15時45分発のハンブルグ行き電車へ乗り込む。う〜んこの電車も新幹線以上にキレイ。ちょっとうとうとしたらあっと言う間にハンブルグ。遅れて到着したので次の電車には殆ど飛び乗り。さっき隣の席だったおに〜ちゃんは英語がうまかったけど、今度隣のおばちゃんは英語がまるで分からない…
途中の駅からすぐ後ろの席が妙に騒がしい。何だろうと思っていると、覆面警官が後ろの席に座っている黒人男性の荷物検査をやっている。贈り物の段ボールまで全部開けているので尋常ではない。今度は制服警官までやって来て物々しい雰囲気に。何か警察に情報でも入ったんだろうか?そっか〜鉄道テロの恐怖ってヨーロッパではこんなにも身近なんだ。皆慣れてる感じだけど私は一人でひやひやしていた。隣も後ろも非白人というだけでコワイ。特に北へ行くほど非白人を殆ど見なくなるので、彼らは余計に目立ってしようがない。差別はこ〜ゆ〜所から生まれるんだよなぁ。疑われた彼の悔しさと言ったら想像も出来ないけど、それでも電車が無事コペンハーゲンに着くまでの4時間半、私はひやひやし続けていた。
ホテルに着くともう11時。それでも厳寒の街へと繰り出した。中央駅からすぐのシネコンの辺りをうろうろし、明日観たい映画の時間をチェックする。あっちこっちにあるセブンイレブンで物価をチェックすると噂以上の高さにびっくり。250mmのジュースが1本15DKKつまり300円近くもする。夜遅くでユーロ紙幣の両替が出来ていないので、中央駅で20DKKのフランクフルトを食べる。NYで1.5ドルつまり180円くらいだからほぼ倍の値段。う〜ん高い。皆どうやって暮らしてるの???心なしか移民系の人達が多く感じられるのは、出稼ぎの人達が多いってことなのでせうか?
Mar 07, 06 Copenhagen to Stockholm
|
.
久々にゆっくり起きてホテルのTVを鑑賞。とにかく映画チャンネルが多い。デンマーク独自のチャンネルも多いが、スカンジナビア共通みたいのもあった。
9時半になったので、さすがにホテルを出る。中央駅で両替し、今夜の鉄道予約をしてチボリ公園へ。入ってから分かったのだが、何と冬の間は閉鎖しているらしく、園内中が工事中だった。工事のおに〜さんが園内に入る時、そしらぬ顔で一緒に入ってしまったのだ。まさにコペンハーゲンの花やしきと言った風情のチボリ公園を突っ切って市庁舎前へ。
途中、本場のデニッシュやてんこ盛りのフィッシュミートサンドを買って、国立美術館前で食べる。そして今日一つ目の宮殿クリスチャンボー城。中庭が一面の雪だったので、わざと雪の上を歩いて反対側へ。そこから暫くストロイエをぶらぶら。11時を過ぎたので、昨日の映画館へ行こうと思ったら、通りすがりに”Dogma”と書かれたよさげな映画館を発見!!!上映開始時間が30分しか違わなかったので、急遽こっちに変更し向かいのカフェでお茶して待つ。
 |
 |
 |
コペン版“花やしき”チボリ公園 |
昨夜も行った駅近くのシネコン |
名前忘れたけど、美味しかった〜 |
映画の料金は1000円強と物価の割りには安かった。満席でこそなかったものの(キャパはおそらく500席くらい!ソファも豪華で素敵な劇場〜)地元のおばちゃん達で賑わっていた。私は勿論、デンマーク語が分かるはずもないのだが、話の筋は一目瞭然。しかも途中から昨年のSKIPシティ映画祭でグランプリを取った『BROTHER』の監督の作品だとすぐに分かる。好みというわけではないけれど、非常に良質な映画だった。それと、さっき歩いたクリスチャンボー前の道がスクリーンに映し出された時はちょっと嬉しかった。
 |
 |
 |
“ドグマ”という名の劇場 |
未来映画みたいな電車の中 |
コペンではやっぱはずせない人魚の像 |
映画館を出て、近くの駅で24時間乗り放題のチケットを買う。さっそく乗ろうとしたら、あまりに豪華な列車なので遠くへ行く電車かと思い1本見送ってしまう。やっぱりただの電車だった。デザインも近代的で高級感あふれる電車でした。
2駅目で降りて一目散に人魚の像へ。いくらオフシーズンとは言え、像のまわりには誰もいなかった。海沿いをてくてく歩いてアメリエンボー宮殿へ。いましたよぉ、ちゃぁんと衛兵隊が。で、南へ降りてニューハウン。ココで念願のホットドックを食べ、バスでスへ戻る。今度は円塔の方へ向かい、塔のてっぺんからコペンハーゲンを一望した。天気がよくて満足・満足。
 |
 |
 |
円塔の上からの眺め |
フィルム・インスティテュート入口 |
湖が凍って所在なげな水鳥たち |
最後にローゼンボー宮殿まで足を延ばすかどうか、疲れていたので気が乗らなかったのだが、そのまま地下鉄に乗ろうとローゼンボーまで行ってびっくり。ローゼンボー公園の手前に巨大なデンマーク・フィルム・インスティテュートが!1階には、レトロスペクティブを中心とした立派な映画館&レストランやショップ。その反対側はにフィルムラボ。そこのおに〜さんに話を聞いたら、学校ごとに子供たちがココへ通って映画作りを学ぶのだそ〜です。おそるべし映画大国デンマーク。将来はどんな映画監督を輩出するのやら。
ローゼンボー宮殿の閲兵(フツーの兵隊のカッコしてました)を見て、念願の地下鉄へ潜入。をを、まるで未来映画(?)を見ているみたい。車内&車窓からのデザインがかっこいい〜。デパート前の駅で降りて再びバス。中央駅を過ぎた所で降りてプラネタリウムへ。うお、湖が凍りついて水鳥が氷の上に座ってる〜
 |
 |
 |
『歓びを歌にのせて』の主人公(右下) |
BUFF映画祭の会場となるマルメの劇場 |
今夜だけの駅近ホテル。コンパクト〜 |
ホテルで荷物をピックアップ&ブログの書き込みをして電車へ乗り込む。
これまた成田エキスプレスのよ〜な電車に乗ってあっとゆ〜間に国境を越え、スウェーデンのマルメ駅へ。30分程時間の余裕があったので、両替をした後、来週映画祭を迎える市の映画館までスーツケースを引きずりながら走る。ストックホルムへは、4時間半の列車の旅。殆ど寝てたらあっと言う間に到着しました。
すでに夜の12時。中央駅に接したワールドトレードセンター内にあるという理由で取ったホテルなのに、12時をまわって全ての連絡口が閉鎖され、結局寒い外を遠回りするハメに。やっとのことで辿り着いたらコンピュータが故障して予約した部屋が確認出来ないという。仕方なく今空いてる部屋に通してもらった。わお、小さな部屋だけどキレイで機能的。家具もかっこい〜。スウェーデンに来たんだなぁ〜と実感出来ましたぁ。
続きの日記はこちら。
----------------------
Back to Travel Index
Back to Home