*** mook's Travel Room ***
ヴェネツィア映画祭+αの旅

2009年9月5日から13日までの
旅行記です。
重くてそんまそ〜んm(_)m

Day 1〜3: 20年ぶりのバンコク
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9月5日

前日の残業がたたって、午前2時半就寝 午前5時半起床。9日間の旅とは言え、パッキングには1時間ほど、それより先週末は2泊3日で湯布院映画祭へ行っていたので、洗濯やら掃除が溜まってて…(^_^;) 6時半 下高井戸を出発して余裕で成田。仕事絡みとプライベートの電話を済ませたらもう時間〜。機内映画は半分以上寝てた『ナイト・ミュージアム2』と、すでに劇場で観た『天使と悪魔』。あっと言うまに2度目のバンコク。空港バスで市内へ。

さすがに20年前よりもビルが増えてはいるけど、マーケットの感じが前に来た時よりすさんで見えるのは気のせい? マーケットから地図ではすぐなのに、暑さのせいか延々と歩いた気がしてやっとバイヨークスカイ・ホテルへ到着。ユース並みの安さで、48階のスカイビュールームが取れたなんてラッキー♪

まずシネコンへ
華やかなショー
『川の流れのように』熱唱
一番人気の"彼女"

ちょこっと休んで、さっきの市場を違う道から。ちっちゃいモールから川を渡って、伊勢丹隣のセントラルワールド。大きいな〜とか思ってるうちに7時半。タクシーに乗り込んでカリプソへ。
噂のゲイ・キャバレー・ショーは、全て口パクのオンステージ。華やかさも期待以上ながら選曲も粋なもので、お客の割合に合わせて日本の演歌、中国の歌謡曲それぞれ2曲に韓国のアリラン舞踊まで入って超豪華。特に『川の流れのように』の口パクはカンドーもの。翌日もう1回観ようかと思ったくらいでした。ショー&写真タイムが終わって、徒歩でホテルへ。しょっぱなから暑&熱〜い1日でありました。

バンコクの足BMT
さわやかな川のぼり
ワット・ポー
おなじみの仏像

9月6日

朝、ゆっくり起きてBMTで川下へ。ボートに乗り換えて川を上ります。いい天気〜(*^o^*)来る前にみたネットの天気予報では、3日間とも雨の確率95パーセントだったので、雨が降ったらこうしよう、という計画ばかり立ててたのですが…
さて、まずはワット・ポー。大仏前でお約束の写真を撮って本堂前でマッサージ。30分220バーツ(約550円)はかなりのお得感。裏通りからワット・プラケオ&王宮へ歩いてたら、映画の撮影(しかもかなりの大掛かり)やってました。

大掛りな撮影風景
ニュースに出てた王宮前広場
カオサン通り
タイならでは…

400バーツ近い値段と時間を浮かす為に30バーツの市内トロッコに乗車(解説は全てタイ語)、観光のメインエリアをぐるっと回って、今度は徒歩でカオサン通り。友人の言う通り、あまり雰囲気のよい場所ではないので、スタバでトイレを借りて早々に退散し、MBKへ。確かに建物は大きいけど、中に入ってる露天商のこまごまさにびっくり。はす向かいのサイアムパラゴンは最近オープンしただけあって、店の広さもゆったりしてました。

そうめんにもカレー
マンガ印ラーメン
おしんのDVDボックス
BMKはプチ秋葉

再びBMTに乗って、シーロム駅へ。各国のセレブが泊まるホテル中にあるテラワンスパで明日の予約を入れて、今度は地下鉄。9駅でタクシーに乗り換えて、ロイヤル・シティ・アベニュー通称RCAへ。クラブ系や高級住宅街の集まるこの界隈は、これまで見て来たバンコクとはまた別世界。やっとのことで映画館を見つけたと思い、明日見るはずだった『FAN KAO』を見始めたら、ホラーだったので10分で退散(^_^;)。でもそれがラッキー♪でした。

