*** Films Shown in New York Now ***
2001 a

現在、NYで公開中の映画リストです。
不定期更新ですが…。

April 24th, 2001
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”The Center of the World” 期待度 ****
「スモーク」&「ブルー・イン・ザ・フェイス」のウェイ=ウォン監督&ポール=オースターが帰って来た!…と期待も膨らむばかりなのですが、NYTとビレッジ・ボイスの評はいまイチ。今年度カンヌ映画祭ではコンペ外の作品として特別上映されます。どちらにしても劇場で観ると思うので、詳しくはまた後で書きますね。

”Brigit Jones’s Diary” 期待度 ****
リネィ=ゼルウィガー&ヒュー=グラント主演、同名ベストセラー小説の映画化。アメリカでは先週末興行成績第1位。イギリスでは興行ヒット記録を塗り替えて、すでに第2弾映画化の噂も…。

”With a Friend Like Harry” 期待度 ****
邦題「ハリー・見知らぬ友人」として、日本でも近日公開予定。昨年のカンヌ映画祭正式コンペ部門入賞、今年度セザール賞では、主演男優賞を始め4部門を獲得しています。噂のサスペンス、期待も大きいですね。

”The Claim” 期待度 ***3/4
「アメリカン・ビューティ」で注目を浴びたウィス=ベントレィー&若手注目のサラ=ポーリー、ミラ=ジョボビッチ、ナスターシャ=キンスキー等、私の好きな俳優ばかりが揃っていながら、予告編の印象はいまイチ。でも、批評家の評判は高いです。

“Spy Kids” 期待度 ***3/4
ロバート=ロドリゲス監督久々の復活!!!それも、子供映画で…(^_^;)。「ブリジット…」がぐんぐん伸びてくるまでは、2〜3週間全米第1位の座にありました。ビデオで観るかな〜。

”Amoles Perross” 期待度 ***3/4
昨年NY国際映画祭で上映され、今年はアカデミーの外国映画賞にもノミネートされていた、メキシコ発の3ストーリー・オムニバス。日本では6月より公開予定。

”The Circle” 期待度 ***1/2
やはり昨年のNY国際映画祭で上映された作品。監督は「白い風船」の、ジャファー=パナヒ。

”Blow” 期待度 ***
ジョニー=デップ&今が旬のペネロぺ=クルズ主演のドラッグ&ツイストもの。

”Along Came a Spider” 期待度 **1/2
同名ベストセラー小説の映画化。シリーズ前作「Kiss the Girls」に引き続き、主人公はモーガン=フリーマン。

”Kingdom Come” 期待度 **1/2
ウーピー=ゴールドバーグや歌手のトニー=ブラクストンなど、黒人セレブの友情出演で客引きをしている家族映画。

”Josie and the Pussy Cat” 期待度 **1/2
同名なつかしアニメの映画化(私も小さい頃、日本で吹き替え版観てました〜)。主演は、先月分でもご紹介したレィチェル=リー。

”Crocodile Dundee in Los Angeles” 期待度 **
あの「クロコダイル・ダンディー」が帰って来た、という続編。今度はロスで大暴れ。

“Just Visiting” 期待度 *1/2 主演:ジャン=レノ(こんな映画に出るなよ〜〜〜^_^;)
“Freddy got Fingered” 期待度 *1/2 主演:(D=バリモアの夫)トム=グリーン
”Joe Dirt” 期待度 *1/2 主演:(SNLの)デビッド=スペード
ティーンエイジ向けオバカ映画3作品。コメントなし。

さて、5月の第1週は、待ちに待った青山真治監督「EUREKA」が、いよいよ一般公開になります。日本では昨年単館系でヒットした「HIMARAYA(邦題:キャラバン)」や「初恋のきた道」もいよいよオープン。だんだん観たい映画が増えてきましたね〜。

オスカー映画としては、「グリーン・ディステニー」がいまだに一流館で健闘中。「トラフィック」も、二流館を中心にまだまだ上映が続いています。両作品とも、あと1回くらいは観たいなぁ〜。

