*** mook's Travel Room ***
ロシア日記2006 その2

2006年10月7日から11日までの
ロシア旅行記です。
重くてそんまそ〜んm(_)m

Oct 10, 2006 Moscow: Day 1
.
朝7:55モスクワ駅に到着。サンクトペテルブルグの時のように駅構内に荷物を入れる電子ロッカーがなく、引き取り時間に制限のある手荷物置き場しかないっ!外は雨・・・またしてもとほほな気分で重い荷物を背負い(ロッカーがあると見越して、サンクトで思いっきり沢山お土産を買い込んでしまった!!!)深〜いメトロへ。またしても乗り換え駅を間違えて(ロシアでは駅名表記が電車内では見えにくい所にあり、ロシア語の車内アナウンスだけでは分から〜〜〜ん>_<)、トレチャコフ駅へ。うむ、ロシアへ来る前はサンクトよりモスクワへ先に来たいと思っていたけど、サンクトである程度ロシア事情に慣れてからで良かったかも鴨。で、なきゃ、この大荷物を背負ってメトロへ乗る勇気はありません(^_^;)

美術館が開くまで間があるので、ロシアのスタバ=XAY3にてコーヒーとバナナの朝食。スタバのよ〜にバナナが置いてあったので、フツーに取って席へ持って行こうとしたら、コーヒーと一緒に持って行くという。席で待っていたら小さく輪切りにして出て来たのでびっくり。帰国してから聞いたのだけれど、南国フルーツであるバナナはロシアでは貴重な食べ物なのだそうです。なるほど。・・・で、メトロで汗をかいた服を着替えてトレチャコフ美術館へGO。をを〜〜〜、ココでやっとお目当てのレーピン作『思いがけなく』とご対面。まだ小学校に上がるか上がらないかの頃、絵本で見たこの絵(『ヴォルガの舟引き』『第九の怒涛』と一緒に)は私の人生にとって、とても大きな存在なのです。違った構図の習作も展示してあってカンド〜〜〜(>o<)

皿に盛られて来た
貴重なバナナ
イリヤ・レーピン作
『思いがけなく』
美術館のすぐ外に
ナゾの写真???

重い荷物をクロークに預けたまま、身軽になっていざクレムリンへ。美術館の反対側にある地下鉄駅まで迷って迷って、着いた駅からまたまた反対方向まで行って迷って迷って・・・ロシアでは、ちょっと道を間違えると途方もない回り道をしなければならなくなる。すでに足には激痛が・・・なんとかクレムリンに滑り込んだものの、お目当てのレーニン廟は塀の外だという。主要な建物は皆工事中だったので、さっさとクレムリンを出て、塔の下にある噂の荷物預かり所へ。荷物を預けようとしたら「そんなに少しなら大丈夫だし、レーニン廟はもうすぐ閉まるから、今行っても間に合わないよ」と突っぱねられる。ひぇ〜、レーニン廟見たさにモスクワへ寄ったと言っても過言ではないのにそんなのイヤだ〜。
もぉ、血マメが潰れるのもかまわず、クレムリンの塀外を走りまくる。取り敢えず荷物検査の列には並べたものの、入り口直前で「カメラは駄目」と入場拒否。もぉ駄目かと思いきや、すぐ隣に新しく出来た国立博物館で荷物を預かってもらい、ギリギリセーフ。1時5分前には入り口を閉めてしまっていたので、ほんっと間一髪でありました。

ふぉ〜、晴れてレーニンの“BODY”とご対面。思ったより近くで見られてびっくり。ヒゲの1本1本から指の爪まではっきりと見える。う〜、あまりにキレイに残ってるからもぉ蝋人形にしか見えない〜〜〜。あんまり長い間マジマジと見ていたのでさすがに看守から出る様に促され、赤の広場へ。出口から長〜〜〜い時間をかけて荷物をGETし、ランチを食べにカフェに入った途端またまたどしゃ降りの雨。小ぶりになった所で革命広場からボリショイ劇場の前へ。ひぇ〜、ただ反対側に渡りたいだけなのにまたまためっちゃめちゃの遠回り。おまけに劇場は工事中だし〜〜〜(T_T)。

