*** mook's Travel Room ***
ユーラシア縦横断日記 その4

2008年12月1日から30日までの
旅行記です。
重くてそんまそ〜んm(_)m

前の日記(バルト三国・ヘルシンキの日記)はこちら。

Day 21: クリスマスのサンタ村へ
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ブログページはこちら。

12月21日(日)

サンタ寝台で迎えた朝。上のベッドに寝ていたおばちゃんが、たまたま先週 沖縄からの高校生をホームステイさせていたとかで、親切にも駅からホステルの鍵をピックアップする場所まで車で送ってくれる(後で知ったけど、とても歩いては行けない距離でした。ラッキー^o^)。
14時までチェックイン出来ないそうなので、早速11時のバスでサンタ村へ。

上の青い線から北極圏
レストラン入口
日本からのメッセージ
サンタ村郵便局

まず北極圏へのボーダーラインをくぐる。暫く周りをウロウロした後 郵便局で日本の友達にサンタカードをしこしこ書きます。その後、この郵便局でしか買えない公式グッズをしこたま買い込んで いよいよサンタオフィスへ。

通行証をもらってから30分以上並び、やっと順番に。お〜でかい手だぁ〜さっすが世界で唯一オフィシャルのサンタクロース。すきがないというか、ほぼ完璧な感じでした。北極圏通過証明書を発行してもらって、15:30のバスで市街へ。鍵をピックアップしてホステルへ行ったら鍵が一つ足りない…どうしようかと困っていたら、日本人のSさんに会って助かった〜近くのスーパーでパンとタラコペーストを買って、Sさんとディナー。

世界の都市への矢印
2時半にはもう夕方
サンタ村のソリ
優香&サンタの写真がありました

18:30にお迎えが来て、トナカイとオーロラを探すツアー出発〜!けど、せっかくこの日の為に防寒服やカイロを重い思いをして持って来たのに、外の気温は零度以上(12月下旬の想定気温はマイナス10〜20℃)。ツアーの参加者みんなが厚着しすぎて「暑いね〜」ってf^_^; ヘルシンキでも雪ではなく雨だったし、ロヴァニエミでも雪は殆んど積もっておらず、フィンランドの人達はまるで判を押したように口々に「crimate's changed(気候が変わったのよ)」と。温暖化の影響がこんなに顕著だとは、ホント驚きです。

トナカイの引くソリに乗って森の中へ。を〜静かだぁ〜。しかも真っ暗でないのは何故かしらん?1時間程 オーロラを探し回るも、結局 少し雲が出ているのと(星はキレいに見えたけど)やはり温か過ぎると言うことで、オーロラは見られませんでした。ん〜温暖化いいことないじゃん〜(-"-;)

サンタオフィスの時計
北極圏なのに温度は+3℃
ソリを引いてくれたトナカイ
ソーセージを焼いてます

ラップランドの伝統的な小屋の中で 焚き火。温めたベリージュースとソーセージを焼いて頂きます。ん〜こんな美味しいソーセージ食べたことないっっ(>_<)

夜9時解散。ホステルに戻り、財布をなくしたことに気付いてSさんと一緒に再び街へ。ん〜ロヴァニエミの街には一つも公衆電話がないと知ってショ〜ック(まぁ携帯の普及率世界一位の国ですから)。仕方なく知らないホテルで一瞬電話を借りて(結局、カードをキャンセル出来るクレジット会社には通じなかったけど…)帰ります。ネットも普及しすぎてるだけにネットカフェは1軒もありません。ん〜意外と暮らしにくい(?)フィンランド。

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Day 22: 予定外のオスロへ
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12月22日(火)

朝ホステルをチェックアウトして、世界最北のマクドナルドで朝マック。Sさんと別れてサンタホテルに荷物を預け、カードの紛失証明書をもらいに警察署へ。

あっさり文書を書いてもらってロヴァニエミ空港へ。まるで当然のように飛行機が遅れて乗り継ぎのヘルシンキ空港へ到着。なんと国際空港内にもオペレーターと話せる公衆電話が一台もなく(ネットと一体のヘンな機械はあったけど)、仕方なくムーミングッズなど買い物三昧…f^_^;

世界最北のマック
ノルディックウォーク
をするおじいさん
ロヴァニエミの中心地

夕方、オスロ空港到着。あっと言う間に中央駅へ着いてホステルにチェックイン。早速街へ繰り出します。教えてもらった映画館5軒を全て廻るついでに、ショッピング街、国会議事堂、市庁舎、国立劇場、王宮、大学、教会などを廻って 最後はフィルムセンターへ。

老舗の映画館
中心街の映画館
中央駅近くの街並
フィルムセンター

オスロの街は面積が広く、道も地図で見る限り凄く入り組んで見えるのですが、実際歩いてみると、全く迷いにくい街でした。あと、アジア人でもジロジロ見られなくなったのは勿論のこと、久々にたくさん黒人のグループを見ました。で、オスロで見ようと思ってた所は全部見てしまったので明朝のチケットを購入し、軽く夕食を取って12時半頃ホステルへ。

