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え〜、先日お伝えしたNYの枝豆事情ですが(詳しくは下のパート1を読んで下さいね)、6月11日発売の女性自身ページ71〜73にもう少し詳しい記事が載りました(しかも私の写真入り(^_^;)。以下、私が取材を受ける前、女性自身の記者さんから依頼されて送付したメールをそのまま転載しておきますね。
A) 入手方法
1.スーパーやファースト・フードですでに茹でられたものを買う
スーパーのお寿司パック(これもすでに出来合いもの)コーナーに一緒に置いてあったりします。 ここ6〜7年の間、NYでは“大吉寿司”や“テリヤキ・ボーイ”といったお寿司のファーストフードが急増しました。最近ではそこに、もう食べるだけになっている枝豆が置いてあります(お昼時には売り切れてしまうので、私自身あまり見かけたことはありませんが)。
2.有名スーパーで冷凍パックを買って来て家で茹でて食べる
ホームページの写真にあるFAIR WAYに売っていたものです。
ここと、もう一つの写真にあるZABER‘Sは、いわゆる中流階級以上の人達が食材を買いに来るマーケットで、ここに来る人達は常識として枝豆が何であるかを知っている人達(少なくとも2〜3人の日本人の知人がいるとか、日本へ行ったことがあるとか、日本レストラン通であるとか, etc…)。だから食材にもこだわります。
3.スーパーでEDAMAMEシリーズを買って食べる
これは私のルームメートのパターン。枝豆が何であるかも知らず、“ヘルシー・フード”というパッケージを見ただけで買ってしまうパターンです。
Seapoint Farmsという会社は、
a) さやをむいて茹でた袋詰めの枝豆、b) 枝豆丼(レンジでチンして食べる)、c) 枝豆パイ(グリルして食べる)、d) 他の野菜と一緒にした冷凍詰め等、さまざまな形の枝豆を売り出し、これらは近所のスーパーで簡単に手に入れることが出来ます。
すべての製品写真をhttp://www.seapointfarms.com/のサイトから見ることが出来ますので、クリックしてみて下さい。
4.イースト・ビレッジのバーやレストランで食べる
イースト・ビレッジというのは、ヒップな若者達の集まる場所なのですが(でも、お金持ちの溜まり場ではありません。ちょっとビンボーくさいところがミソ)、ここ数年日本酒や日本のおつまみを置いたアメリカ人経営のバーが増えて来ています(勿論それまで、日本人の経営する日本食レストランは何軒かありましたが)。
最近イーストビレッジにオープンしたばかりのREMOTEという最先端メディアのバーに行った時も枝豆がメニューにあったので、これには驚きました。
B) 枝豆(=日本食)がポピュラーになった背景
1.第二次日本食ブーム?
アメリカの第一次日本食ブームは80年代にまで遡ると思いますが、この頃の日本食といえば日本人経営のちゃんとした日本食レストランのことであり、“日本食は値段が高い”上にあまり馴染みのない食べ物でしたから、一部ビジネスマンや中流以上の家庭以外にはまったく縁のなかったブームだと思います。
ところがここ数年の間、上にも書いた“大吉寿司”や“テリヤキ・ボーイ”などの日本食ファーストフード・チェーンがNYでも急増。誰にでも気軽に日本食が食べられる様になったという背景はかなり大きいのではないかと思います。また先月、ハワイや西海岸では10年以上も前から店舗を持っていた吉野屋がNYに待望の第一号店をオープンしました。
2.アジア人フードネットワークの普及
私は西海岸事情については全く分からないのであまりいいかげんなことは書けませんが、日系アメリカ人や日本人留学生の数が圧倒的に多い西海岸での日本食普及率は、歴史的にも東海岸とは比べ物にならないくらい大きなものであるはずです。ですから、西海岸の枝豆普及率は、もうずっと以前からかなり高かったのではないでしょうか。
ところでNYの90年代は「ニュース・スタンドはインド人、クリーニング屋は中国人、そしてデリのオーナーは韓国人」と言われる程、デリのオーナーには韓国人のオーナーが多いことが特徴でした(現在事情は少しずつ変わってきていますが)。韓国人デリのオーナーはその食材の殆どを西海岸から調達していますが、その中には韓国・中国・そして日本の食材も多数含まれています。 デリと言えば日本ではコンビニにあたるくらい地元に根付いた食料品店ですから、デリを発信地として日本食がポピュラーになったということも考えられます。ちなみに上にも書いたSeapoint Farmsという会社はカリフォルニアにあります。
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最後に。この枝豆ブームは1)第一次日本食ブームに乗った中流以上の家庭→FAIR WAYやZAIBAR’Sでお買い物をしたり、日本人経営の日本食レストランで食事をする人達と、2)第二次日本食ブームに乗ったそれ以外の人達(特に若者)→近所のデリやスーパーでお買い物をし、大吉寿司やイーストビレッジで食事をする人達、の二断層の人達によって支えられているのではないでしょうか。
メグ=ライアン本人や『ニューヨークの恋人』で彼女が演じている役は、当然1)のカテゴリーに入ると思いますが、記者会見では若者のトレンド=つまり2)の人達のことを言っていたのかもしれませんね。
. …というわけで、最近は私もすっかり枝豆に嵌ってしまい、ウチの庭に枝豆の種(豆ですね(^_^;)を撒いてしまったくらいデス。もしメデタク育ったら、また違うページでご紹介しますね。
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ナント1年半ぶりに更新のこのページ。ネタだけは沢山あるのですが、なかなか書くチャンスが…(^_^;)。
え〜、今日はNYで流行りつつある(?)“枝豆”のお話。
私は結局見逃してしまったのですが、この夏日本で公開される『ニューヨークの恋人(原題:Kate and Leopold)』に、何やら枝豆を食べるシーンがあるそうで…。
ソレをきっかけに、友人からNYで売られている枝豆の映像を送って欲しいという依頼が来たのでありました。
(先週、某TV局お昼のニュースで放送されたらしいのですが、観た方います???)
