*** mook's Travel Room ***
Amsterdam - Basel - New York

This is my travel diary in Basel, Switzerland and Amsterdam, Neatherland from Oct 17 to 30th, 2001.

2001年10月18日から30日までの
スイス&オランダ旅行記です。

写真は文章の内容に合った順に載せているので、後で撮影したものもあります。
よって日付の順番はめちゃくちゃですが…。

Oct 30th, 2001
.

Go to the diaries from Oct 28th to 29th.
10月28〜29日の日記はこちらから。

バーゼル行きの飛行機は、ナント朝の7時発。さすがにトラムや電車で空港まで行くには無理があるので、ちゃぁんと(?)タクシーを使って行った。昨日の夜に、“朝の5時15分から30分までの間”ということで予約を入れておいたのだけれど、5時17分くらいに下へ降りたら、もうタクシーが待っていたのでびっくりした。アメリカの場合(私の周りだけかもしれないけれど)、5時15分から30分の間と言ったら、大抵来るのは5時30分、もしくは35分くらいだったりするので、もう勝手が全然違う。そう言えば、Sもバーゼルの人達は絶対約束の時間に遅刻しないと言っていた。もしかして遅刻するのって、世界でもアメリカやアジアの人達だけなのかな???
空港に着いて、私がどうも必要以上にチップをあげたらしく、運転手のオジサンがカウンターまで荷物を運んでくれた。スイスやオランダにおいて、基本的にチップは不要ということは知っていたけれど、やっぱりアメリカ生活のクセになってしまったのか、何となくチップをあげずにはいられない。最初アメリカへ来たばかりの時は、チップをあげる行為って、逆に相手に失礼に当たらないのかな???なんて思っていた私なのに…。習慣って本当にコワイ。

アムスの空港にはカジノがあるというので、重い荷物を引きずってカジノを覗いてみたけれど、大したことはなかった。あっという間に搭乗時間。さすがに朝イチの便とあって、私以外の乗客は、ビジネスマンくらいしかいなかった。
1時間半で再びバーゼル(近くのユーロ空港)に到着。空港バスでバーゼル中央駅まで行ったけど、またしても何処がスイス国境だったのかまるで分からなかった(^_^;)。

Change Machine
多国間貨幣両替機(右)
enlarge picture
Mersedez Airport Bus
ベンツの空港バス!!!
enlarge picture

時計を見るとまだ朝の9時。バーゼルからチューリッヒ行きの電車は午後1時だから、まだ4時間もある。Sは今ジュネーヴへ行っていてバーゼルにいないし、Dは平日でお仕事なので、荷物をロッカーに置いてダウンタウンをブラブラすることにした。
運良く今日も天気がいい〜。朝の9時では教会も何処も開いていないので、ライン河の反対側で少し日向ぼっこしながら昼寝した。ようやくライン河の渡し舟が動き出したので、懲りずにまたまた渡し舟で大聖堂側へ。2001年10月現在、この渡し舟の料金は片道たったの1.2スイスフラン(100円以下?)。子供を連れたお母さんなんかが、ヒマ潰しに往復している姿も見られた。ただし、コースとしては、大聖堂側から対岸に向かう方がベターです。なぜかというと、大聖堂側で降りる場合、大聖堂までの急な階段を上らないといけないハメになるから(^_^;)。

ミッテーレ橋再び
enlarge picture
市庁舎前のマーケット
enlarge picture
先週はなかった季節モノの屋台
enlarge picture

移動遊園地がはだかる大聖堂
enlarge picture
こんな袋に入って売ってます
enlarge picture
ここの屋台で何度も買いました
enlarge picture

さてさて、この大聖堂。バーゼル一のランドマークと言っても過言ではないのに、先週は一度も中へ入るチャンスがなかった。実際、教会を廻るというのは、アジアでお寺を廻るのと同じ様なモノで、宗教か建築にでも明るくなければけっこう飽きる。私は宗教にも建築にも全く詳しくないので、どこが普通の教会と違うのか良く分からなかった(^_^;)。まぁ、 最初に建設されたのが12世紀ということで、古い教会…なんですね。あ、でも入って左側に並んだ歴代の牧師サン達の柩もどきは、ちょっぴりインパクトありました。アレ、夜中に暗がりでみたら、めちゃくちゃコワイと思う…(^_^;)。
大聖堂前にはいきなり巨大な移動遊園地が開いていたけれど、夜まで何も動かないらしい。さらにちょっと奥に入った学校の授業風景を覗き見しながら(何となく、エリート校っぽかった)、ダウンタウンへ下る。市庁舎前には、今日もマーケットが出ていた。ダウンタウンの裏道をブラブラして、市民劇場前で懲りずにまた焼き栗を食べる(^_^;)。

もう一つの大きな教会
enlarge picture
教会脇のカフェはお薦め
enlarge picture
バーゼルらしくないけど、
こんな落書きもあった
enlarge picture
バーゼルでだって
日本食は作れます
enlarge picture

市民劇場の丘を登ると、もう一つの大きな教会がある。ここで15分くらい瞑想に参加していたら、もう午後1時近かった。徒歩でまたバーゼル駅へ。
MIGROSでしつこくブラッド・オレンジジュースを買って、列車へ乗り込む。こちらも席はガラガラだった。