March 29th, 2001
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"Memento" 期待度 ****
今年のサンダンス映画祭で最優秀脚本賞を獲得した作品。ここの所トレンディ(?)な、現実に始まって過去にどんどん遡っていくというストーリー。観ていて頭の痛くなる作品だそうですが、私的には期待大。

"The Widow of St. Pierre" 期待度 ***3/4
邦題「サンピエールの生命」(日本では昨秋公開済)。「橋の上の娘」のパトリス=ルコントが監督、ジュリエット=ビノッシュ、ダニエル=オトゥーユ、そして映画監督のエミーユ=クストリッツアがキャストという異色の顔合わせ。

"Series 7" 期待度 ***1/2
今年度サンダンス正式出品作品。今のリアリティTVブームにのっかった、サバイバル・シュミレーションゲームのお話。評価はいまイチ。

"Blow Dry" 期待度 ***1/2
赤丸急上昇中のヤングスター、レイチェル=リー&ナターシャ=リチャードソン主演で、「フルモンティ」の脚本家というウリだったもんでけっこう期待してたんですが、見事にコケちゃいました。ヘア・メイクアップ・コンテストを題材にしたコメディ。

"Enemy of the Gate" 期待度 ***1/2
今年度ベルリン映画祭のオープニング上映でけっこう辛口評を叩かれていたジュード=ロウ&ジョゼフ=ファイン主演作。脇役もレイチェル=ワイズ、エド=ハリスと豪華キャストなんですけどね〜。邦題「スターリングラード」。

"Caveman's Valentine" 期待度 ***1/2
こちらも今年のサンダンス映画祭で無冠に終わり、興行的にも大ゴケしてしまった、サミュエル=L=ジャクソン主演のNY物語。殺人事件を目撃してしまったホームレスが追い詰められて…どうなるんだっけ?日本では夏か秋からの公開になります。

"15 minutes" 期待度 *1/2
やはりビッグ・スター主演で大ゴケしたNYストーリー。ロバート=デニーロとエド=バーンズが相棒同士の刑事役でNYの街をひた走ります。日本では5月から公開。

"The Mexican" 期待度 *1/2
今をときめくジュリア=ロバーツ&ブラッド=ピット主演でありながら、「ポスターだけ買って、映画鑑賞はスキップするべき」(ニューズウィーク誌)とまでコケにされた可愛そうな映画。でも興行的には、それなりにヒットしています。現在4週目で全米第6位(先週3位から転落していますが)。日本では、4月21日から公開。

"Heartbreakers" 期待度 *1/2
シガニー=ウィバーとジェニファー=ラブ=ヒューイットが、詐欺師の母娘を演じるコメディ。他にもジーン=ハックマン等が出演という豪華キャストでありながら、どことなくチープな印象が拭えない感じ。先週末初登場全米第1位。

"Brothers" 期待度 **1/2
まさに"Waiting for Exile"の男性版といった感じの、黒人ヤングエグゼキュティヴ達の恋と人生。先週末初登場で全米第2位。

"Say it Isn't So" 期待度 * ヘザー=グラハム主演の近親相姦モノ???
"Exit Wonders" 期待度 * 邦題「TEKKEN」。ステーブン=セガール主演。
"Get Over It" 期待度 * クリスティン=ダンスト主演

いや〜、さすがにこの季節は1年でも一番いい映画のない時期。今年はインディーも軒並み大ゴケで、頑張っているのは外国映画くらいのもの。来週から始まるロバート=ロドリゲス監督&アントニオ=バンデラス主演の「Spy Kids」は、どうやら子供向け映画の様だし、ピアーズ=ブロズナン&ジェレミー=カーティス主演の「The Tailor of Panama」もつまんなそうだし、アシュリー=ジャッドも「Someone Like You」みたいな映画に主演して、また格下げてますね〜。残念。

ってなわけで、今週も「グリーン・ディステニー」「トラフィック」「ショコラ」というアカデミー作品が軒並みベスト10入り。これがいつまで続くことやら…。

February 26th, 2001
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"In the Mood for Love(邦題:花様年華)" 期待度 ***1/2
香港の人気監督ウォン=カーウァイ久々の新作。互いの配偶者が不倫していることを 知ったトニー=レオンとマギー=チャンの大人の恋の物語。とは言ってもタイトル通 り、ストーリーはまるでなくってムードだけの映画なので、その好き嫌いは分かれる ところ。次に観にいく予定の映画なので、詳しくはまた。日本では3月から公開。

