何のヘンテツもないビデオ屋さん。映画オタク御用達「Kim's Video」がひしめくビレッジにあって、なおかつ人気を保っているのは、そのゲイ・コミュニティへのサービスと、犬好き利用客へのサービス。とにかく来客に犬を連れて来る人が多いです。いつも大抵一匹はいる…(^_^;)。ビデオを1本借りると、連れてきた犬にビスケットのご褒美(?)が。犬の方がビデオ屋さんに行こうとせかしていたりして(^_^;)。レジの回りにも、犬の写真で一杯です。
New York Dog Spa and Hotel --- 145 West 18th Street (bet 6th and 7th Avenue)
名前の通り、犬の為のスパ付きホテル。トレーニングもしてくれるし、お勤めの飼い主用に毎日のデイケアもしています。もう、ほとんど保育園状態(^_^;)。
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