*** mook's Travel Room ***
ユーラシア縦横断日記 その3

2008年12月1日から30日までの
旅行記です。
重くてそんまそ〜んm(_)m

前の日記(ロシア・ウクライナ・ポーランドの日記)はこちら。

Day 16: 古時計屋さん in リトアニア
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12月16日(火)

9時ちょっと前にヴュリニュス到着。途中 国境を越えたのに出入国審査がなかったので、隣のおにーちゃんに聞くと 両方ユーロ加盟国なので必要ないと。そっか〜。
さて、駅で問い合わせると、やはりリーガ行きの電車はないと言うので、バスのチケットを購入。駅中に古〜い時計屋さんがあったので、腕時計の電池を換えてもらう。料金を小銭で払ったらなんかすっごい貧乏人に思われてしまったらしく、時計屋のおじいさんったらお釣りを返してくれた(=料金をオマケしてくれた)のです。おじいさ〜〜〜〜ん(>_<)このおじいさんが第二次大戦やロシア占領時代をどう生き抜いて来たのかと考え始めたら、涙が溢れ出て来てしまいました…(しかも公共バスの中で ^_^;)

ヴィリニュス中央駅
川沿いの映画館
王宮広場
旧市街の街並み

いざ街中へ。トラムに乗ってヴュリニュス通りを目指します。ワルシャワほど英語は通じなかったけど、なんとかお目当てのシネマテークを発見。ここヴュリニュスでドキュメンタリー映画祭をやってらしい。
で、オペラ座から東へ歩いて王宮広場。そこから一旦南下して大学通りを北上。大統領官邸から再び東へ戻ります。中央市場や幾つかの教会を巡って市庁舎前広場へ。

イルクーツクから数えておそらく10杯目くらいのボルシチと(国によって大分違いますが。リトアニアのはペパロニ入りでした)リトアニア名物(?)ポテト・ソーセージ。あまりの濃さに半分くらいしか食べられませんでしたf^_^;
大通りを南下して゛夜明けの門゛をくぐり、駅へ戻ります。

超かわゆかった子供
とお父さん
ランチしたレストラン
濃ゆいポテトソーゼージ
外から見た夜明けの門

リーガ行きのバス。わ〜凄い豪華。席のゆったり感は勿論のこと、コーヒー、ココアが飲み放題&雑誌・新聞読み放題だし、TVもあり、パソコンを持っていればネットにも接続可能。後ろの席なんかもぉリムジン並み。日本のバスよりずっと凄いっす。

なので あっと言う間にリーガ到着。駅前のモンテクリスト ホテルを即決して(2年前オープンのキレいなホテル。40ユーロと昨日の半額ながら最高の満足度)、駅前の巨大なシネコンと 教えてもらった東側のシネマテークへ。先月 日本映画の特集上映をやってました。

リーガ中央駅
中央駅前のシネコン
中央東側のシネマテーク
シネマテークの中

駅前の地下道にどうもスリらしい女のコ(17歳くらい?)が。気が付いたら私の鞄のファスナーをあけてたんだけど、財布もカメラも鞄には入れてなかった(上着裏のポケットに入れてた)ので被害はありませんでしたが…

なのでホテル近くのギャラリアで夕食。めちゃくちゃ美味しかったんだけど、後で計算したら私にしては高い出費でしたf^_^; 毎日通貨が違うのでつい感覚が麻痺しちゃいます。一つ前の国リトアニアでは×40円計算だったのに、ラトビアでは÷20円計算なんで(^。^;)外へ出ると、さっきの霰が雪に変わってました。

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Day 17: 近代都市リーガ→中世の都タリンへ
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12月17日(水)

ゆるりと8時起床。ホテルの朝食は これ以上ないくらいサイコーでした。種類も豊富で温かい〜(^o^)1週間前のモスクワのホテルがまるで地獄のようf^_^; 料金は4倍もしたのに…

さ、荷物をまとめて街へ。聖ペテロ教会から市庁舎前 ブラックヘッドのギルドで写真を撮ってリーガ大聖堂へ。そこからリーガ城まで北上して 河を一望。国立劇場経由で 今度はトゥアルニャ通りを南下。スウェーデン門から自由記念碑を経由して新市街へ。を〜なんて大都会なの?正直リーガがこんなに大きくて洗練された街だなんて思ってもいませんでした。なんか全然住めるな〜って感じ。
ハリウッドBARで折り返して、ラトビア大学経由で駅。バスのチケットを買ってホテルに戻り、ホテルをチェックアウト。バスの時間までネットカフェでブログをアップして、さぁ出発。