『チョコレート』ヒロインの新作
今夜観た『シチズン・ジュリー』
house of RCAロビー
オシャレすぎるカフェ
『おくりびと』上映中

じゃあタイのドキュメンタリーでも観ようと3階に上り、やっとお目当てのシネマテークhouse of RCAにたどり着きます。いや〜キレイだしかっこいい〜。カフェなんかめっちゃオシャレでした。ただいま『おくりびと』『ヤング@ハート』『ブルーノ』『シチズン・ジュリー』を上映中。本当は『ブルーノ』が見たかったけど、時間が合わなかったので『シチズン・ジュリー』を鑑賞。ムスリムと言うだけで拉致され、植物人間になってしまった美術教師と、同じようなケースを追うムスリム議員のドキュメンタリー。まず、国王礼賛と国家斉唱で始まるタイ映画にあって、直接的でないにせよ、国王批判を匂わせる映画が存在出来たことがすっごく珍しいと思うんだけど…(日曜夜と言うこともあって客は5〜6人でしたが)に、しても本編3時間30分以上はないでしょ。ききすぎた冷房と相まって、もぉ殆ど我慢大会みたいな感じになってました(^^;)。
今夜ばかりは夜の生暖かい風も有り難く、タクシーで帰って早々お風呂に入って寝ちゃいました。

9月7日

バイヨークスカイ天上のレストランで朝食、チェックアウトしてまずはセントラルワールドへ。空港バスと映画のスケジュールをチェックし、伊勢丹内の紀伊國屋でぶらぶら。同じマンガでもタイ語版は45バーツ、日本語版は200バーツ、英語版は300バーツと、買う層の金持ち度によって値段がこんなにも違うなんて…

ホテルからの眺め
地下鉄の中
スパからの眺め
よく見たアパート

BMTで再びサイアムパラゴンへ行って同じくスケジュールチェック。早めにシーロム駅へ行ってパッポン通りを探すも見つからず、13時予約ぴったりにテラワンスパへ。場所は豪華なんだけど、正直マッサージはフツーだなと思っていると、なんとコンタクトレンズが片方ないっ!見つからなかったので、サービス料金を値切ってホテルへ逆戻り。あ〜ん、楽しみにしていた『ブルーノ』に間に合わず、目に違和感を感じたので、ホテル近くの病院へ。キレイだ〜。眼科で診察してもらい、処方された目薬を受けとって再びホテルに。忘れていたウェルカムドリンクを飲んで、フライト用に着替えて空港へ。

予告編付の番組表
訪れた病院
眼科前
ココナツジュースおいし

夕食とメールチェック、おみやげを買ったらあっと言うまに2時間が経ち、さよならバンコク〜。機内では『お買い物中毒の私』と『my life in rins』などを鑑賞。面白かった〜♪

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Day 4〜6: 10年ぶりのミラノ&ヴェネツィア
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9月8日

朝7時過ぎミラノ到着。すぐにプルマンに乗って中央駅へ向かうも、朝の渋滞で到着は9時半(隣のイタリア兄ちゃんはフツーに『シティ・ハンター』を読んでました)。結局、『最後の晩餐』を含む市内ツアーには間に合わなかったので、地下鉄でドゥオモへ。2回目のドゥオモだけど、今回も登る気にはならず、ショッピング街をウロウロした後、まだ開かない映画館オデオンの写真を撮って地下鉄へ。案の定、キャンセルは出ずに『最後の晩餐』はお預け。再び地下鉄で中央駅に戻って、いざヴェネツィア。
食堂車でブランチを取っていたら、イタリア最大の湖(名前なんだっけ?)がめちゃくちゃキレイに見えました。
降り際、ヴェネツィアに留学していると言う女の子に会い、明後日のチケットを買ってヴァポレットへ。うを〜天気サイコー。水面の色も透明で穏やか。前に来た時の天気の悪さとは大違い。