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Day 23: 世界で一番好きな街ストックホルム
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ブログページはこちら。

12月23日(火)

朝6時起床。荷物カートが壊れて焦ったけど、なんとか7:25の電車に間に合う。オスロからストックホルム行きの電車は クリスマスで帰省する人達で激混み。

食堂車でサラダを食べたりしてたら、あっと言う間にストックホルム到着。それにしても、電車からの車窓がシベリア鉄道のそれと全然違う(天気も殆んど同じなのに)。シベリア鉄道から見える家々は、黒く煤けためちゃくちゃシブい家(築100年近く?)だったけど、スゥエーデンのそれは、透明な湖畔に赤や黄色の可愛らしい家々。う〜ん 同じ北国なのに何でこんなに明るさが違うのかしらん。

車窓からの朝日
スウェーデン国境付近
ホステルそばの日本食料品店

さて、北欧一の大都会 ストックホルムに到着。今回は3年ぶり2回目なので、なんだか懐かしさがこみ上げてくる。早速駅のチケット売り場で明後日の電車を予約しようと思いきや。すでにどの便も満席。ん〜。因みにスゥエーデンでは待ち時間を効率的に使うのが当たり前(長時間列に並ぶ必要がない)と言う話は有名ですが、ご多分にもれずここでも国内線、国際線、カウンター番号等が効率的に整理され、時間のかかる時は他の所へ行っている事も可能(写真撮るの忘れた〜)。

仕方なく隣にあるバスターミナルへ。どこの国へ行ってもバスターミナル周辺というのは一番汚くて犯罪の温床と相場が決まっているけれど、こんなに明るくて清潔なバスターミナルを他に見たことがないです。ホント(日本のよりずっと明るいし)。さて、コペンハーゲン行きのバスは満席ではないものの、到着が夜の11時を過ぎるのでパス。ターミナル内のネットで検索すると、英語のサーチエンジンでは全滅。けど、スゥエーデン語のサーチエンジンで安チケットを発見!これだと電車より安いので(繁忙期でなければ燃料費込でたった60ユーロ!)、環境保護には反するけれど、この安さには勝てません。f^_^;

シネコンのある広場
シネコン入口付近
今夜観た映画
北欧版ウォーターボーイズ

72時間有効のツーリストカードを購入して(地下鉄やバスの料金が高いストックホルムではめちゃめちゃお得)地下鉄の駅4つ目のホステルへ。駅で迷ってたら親切なおばぁちゃんがホステルまで送ってくれました。今は年金生活だけど、公共機関で働いていた時はスゥエーデンの福祉制度を視察に来た沢山の日本人を受け入れていたのだとか。

ホステルにチェックインし、壊れたカートも直ったので 街へGO。最寄りの駅から2駅歩いてスルッセンからメインストリートを南下し、セーデルマルム島のど真ん中へ。教えてもらった島一番の映画館でスゥエーデン映画『De Ofrivilliga』を観賞。今年のカンヌ映画祭 ある視点部門に出品されただけあって前衛的。言葉が分からないと甚だ辛い映画でした。ただ映画の冒頭と終わりに、観ていた映画館の周りの景色が映ったのが最高〜。おそらく監督がこの近所に住んでいるのでは???

お気に入りのEntre
美味しかった〜(>_<)
オタクショップの窓から
リサイクルボックス
自販機にコンドーム

で、中心から東へ伸びる大通りを歩いて、Entreという素敵なレストランを発見。鮭のムニエル(?)超おいしかった〜(>_<)タリンで気にいったレストランと味や雰囲気が似てるのでどちらも北欧テイストなのかな?

レストランのすぐ並びに前回立ち寄ったオタクショップがありました。前回行きそこねたカフェストリングスは、もう23時を過ぎていたので、今回も見送り。結局ホステルに戻ったのは殆んど0時近くでした。

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Day 24: さんざんのイヴ(^_^;)
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12月24日(水)

いやはや とんだクリスマスイヴでした。今日の場合、私はどちらかというと加害者だったのですが…f^_^;

8時起床。洗濯物を乾かしてからホステルを出発。まず昨日見つけて気になってた地下鉄駅のそばにあるペストリーECLAIRでデニッシュを購入。地下鉄でサルッセンへ出て写真を撮った後、バスで中央駅南へ。前回来た時中に入った市庁舎(ノーベル賞授賞式の会場)も 一応パシャリ。前には市庁舎前の湖が全て凍っていたのに(2月だったので)、今回は全く凍っておらずがっかり…

泊まったホステル
朝食のペストリー
ノーベル授賞式の市庁舎
無印良品の入口

無印良品の入っているギャラリアでまくらカバーを買い、アスパラスープをオーダーするも、何か気分が優れず半分だけ。アイドル歌手のサイン会で通りが騒がしくなって来たので、地下鉄でOstermaimstorgへ。を〜3年前に来た時の事を鮮明に思い出します。王立図書館にマッサージしたSPAや、シネマテークのZitaシアター。粉雪もちらついて来て寒さが堪えます。前回『ツオツィ』を観た劇場前を通って中央市場へ。