"Price of Milk" 期待度 ****
一組の男女と327頭の牛めぐるストーリーと称される、ニュージーランド映画。都市 郊外に住む幸せなカップルが、ある日先住民マオリ族の女性を事故でひいてしまうと ことから物語は始まります。多分観に行くので、詳しくはまた。

"Taste of Others" 期待度 ****
今年「サンピエールの生命」を押し退けて、アカデミー賞外国語映画賞にノミネート されたフランス映画。昨年のモントリオール映画祭ではグランプリ、欧州映画賞では 脚本賞に輝いています。監督は女優としてのキャリアが長い36歳のAgn Jaoni。この 映画が長編第1作目です。

"Faithless" 期待度 ***1/2
脚本イングマール=ベルイマンということだけが売りの割には、意外にロングランを 続けているスウエーデン映画。一応去年のカンヌでも正式コンペにノミネートされて いました。監督はやはり女優業ではベテランのスペイン系リヴ=ウルマン。完璧な夫 婦生活を送っていたマリアンヌが、夫の親友と不倫関係に陥るところから人生の歯車 が狂いはじめて…という耳タコストーリー。

"Last Resort" 期待度 ***1/2
以前、イギリスに移民したロシア人のドキュメンタリーを作ったことで有名なPaul Pavilkovsky監督の長編2作目。やはりこのお話も、イギリスに移民したロシア人の お話です。評判は上々。

"Pollock" 期待度 ***1/2
20世紀のアメリカ現代美術を代表するジャクソン=ポラックの伝記的映画。監督&主演 を務めたエド=ハリスがオスカーの主演男優賞に、またマーシャ=ゲィ=ハーデンが 同じくオスカーの助演女優候補になっていることでも話題。

"Hannibal(邦題:ハンニバル)" 期待度 **
第1週の興行成績が歴代3位とか、3週連続第1位とか、わずか10日間で1億ドル突 破とか騒がれている割に私の周りでは散々の出来との評判。言わずと知れた「羊たち の沈黙」の続編で、今回監督はジョナサン=デミからリドリー=スコット、女優はジョ ディー=フォスターからジュリアン=ムーアへ。日本での公開はGW。

"3000 Miles to Graceland"  期待度 *
初登場第4位。ケビン=コスナー&カート=ラッセルがラスベガスのエルビス・コン テストに乗り込み一騒動というお話。ケビン=コスナーがエルビスのコスプレって、 なかなか笑えます。でも、話自体はつまんなそ。

"Down to Earth" 期待度 *1/2
初登場第2位。「天国から来たチャンピオン」のリメイク。今黒人コメディアンの中 ではノリに乗ってるクリス=ロック主演。

"The Wedding Planner" 期待度 **
「ハンニバル」の登場まで、第1位を守っていたバレンタイン向けのロマンティック・ コメディー。ジェニファー=ロペズ&マシュー=マコナヒーという意外な組み合わせ。

"Sweet November" 期待度 **
キアヌ=リーブス&シャリーズ=セロン主演の純愛モノ。予告を見た限りではいまイ チっぽいです。多分観ないだろうなぁ…。

"Valentine" 期待度 *
バレンタインという甘いタイトルですが、内容はホラー。「ラストサマー」や「スク リーム」系のティーンエイジャー向け”ちょい恐”らしいです。主演は前ボンドガー ルのデニス=リチャード。

"Monkeybone" 期待度 *
主演ブレンドン=フレイジャー&ウーピー=ゴールドバーグだというのに、初登場 で10位以内にも入れなかったお粗末映画。フレイジャー演じる漫画家が、事故で昏睡 状態に陥るのをきっかけに自分の漫画の世界に入り込んでしまうというストーリー。

"Saving Silverman" 期待度 *
「アメリカンパイ」でブレイクしたJason Biggsのティーンエージャーおバカもの。 批評家からはそれこそボロクソに叩かれていましたが、取り合えずこういう映画って お客が入るんですよねぇ。最近ちょっと注目していたアマンダ=ピートが、こんなつ まんない映画に出てしまったので、超幻滅…。