市庁舎前のギルド
スウェーデン門
独立記念像前の公園
新市街内の教会
駅前スーパー
に日本食が

あっと言う間にタリン到着。バスターミナルから市バスに乗ってオールドタウンに到着。ユースホステル・アルーアにチェックインした後、なんか肋骨が痛むので病院へ。その前に保険会社へ確認の電話をしようとしたら、エストニアと日本の間にコレクトコールの協定がないと言う。そこに優しいホテルのおねーさんが(私はそこの客じゃないのに!)、一旦保険会社へ電話をし、そのホテルへ折り返しの電話をかけさせてくれました。

自販機内でオレンジを絞る
激ウマジュース機
バルト三国を北上した
豪華な長距離バス
タリンのギャラリー
まったり病院の
ER入口

で、保険でカバーされるのが確認出来たので、24時間開いてる病院へ。
救急診察室へ通されたのですが、なんかERのイメージとは真逆の、まったりとした雰囲気。血圧から心電図、肺の検査までしてもらって、骨には異常ないらしいので(後日談:成田空港クリニックでレントゲンを撮ったら骨折してました。この時すでに折れてたようで…^_^;)、肺炎予防の薬を処方してもらいました。受付のおばあちゃんも、よく解らぬ英語に悪戦苦闘してくれたし。有り難う〜o(^-^)o

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Day 18: MUST COME CITY タリン
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12月18日(木)

今日もゆる〜りと8時半起床。キッチンで鉄分たっぷりの赤い水を沸かしてスープとパンの朝食。10時にやっと明るくなって来たので、旧市街へGO!

丘上の議事堂
旧市街は城壁の中
教会内部は絶景でした
丘上からの眺め

まずは城壁に沿って坂を登り、トーテムペアへ。アレキサンダー・ネフスキ―聖堂(建物の中がまた凄い!)からトーテムペア城の前を通って、展望台へ。を〜海がすぐそばに見える〜(^o^)/

通称"ふとっちょマルガリータ"
小学校の中
"三姉妹"と呼ばれる家々
旧商店街

再び城壁沿いに今度は北上して 聖オレフ教会。さらに北上して、ふとっちょマルガリータの所で折り返し、三人姉妹。

お腹がすいたので、ラコエヤ広場のkaerajaanでランチ。うお〜めちゃめちゃウマイ〜(>_<)パンは焼きたてだし、料理の味は上品だし…

めっちゃ美味しかったスープ
レストラン外見
カフェショコラのケーキ
建物がイイ感じの日本大使館

で、ブラックヘッドのギルドからドミニコ修道院を東西に。一旦ホステルへ戻ってからまた北へ。オレフ像を写真に収めて南下。日本大使館前の桜をめでてリンダ像。映像と演劇の博物館から、ギャラリアviruへ行くと、日本人らしき女の子が。声をかけてみると、なんと同じホステルの宿泊客でした。凄い偶然!!!

『Happy…』を観た映画館
無駄に(?)お洒落なトイレ
ネットまで出来る映画館★
これもめっちゃ美味しかった(>_<)

カフェショコラテリエでお茶をして、18:30。カジノビルの中にある映画館でマイク・リー監督の『Happy-go-Lucky』を観賞(エストニア語とロシア語の字幕付きでした)。面白かった〜。映画もよかったけど、映画館の中がおしゃれで、ワインは飲めるし(ビールじゃない所が他の国と違う)、劇場内でインターネットまで出来るのにはビックリ。トイレもなんかムダにおしゃれでしたf^_^;

さて、一緒に映画を見たYさんと、再びkaerajaanにてディナー。サーモン料理とフルーツワインが美味しかったo(^-^)o

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Day 19: フェリーに乗ってヘルシンキ♪
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12月19日(金)

昨日は2時までもろもろ起きてたけど、頑張って7時起床。荷物をまとめてブログをアップして、Yさんと朝7:30から開いてる市庁舎広場裏のカフェへ。やはり同じホステルに泊まっているシンガポールと香港の留学生(二人ともストックホルムの大学に通っています)も、お目当ての場所が開いてなかったので途中から合流。ちなみにYさんは今ノルウェーに留学していて、海洋生物学を勉強中。三人とも私とは逆にエストニアからラトビア、リトアニアとバルト三国を南下していく予定です。北欧に留学してバルト三国へバケーションなんてうらやましい…

さて、ホステルをチェックアウトして フェリーターミナルへ。ターミナルAには30分前に着いてたのに、タリン行きのターミナルDへさらに15分以上歩いて11時発のフェリーへは乗せてもらえず、14時のチケットを購入。Yさんと新市街へ繰り出します。

旧市街への門
市庁舎前広場
ショッピングモール入口
妖しげな(?)スシBAR

それにしても彼女、地面の道路標識が遊体離脱しているように見えたり、街の小さな細かい所に気が付いて、一緒に歩いていると面白いです。私はどっちかというと、じっとしてられない旅のスタイルだけど、彼女のように、まったりと旅するのも羨ましいな〜と思います。
で、そんなYさんと1時間かけてスーパーマーケットを探索。たった180円のキャビア300グラムとトマトラーメンやお土産を買ってフェリーターミナルへ戻ります。Yさん最後まで付き合ってくれて有り難う〜(^o^)/