アイドルが歌い出す
地下鉄駅構内
お気に入りスパのあるビル
一番のお気に入り映画館
カンヌ最高賞
『The Class』

地下鉄でガムラスタンへ下ると観光客用のお店がちらほら開いていたので、お土産を買ってまたしても王宮広場へ(やはりココは外せない)。20SEKの美味しいコーヒーを頂いて、ノーベル博物館の前に出ると、子供達がツリーを囲んで踊ってました。

バスで再びサルッセンへ。前回 王室御用達のショコラを飲んだお店も閉まっていたので、再び島の真ん中をてくてく。地下鉄で思いっきり南下してglobenという駅へ。残念ながらストックホルム一のこのギャラリアもクリスマス休暇でお休み(^。^;) 一旦ガムラスタンまで北上して地下鉄を乗り換え、ホステルへ帰還。かろうじて地下鉄駅そばのデリが開いていたので、そこで夕食を買って帰りましたf^_^;

 
本家本元のH&M
王宮前広場
寂しいガムラスタン
ノーベル博物館前
街最大のギャラリア

帰ると同じ部屋の上のベッドにスイス人の女の子、隣のベッドにドイツから来た2人組の女の子達がチェックインしていました。 皆 長旅で疲れていたので、一旦就寝。私は気分が全くよくならないので、レセプションでアスピリンをもらい、夕食の後 軽く寝たら突然…出してしまいました。全て…f^_^;

スイス人のSは「Are u empty now?(お腹カラっぽになった?)」とか言って場を和ませてくれたけど、いや ホントにすまんでした。ベッドじゃなくて床だったのがせめてもの救い。いやはや、私だけじゃなく、彼女達にとっても、とんだクリスマスイヴになってしまいましたf^_^;。

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Day 25: まるで元日クリスマス
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12月25日(木)

8時起床。残念ながら併設のサウナに入る気力もなく、なんとかシャワーを浴びて荷物を整理し、ホステルから歩いて10分の巨大な病院へ。クリスマスの朝だというのに中の売店も開いているし、人もちらほらいました。で、夕べの症状を話したところ(特に悪いものを食べた覚えはなく、徐々に気分が悪くなり、身体中が筋肉痛っぽくなり、突然嘔吐する)、「あ〜それは典型的な冬病(winter disease)ね」と。風邪でもなく、腹下しでもなく、北欧では冬によくある病気なのだそうです。殆んどが空気感染なので防ぎようもなく…f^_^; まぁ昨日より気分がいいなら、薬飲んで休めば直りますよ、って。

休めと言われたくせに、帰りは病院とホステルの間にある公園でプチ登山をするも、霧が濃くって結局 ストックホルムの壮大な景色は拝めず、ホステルをチェックアウト。

ホステル近くの病院
キレイ過ぎるバスターミナル
さよなら中央駅

バスと地下鉄を乗り継いで中央駅へ。空港EXの出発までに時間があったのでブログをアップし、アーランダーEXで空港へ。

air berlinで予約を入れていたのにカウンターがないので焦っていると(スゥエーデン語のサイトから適当に予約してたので)、NIKKI航空とのコードシェアだそうで ほっ。 …にしてもまぁ、なんかユニークなエアラインでした。ロゴは蝿みたいだし、カジュアルさを出したいのか、客室業務員は全員ジーパン姿(^。^;)。

空港EX駅の本自販機
air Berlinの機体
ハンブルグ中央駅

あっと言う間にウィーン到着。待ち時間にウィーンみやげを買いたくなってしまう衝動を抑えつつ、待望のair berlinへ搭乗。この旅行を計画している時、何度もこの会社のサイトをチェックしました。ヨーロッパからアジア、アメリカ、アフリカまで、1万円台は当たり前、時にはタダ同然の時もあるという究極の安エアラインなのです。 予想に反して、そのサービスに大満足。クリスマスのせいもあってか プラスのサービスもあった気がします。私は好きだな〜この会社。

市庁舎前のサンタさん
無人でも看板
レーパバーンは通常営業

さて、あっと言う間にハンブルグ到着。空港から中央駅も地下鉄で1本、ネットで予約したホテルも駅から直ぐで早々とチェックイン。 荷物を置いて早速街へ。駅から西に歩いて市庁舎広場。確かに大きな建物〜。その後、歓楽街のレーパバーンに向かうもなかなかたどり着けませんでしたが、暫くさまよった後 無事発見。コレは派手だわ〜f^_^;

地下鉄で3駅分も歩いたので、さすがに帰りは地下鉄で。中央駅で安過ぎるシャンパンを買い込んで(北欧を廻った後だと、物価が超安く感じる)ブログに写真をアップして就寝。

つづきの日記はこちら。

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