…というワケで探してみたら、けっこ〜売っているのですね〜。
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75丁目とブロードウェィにあるFAIRWAYに、枝豆パックが売っていました。 |
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FAIRWAYの枝豆は、パックに入って2ドル69セント。 |
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枝豆の横にある生姜やいくらに目移りしてるオジサン。 |
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80丁目にあるZABAR'sのお寿司コーナーには、普段茹でてあって食べるだけの枝豆があるそうですが、この日は売り切れ。 (ココは、『ユーガッタ・メール』で、メグ=ライアンとトム=ハンクスが買い物してたお店。) |
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ウチへ帰ったら、何とアメリカ人のルームメイトが偶然にも枝豆を買っていた!!!!(コレ、やらせじゃなくてマジです(^_^;)。 ボウルに入ってチンするだけの枝豆ボウルバージョンもあるらしい…。 |
次回こそ、ジャパニメーション(日本製アニメ)について書きますね〜〜〜。
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この「日米文化比較」のコーナーでも、一つのトピックとして独立させたいなぁ、と思っているのが”日本化されているアメリカ”。まぁ、”アメリカナイズされている日本”に比べたら、雀の涙ほどしか見つからないかもしれませんが...。
言葉としては「過労死」だの「ハラキリ」だの(ネガティブな言葉ばっかりですが)、日本語が英語化されているものもけっこうあるのですけれどね。ここではもっと文化的なものを中心に紹介していきたいと思います。
In this genre, "The cultural difference bet Japan & US", I'd like to have an independent topic "Japanized America", which is not so easy to find compare to "Americanized Japan".
Of course, you can find a lot of Japanese words in English nowadays such as "Karoshi" or "Harakiri" (which are mostly negative words), but I'd prefer to introduce something from the cultural aspects.
さてさて、まず最近日本から上陸した2大トレンド(?)といえば「漢字ブーム」と「スクーター」。
「漢字ブーム」は、今年というより去年からもう始まっていたと思いますが。最初に眼につきはじめたのが”刺青”。字が間違ってる刺青を見たんだけど、可哀相だから言えなかった、なんて話はゴマンと聞きました。(^_^;)
続いてTシャツブームに火がついた感じです。でも、「朝日新聞」なんてデカデカと書かれたTシャツ(どうみても海賊版)を「どうだ、かっこいーだろー!!!」これ見よがしに来ているにーちゃん達は、もう微笑ましいとしか言い様がありません。
So, the 2 biggest recent trends from Japan are "Kanji" and "Scooter",
The trend of "Kanji" has actually appeared since last year. It began with Kanji tattoo's. I've heard so many stories finding a wrong Kanji in someone's tatoo but couldn't tell that (^_^;)
Then, it followed appearing on T shrits later on. I've seen some guy wearing a T shirt with "Asashi Newspaper", who seems not to know what it means. I bet he thinks it means something cool...
やっぱり人気の漢字は「愛」とか「気」とか「誠」かな?日本の人達が”F○○K”なんて書かれたTシャツを平気で着て歩いているのにも驚きますが、コワそうなおじさんが「愛」なんて堂々と胸につけて歩いているのも、ちょっと苦笑を禁じ得ないですね。
日本人が「英語なら何でもかっこいい」と思っている恥ずかし〜い感覚を、今アメリカ人が「日本語なら何でもかっこいい」と変な形で踏襲してるって感じです。私としては、コレをただのブームやトレンドで終わらせず、日本をもっと知る為の足がかりにして欲しいのですけれど..。
The popular Kanji seem "AI (love)", "Ki (spirit)", or "Makoto (sincere)". When I find a Japanese who wears a T shirt with "F--K", I'm pretty shocked, but in the same way, I cannot help giggling when I see some tough guy wears a T shirt with "AI".
Just like "some Japanese think whatever in English is cool", which is ridiculous to me, now "some American think whatever in Kanji is cool" in the same way. I hope this trend wouldn't be just a trend but would be a chance for American people to got to know more about Japan.
さてもう一つ、日本から上陸したトレンドはスクーター。こっちでは単純に”Scooter”と呼んでいますが、日本でもスクーターでいいのかな?道でよく見かけるようになったのは、今年の5〜6月くらいです。子供はもちろんの事、イーストビレッジの若者をはじめ、先日は70歳くらいのおじいちゃんがす〜いっと乗りこなしていたのを見て、ちょっと感動してしまいました。
The other trend from Japan is "scooter". People simply call it a scooter, but I wonder what people call it in Japan.
I started seeing it on the street around June or July this year. Not only kids but I've seen many kinds of prople from East Village-an to an old man ride on it. Actually, the old man, looks like in his 70s, was the coolest one I've seen so far.
アメリカでは、感謝祭&クリスマスのシーズンになると、毎年しのぎを削った「おもちゃ商戦」が盛り上がりまくるのですが、今年のトレンドは”スクーター”か?それとも、新ライバル現わるか?ちょっと楽しみにしている私です。以下のサイト、アメリカで最もポピュラーなタイプのスクーターです。日本で流行っているのと同じタイプでしょうか?
http://www.etoys.com/prod/toy/53545321
Every year in US, there's the "toy war" around Thanks giving and X'mas as most of you know. I wonder if "scooter" would be this year's trend...
次回「日米サイバーワールド比較」の続編、もしくは「日米アニメ比較」に続きます。
It'll be the "series of Japan & US cyberworld" or "Animation in Japan and US" for the next.
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