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台風のような豪風と2カ月分の雨量が一度に降り注いだ昨夜は、劇場会議の後、ULの後輩送別会に立ち寄る余裕もなく渋谷を後に。先々週くらいから一気に忙しくなって来たので、たまった事をやっていたら案の定もう朝の5時。新宿朝8時発の成田EXに乗るので、結局2時間弱の仮眠で行って来ま〜す。
…で、噂のアエロフロートなんだな。日本のマイレージには落とせないし、乗り場は遠いし(ゲート99という端っこぶり!)、搭乗時間遅いし・・・まぁ、ココまでは何でもない。それが席に着くと、映像モニターが遠くてちっちゃい(勿論パーソナルモニターではありません。)でもコレもまぁ、上海に行った時に経験済みなので、まだよしとして、やっと始まった映画が3年前の『キャット・ウーマン』。しかもイヤホンに音が通じてないのです〜。周りを見回すと皆音が入っていないみたいなのに、誰も文句を言う人がいないし、CAですまなさそうにしている人は誰もなし。さすが、いつもの事なのか???コーヒーにディカフェがないのも、アエロが初めてだったし、いつもは2本ももらって寝酒に取っておくミニワインもアエロでは有料。う〜ん、さすがやね。かく言う私も、18年前、プノンペン→ホーチミン間のアエロには乗ったことがあったのですが、当時は戒厳令下のカンボジアだったので、アレはもぉ軍用機みたいなモノだったからなぁ・・・(^-^;)
隣に座ったのは某大手旅行会社のツアコンさん。旅馴れてます。ついこの間エジプトへ行って、今日は9日間のトルコ遺跡巡りツアーだそうで。タフですね〜。トルコの後はイタリアなので、その予習・準備もしてました。頭こんがらがりません???なんてよもやま話をしていたら、あっと言う間にモスクワへ到着。
トルコチームと分かれて、今度は24人のサンクトツアーと合流。またまた1人で大変そうなツアコンさんとお喋りしつつ、ふと3人しかいない非日本人のオジサンと話始めたら、彼が日本語で話して来たのでビックリ。ナント彼は、サンクトペテルブルグ大学日本語学科の学科長なのだそうで、国際交流基金から賞を授与されに日本へ行き、天皇にまで会って来たのだとか。ど〜りで日本語がパーフェクトだわぁ。彼曰く、いまロシアでも日本語熱がさかんで、彼が学生の時は生徒が6人しかいなかったのに、今は100人以上の生徒がいるのだそう。一緒にいたアジア・アフリカ学科長はまったく日本語を喋らなかったけど、彼と一緒に日本をまわって来たのだとか。もう一人はロシア中を旅しているドイツ人でした。空港間のバスの中から美しい夕日が・・・嗚呼、だだっ広いロシアへ着いたのだなぁとしみじみ実感。おまけに”雨音はショパンの調べ”ロシア語版が流れてたり・・・(^^;)
・・・で、延々とあちらこちらで待たされたあげく、ようやくサンクトへのトランジット便に搭乗。隣のオジサンは、バスク系(だっけ?)のロシア人だったのですが、5年前なんと横浜に住んでいたのだとか。N社派遣研修の1年間で覚えたいろんな日本語を喋ってくれました。