再びのドゥオモ
扇風機から霧が!!!
『最後の晩餐』がある教会
食堂車で本場のスパゲティ

なんて1時間弱揺られてリドに到着。Mちゃんが迎えに来てくれて、お宿のOACISに到着。Jもお出かけ準備完了。シャワーを浴びて街へGO。ここでKと合流して、メインストリートでカプチーノ。やっぱ本場はウマい〜。
…で、やっと映画祭会場へ。を〜さすがのリゾート映画祭。バックが海でイイ感じ。さっそくジョージ・クルーニー&ユアン・マクレガーのレッドカーペットをもみくちゃになりながら見て、ゲストの泊まるホテルへ。ふお、この前観たばかりの『ベニスに死す』シーンがくっきりと蘇って来る〜。なんてぼぉっとしてると、イーサン・ホークがすぐ横をかすり…。

宿泊したリドのコンド
映画祭会場の入口
夕方のレッドカーペット
これがあのホテル!

再びメインストリートに戻って、ガーデンテラスで食事。ん〜美味しかったぁ。一旦全員宿に帰って数分休み、まさに12時からのミッドナイト上映へ。さっき会った?イーサン・ホークをはじめ、『Brooklyn Finest』のキャストが勢ぞろい。会場内のレッドカーペットってのもイイもんです。けど、明日も早いので最初のロールだけ見て退散。帰りはちょうどJと一緒になりました。

メイン会場の中
レッドカーペッド内側
ぶれぶれイーサン
メイン会場のゲスト入場

9月9日

6時に起きて全員で朝ご飯。こんな大人数で迎える朝はまるで学校の寮みたい。それにしても全員分シャワーのお湯がでないなんて…
Jと走って9時からの1作目(イラン映画)上映会場へ。せっかく走って3分前に着いたのに、イタリア語の要領を得ない説明ばかりで結局5分の遅刻。一応ストーリーは分かったけど…。まぁ、シンプルでオーソドックスではあるけど、よく出来てる作品でした。
2作目は続けて11時からのイタリア映画。よくは出来てるんだけど、ありきたりなラブストーリーで、監督は左なのに、ベラスコーニの会社で製作したと言うこともあり、会場からはブーイングが出ていました。
お昼は昨日のAちゃんとピザを食べて、海岸でだべりんぐ。もめ事で裁判ざたになった話とか、面白い話を幾つも聞かせてくれました。

『ベニスに死す』の海岸
御馴染サンマルコ広場
橋からの夕暮れ
同居6人勢揃い

Kからの呼び出しが入って、ヴァポレットへ。Aちゃんと別れてKとヴェネツィア・ヴィンナーレを鑑賞。村上隆の作品と、ナチの地獄をジオラマにした兄弟の作品が印象的でした。Mちゃんが合流して、ゴージャスなホテルを見学。渡しゴンドラが6時で終わってしまったので、遠回りしてたらJとの約束に大遅刻。…実際はKとMちゃんの買い物フィーバーが止まらなかったからなんだけど。とにかく天気がよくて気持ちのよいサン・マルコ広場から、本島をさまよって、川沿いのレストランをゲット。6人で食べる最後の晩餐?です。帰りはヴァポレット乗り場の前でジェラートを頬張り極上の幸せ。
ヴァポレットで隣りに座ったMちゃんの元同僚は、なんと私達と同じOに泊まってました。狭いな〜世界って。

9月10日

早くもチェックアウトの日。今朝は5時半に起きて、まずはMちゃんがミラノへ。続いてJ達とも別れてK達とポートへ。ここで一旦彼らと別れて、映画祭会場へ。今日もパスがあるのでくつろいでいると、A新聞のIさんに遭遇。暫く立ち話をして今日の1本目『Soul Kitchen』。いや〜、めっちゃ面白かったっす。ファティ・アキンにこんなコメディセンスがあったなんて!