さて、フェリーというと、チープな雑魚寝スタイルを想像しがちですが、その豪華さぶりにまず唖然。1階には巨大な免税店が5〜6軒分あって(ちょっとした空港の免税店よりずっと大きいし)ラウンジもイイ感じ〜

フェリーからの眺め
フェリー内の免税店
ホテル前のデパート
『マラドーナ』を観た映画館

あっと言う間にヘルシンキ到着。金曜日の夕方で船の遅れによって大型客船が同時に着いたもんだから、バス乗り場は凄まじい混雑。なんとか中央駅に着いて、お目当てのホテルを探すと潰れてましたf^_^;。仕方なく駅反対側にあるホテルフィンへ。それにしてもま〜、バルト三国から北上して来ると、ヘルシンキがむちゃむちゃ大都会に感じます…とほほ、めちゃめちゃ田舎モンの気分…

さて、街へ繰り出し 教えてもらった映画館へ…はっ、持って来た地球の歩き方のコピーがない…わ〜ん困ったぁぁぁぁっ。行こうと思っていた「かもめ食堂」の住所がない…。とインターネットをさがしに中央駅へ。ネットが見つからす途方にくれていると、駅構内のカフェに日本人女性の4人組が。駄目もとで地球の歩き方を見せて下さいとお願いしたら、快く見せてくれました。有り難う〜(>_<)

で、FINNKINOでクストリッツア監督の新作『マラドーナ』を観賞。監督のナレーションは英語、マラドーナはスペイン語、字幕はフィンランド語&スウェーデン語と、いろんな言語が飛び交う映画でした。終わった後、無性にビールが飲みたくなったけど、夜のヘルシンキでお酒はBAR以外で飲めないらしく、散々探し回った後、ホテル下のBARで一杯頂きました。

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Day 20: 雨のヘルシンキ
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12月20日(土)

8時前起床。ホテルをチェックアウトしてSOKOSホテルへ。なぜかバスに乗れず自力で広場まで歩き、11時ツアーに開始。今日は雨も激しいので(雪ならまだしも)、ウォーキングではなく、普通のシティツアーに参加。
元老院から大学、議会、港、マーケット。南の沿岸を時計回りに回ってナゾの近代教会で記念撮影。別荘を横目にアールヌーボーの高級住宅地を回ってシベリウス公園。さらに北へ進んでオリンピック競技場から南下して国会議事堂などなど。2時間弱のツアーはあっと言う間に終了です。

教会に見えない教会
枢密院前
中心街の港
銅像下に弾痕が
コンビニにMANGA

もいちど元老院やマーケットをゆっくり見て、トラムで南に行こうとしたら土日の昼は1Aが走ってないそうなので、仕方なく歩いて南下。しばらく探してようやく探しあてた「かもめ食堂」はクリスマス休暇でお休み!!!12月15日から1月6日までとは、かなり長い休暇です(T_T)外観の写真だけ撮って、少し北上し、ヘルシンキ一の老舗カフェ エクベルへ。

お休みのかもめ食堂
エクベルの名物ケーキ
公共サウナの写真
更衣室での一枚

名物のナポレオンケーキとフィンランド名物ホワイトティーを頂き、トラムに乗って公共サウナへ。途中 英語の分からないおばあちゃんに色々吹聴され、ちょっと迷いましたが、あったあった。入り口(というか殆んど公道)で腰にタオルを巻いただけのおっさん&おにーちゃん達が7〜8人ビールを飲んでます。なんかそれだけでも凄い光景。

入場料の9ユーロを払って中へ。しょっぱなから元気のいい おばちゃん達に圧倒されます。暑いサウナの中がおばちゃん達の熱気で更に暑いみたいな…皆私にも英語で話しかけてくれて、とてもイイ人達でした。番台(?)のおにーちゃんに薦められたボディウオッシュを体験。たった7ユーロで 身体から髪まで洗ってくれて おまけにマッサージまで。特に仕上げの蜂蜜リンスは、あまりにもいい匂いで、暫く自分の匂いに酔ってしまったほど。更衣室で裸の付き合いに更に盛り上がり、サウナを後に。

イッタラの
ショウウィンドー
かもめ食堂に
出て来る書店
地下鉄内部
3ヶ国語での表示
サンタエキスプレス

今度は地下鉄で中央駅に戻り、やはり「かもめ食堂」に登場したアカデミア書店へたどり着くもなんと10分前に閉店。殆んど店の閉まった大通りを歩き、オレンジパスタの夕食。現代美術館のカフェで、世界一コーヒーを飲むというフィンランド人のラテを頂き、ネットカフェでブログをアップ。22:30 やっとサンタエキスプレスの出発です〜(けど新車にしなかったので、フツーの寝台車f^_^;)

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つづきの日記はこちら。

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