チューリッヒ駅からチューリッヒ空港へ移動。出国審査の列が異様に混んでいたので、空港からネットにアクセスする時間がなくなってしまった。それにしても、持ち物チェックは異常に甘かった。こんなんでいいのかな〜。アメリカでは今週、特にテロの可能性が高いというコトで皆ピリピリしてるのに(^_^;)。
私が30日にNYへ帰るというのは、もうテロ事件前から決まっていたことだけど、よりにもよって“悪魔の10月31日”直前に当たってしまった。友人・知人の間では、1ヶ月くらい前から、「10月31日にはモールに行くな」みたいなチェーン・メールが、どこからともなく出回っていた。あるアフガニスタンの青年が、アメリカに住むガールフレンドに「9月11日と10月31日には何かが起こるので、気を付けろ」と連絡していた、という噂とか…(^_^;)。だからNYでの今年のハロウィーンは、本当に静かなモノだった。殊に私の住むアパートというのは、例のハロウィーン・パレードの行われる6番街のすぐ裏にあるというのに、「今日ってハロウィーンだっけ???」というくらい、皆ハロウィーンのことを無視していた様な気がする(パレードに参加する為にわざわざNYに来た人達は別として…)。

ともあれ、帰りの飛行機は、キャンセルされた数便がジョイントした行きの便とは打って変わってガラガラだった。スイス航空、本当にアブナイなぁ。サーヴィスの部分では本当にきめが細かいので、とっても気に入っている会社なのに…。とにかく、のべつまくなしにスチュワーデスさん&スチュワードさんがお持て成しに来てくれるし、パン一つに至るまでいつもほくほくに暖かいのが超嬉しい。
ただ、一つだけ不満を言えば、9時間以上の飛行中、映画がたったの2種類しか見られないのは何とかして欲しい(ドイツ語・フランス語吹き替えの映画を入れれば、もっと選択肢があるのだけれど)。帰りの便の映画はナント、先週観たばかりの『Blow Dry』だった(^_^;)。あともう一本は聞いたことのないフランス映画でパスしてしまったので、結局『Blow Dry』を2回半も観るハメに…。行きも結局、それまでに2回以上観ていた『ムーラン・ルージュ』だったしなぁ。

テロ後に作られた、NY誘致のポスター
enlarge picture
いまだにWTC行きバスの看板が
enlarge picture

厳戒態勢のニューアーク空港へ到着。10月17日のJFK空港と同じく、マシンガンを持った米兵が何人も立っていた。入国審査もなんなく済ませて(昨年、移民局側の勘違いで、ヒドイ目にあったので、ちょっとドキドキしたけど)ゲートを出る。空港バスを待っていたら、ワールド・トレード・センター行きバスの看板がまだそのまま残っていたので、何だか哀しかった。いやはや、空港バスもガ〜ラガラ。NYの経済事情、やっぱりかなりヤバイんじゃないかと実感する。
ペン・ステーションからタクシーに乗り換えた。NYは取り合えず変わっていない(そりゃぁ、まぁたったの2週間だし(^_^;)。それにしても、星条旗がやけに目に付くなぁ…。スイスやオランダでも国旗は勿論目にしたけれど、車にまで国旗というのは、やっぱりちょっと異常ではないだろ〜か???

家に帰るなり、ルームメイト達とゆっくり話すヒマもなく、電話とかメールとかをしこしこ…。電話をしながら、ついでに撮って来た写真をアップロードし始めた。全部で300枚以上ある。わ〜、後で気が付いたけれど、自分が殆ど写っていない(^_^;)。今回はHPにアップする目的があったので、かなり沢山写真を撮ったけれど、私はもともと旅行に行ってあまり写真を撮る方ではない。取り合えず“行った証拠”として、せいぜい1箇所辺り1〜2枚撮って来るのが関の山。友達にしても、記念撮影好きの輩はごく一部なので、後でけっこう後悔したりもしている。また、今回に限ってはSとDがHP上に写真を載せることについて承諾してくれたものの、前にNY近郊を旅行した時の写真なんて、友達の許可が下りずにアップ出来なかったりなんかして…(^_^;)。

“写真を撮る”という行為は、後で考えると記念になっていいんだけれども、ともすると“その瞬間を100%楽しめない”というオマケが付いてくるので、どうも考えてしまう所がある。今回の旅行に関しても、“思いっきり楽しんだ場面”では、写真を撮る事なんかすっかり忘れてたので、その部分の写真がすっぽり抜けていたりなんかして。やっぱり“写真撮らなくっちゃ”とか思うと、そっちに神経が集中してしまうしね。私はその点、かなり不器用なヒトなので、その場を楽しみながら後で後悔しない写真を撮れるなんて、殆どあり得ないことだと思う。一緒にいる友達にしても、私が写真を撮り始めるとその場がシラ〜っとしちゃうことは否めないし。もっとも、のべつまくなしに撮影していなきゃいけないビデオカメラに比べれば、集中力はぐっと少なくていいのだけれど…。
さてさて、今度旅行に行く時は今回大活躍したデジカメをまた持って行こうか?それともまた使い捨てカメラに逆戻りした方がいいのだろうか???何となく、またデジカメを持って行ってしまいそうな気もするけれど…(^_^;)。

This is the end of my picture diaries of Basel and Amsterdam. Thank you for checking it out.

コレで、バーゼル&アムステルダム日記はおしまいです。
長々と読んで下さいまして、有難うございました。m(_)m

----------------------
Back to Travel Index

Back to Home