第2メイン会場内
PASS保持者だけが入れる中庭
さよならリド〜
寝台車内でっす

…で、すぐさま会場を移って『Women without men』。さっすが監督は写真家というだけあって、映像はキレイでした。
一旦メイン会場へ戻ってネットにアクセスし、再びテント会場へ戻って本日3本目の『The Judge』。作りはシンプルながら、最後まで見せてくれました。再びKと、お気に入りのペストリーを頬張り、リドにさよなら。
いつもとは違うヴァポレットに乗って中央駅へ。付近を散策して、21時20分の夜行に乗り込みます。わ〜ボロいっ。けど、シベリア鉄道よりずっとましか…

Day 7〜9: 念願のサグレブ
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9月11日

朝3時40分、EUであるスロベニアとEUでないクロアチアの国境越え。半年前の大陸横断旅行では、2〜3日ごとに車内で国境を越えていたので、妙に懐かしい。4時18分、ザグレブ到着。乗っていたブダペスト行きのクシェットから降り立ったもう一人はなんと日本人の女の子。すんごい偶然だな〜。

トラムの走る中欧の風景
ホステル近くの学校
共和国広場
手巻き箱のおじいさん

朝7時のバスまで駅で過ごすつもりだったらしく、それじゃ危ないので、泊まるはずだったホステルに連れて行きます。獣医になる為の勉強をしている大学生で、1か月旅行の真ん中だとか。彼女はドブログニクにも行くそうで、羨ましい…。

丘の上の教会
有名な石の門
オペラ座です
合気道やってます

仮眠を取って、ザグレブの街へ。まずは明朝乗る空港バスのチェック。そこから地図なしで方向感覚だけを頼りに街の中心街へ。同じ旧ユーゴでも、一昨年行ったサラエボやベオグラードとは違って、いかにも中型サイズの典型的なヨーロッパの都市と言う感じ。
共和国広場で手巻きオルゴールをひくおじいさんを見ていると雨が… 広場の西側から丘を登って出来たばかりのショッピング・センター内にある映画館を覗き、石の門や教会を回っていると雨がひどくなって来たのでホステルへ傘を取りに。昨日までは毎日傘持ち歩いてたのにね〜。

伝統あるホテル
最近出来たショップモール
コミックショップの店先
本屋さんの銅像

ホテル近くのシネコンで見たかった映画の時間をチェックし、今度は街の南西部へ。図書館や美術館の並ぶエリアでカツレツ・パニーニを食べ、オペラ座から再び北へ抜けてお土産を買いまくる。ホステルに荷物を置いて16時45分の上映へ滑り込み。今年カンヌでオープニング上映されたアルモドバルの新作で、ストーリーの大枠は分かったけど、詳細が…(^^;)
またまた共和国広場へ北上してまたまたお土産を買い込み、丘の上のメインストリートでクロアチアンビール&スープを。曜の夜とは言え、どのお店も若い男女でぎゅうぎゅう詰め。まさに登り調子なクロアチアの活気を見た気がします。

つぶれた映画館その1
つぶれた映画館その2
建設中のシネマテーク
出来たばかりのシネコン

21時50分、バンコクで見損ねた『ブルーノ』を鑑賞。100パーセント満足とはいかなかったけど、かなり楽しめました。
ホステルへ戻ると12時近く。同室に日本人が二人も〜。明日も3時起きなので、ディープな会話も出来ぬまま就寝。

アルモドバルの新作
バンコクのリベンジ
賑わう夜の街
クロアチア航空機

9月12日・13日

朝3時45分起床。シャワーを浴びてバスターミナルまでトラム。小銭がないので、タダ乗りしてしまいました。5時ちょうどの空港バスに乗り込んで、クロアチア航空でまずはミュンヘン。
そこからイタリアの飛行機に乗り換えてミラノ。ここからバンコクまで11時間のフライトです。機内映画は『消されたヘッドライン』『あなたは私のムコになる』『そんな彼なら捨てちゃえば?』を途中まで。バンコクで再び乗り換えて、合計21時間のフライト終了です。あ〜、さすがに疲れた…

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