工事中で何も見えない
クレムリン
お目当てのレーニン廟
(中央)
"NO BORDER"のCMで
お馴染みの実線@赤の広場

この直後にどしゃ降り・・・
鳩と仲良しマルクス像
西欧化するモスクワ

市庁舎前の坂を上り、地下鉄2番線で再びトレチャコフへ。途中何度もシネ・ファントムの場所を聞いてみたけど、ほんっとに英語が通じない〜〜〜(>_<)。クークーさんに頼まれたDVDも、そ〜と〜いい加減な地下SHOPでの会話で結局違うモノを買ってしまう羽目になりました(^_^;)。トレチャコフ美術館で荷物をピックアップし、地下鉄からバス851番にて空港へ。「地球の歩き方」にはバスの所要時間30分程度と書いてあったものの、通勤ラッシュと国内線での立ち往生で結局1時間以上。…おかげで途中の車窓からいろんなロシアを見ることが出来ました。郊外の景色はショッピングモールだの西欧のチェーン店がずらりと並び(IKEAもありました〜)何だかもぉアメリカみたい。空港の国内線乗り場から国際線乗り場への移動はとにかくぐる〜〜〜〜〜っと遠回りで、そこだけはロシアだなぁっと思いましたが(^_^;)。空港でボーディングパスをもらうカウンターも、航空会社別になっておらず、最後までもぉ迷う迷う…。でも、ま、ルーブルが殆ど残らなかったので、ちょこっとだけお土産を買い足してあっと言う間にTOKYO行きへの搭乗時間〜〜〜。

.
.

Oct 11, 06 Moscow: Day 2
.
帰りの飛行機で一緒になったのは、英語がめっちゃウマいロシア人のスベトラーナ(通称:スベータ)。軽井沢で開かれるオーボエコンクールの第一次審査に通ったので、たった一人で初めてのアジアを訪問する所だという。モスクワ国立音楽院に通うエリート音大生23歳。卒業後はフランスのコンセルヴァトワールに通うのだとゆ〜。うを〜、まさに“のだめ”の世界を地で行っている女の子が目の前にいるぅ。日本のおベンキョは『ロスト・イン・トランスレーション』でして来たのだとか。

彼女とアレコレ話していたらあっという間に成田到着。SONYミュージックのお迎えは成田エキスプレスの入口まで。電車の中で、お互いのデジカメに入ってる(私は3月の北欧、彼女はモナコやスペインの)写真を見せ合っていたらさらにあっという間に東京駅へ到着。長野新幹線までお見送り。東京駅のNEX→新幹線乗り換えって、東京へ初めて来るヒトには日本人にだって大変そ〜だもんね(^_^;)。一昨日サンクトで朝シャワーを浴びて以来、寝台&飛行機で2夜を過ごしたので帰りは直帰せずにジムの広〜い温泉風呂でホッと一息。ほわ〜、何とか無事に帰って来ましたよぉ。とにかく今回は“無事が一番”だったので、何事もなかったとゆ〜だけで御の字(帰国後、例の大手旅行会社のトルコツアーで事故があったのでホントびっくりしました。わずか数日ズレていたので、彼女は無事だったと思うのですが…)ですよ。ちゃん、ちゃん。

コンクールへ向かう
スベータ@NEX
お土産マトリョーシカ
(上はビートルズ)

えと、帰って来てからの印象追記です。ま、最後に会ったロシア人のスベータちゃんは海外渡航率が激高なので英語がペラペラでしたが、とにかく英語が通じなくて困った困った。7年前のプラハやベルリンでも筆談が大活躍だったけど(なにしろ10とか100とか、数字ですら英語が通じない〜>_<)、ヘンな意味“文盲”というコトバの意味を思い浮かべてしまいました。
観光地を除いては、街中や地下鉄・バスの中でまるっきりアジア人を見かけず、思い描いていたステレオタイプのロシア人がわんさか歩いていたのは楽しめました(さすがにNYやパリほどのバリエーションがない…)。そのせいかな、若いヒト達があちこちで何度もやたらと話しかけて来たけど、いかんせん何を話しかけられていたのか…(^_^;)。

あと、特にサンクトで気になったのは軍人のに〜ちゃんがやたらといっぱい街を歩いていたこと。ココ数年、ロシアはバブリーな景気が続いていると聞いたのですが、まだまだ“軍人”とゆ〜職業がマイノリティーではないのですな。にしても、さすが世界第3位を誇るとゆ〜(日本は第4位)ケータイ保有率は本当らしい。地下鉄やバスの中でも、そんじゃそこらで皆のべつまくなしにお喋りしておりました。あ、喫煙率&飲酒率もハンパじゃないっすね〜。道路には累々と酒の空き瓶が落ちているし、飲みかけの瓶を片手に…なんてゆ〜に〜ちゃんは山ほど見かけました。まだ寒くないのに〜(^_^;)。
とにかく、いろんな意味でオモシロくて奥の深いロシアでありました。今度行く時は“薬局”以外のキリル文字も読めるようになっていくぞぉぉぉ〜。

.
.

----------------------
Back to Travel Index

Back to Home