その他:
この時期は、毎年最悪の映画ラインアップが並ぶことが多いのですが、たま〜に「ワ ンダー・ボーイ」とか「ラッシュモア」みたいに批評家受けするアメリカ映画が登場 する時もあります。今年はどうもなさそうですね。「ハンニバル」は来年のオスカー レースに残れるかどうか…。
変わって今年は例年以上にオスカー候補の作品が検討しているようです。今週は第5 位に「グリーン・ディステニー」、7位に「トラフィック」、8位に「ショコラ」が 入っています。まぁ、「ハンニバル」の他には見たい映画なさそうですもんね …(^_^;)。

また今週の金曜からは、ブラッド=ピット&ジュリア=ロバーツ主演で話題の「The Mexican」 や、日本では公開済みの「サン=ピエールの生命」、TVのリアリティショー・ブームにのかった「Series 7」等が公開になります。

January 25th, 2001
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”State and Main” 期待度: **** でした
デビッド=マメット脚本・監督作品。小さな街に映画の撮影クルーがやって来るというコメディ。昨日観たので、近いうちに感想アップしますね。

”The House of Mirth” 期待度: ****
「X-ファイルズ」のジュリアン=アンダーソン主演。NY映画祭でも上映された100年前のNY上流階級のコスプレもの。これも近いうちに観るので、感想はまた。

”Snatch” 期待度: ***1/2
「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」のガイ=リッチー監督(そして今やマドンナの夫)が、ブラッド=ピットと今が旬のベニシオ=デル=トロを迎えて撮った第2作目。予告編を観た限りではめちゃくちゃ面白そうですが、1作目と全く同じ話なので、「ロック…」を観た人にはもの足りないとか…。

”The Gift” 期待度: ***
「シンプル・プラン」のサム=ライミ監督。キアヌ=リーブス、ケイト=ブランシェット、(去年アカデミー最優秀主演女優賞を受賞した)ヒラリー=スワンク、ケイティ=ホルムズと豪華キャストながら、予告編の印象はいまイチ。

”Shadow of the Vampire” 期待度: ***1/2
ウイレム=デフォーは、これでオスカーにもノミネートされるんじゃないでしょうか?他の共演はジョン=マルコビッチ。ちょこっとホラータッチなので、見ないかも(^_^;)。

”Save the Last Dance” 期待度: ***
ひしめくオスカー候補の作品を押しのけて、このボックスオフィス売上高2週連続第1位に輝く青春映画。今や10代向けの映画に出まくりのジュリア=スタイルズ(先週タワーレコードで見かけました(^_^;)がバレリーナ志望で、ヒップポップダンサーと恋に落ちる物語。

”The Pledge” 期待度: ***
ショーン=ペンなんと6年ぶりの監督作品。今回の主役も「クロッシング・ガード」同じくジャック=ニコルソン。そしてまたまた旬のベニシオ=デル=トロ、ミッキー=ローク、サム=シェパードと、なかなかシブイ顔ぶれ。

”Finding Forrester” 期待度: ***1/2
邦題「小説家をみつけたら」。ショーン=コネリー主演、「グッドウィル・ハンティング」のガス=ヴァン=サント監督。偏屈の物書き(コネリー)と、バスケ&作家の両方の才能に恵まれた黒人高校生との触れ合いを描いたストーリー。

”Anti Trust” 期待度: ***
現役俳優としては一番好きなティム=ロビンス出演でありながら(この前、またうちの近くで見かけました^o^)、どうも観る気になれないチープそうな映画。監督は「Sliding Door」で監督デビューしたイギリス人のピーター=ハゥイット。ティム=ロビンスの役はビル=ゲイツをモデルにしたコンピューターおたくミリオネアーです(^_^;)。

”All the Pretty Horses” 期待度: ***1/2
ミラマックスが、昨年の「リプリー」と全く同じパターンでオスカーレースに乗せ損ねたマット=デーモン主演作品。この映画のヒロイン、P=クルズは、今一番旬な女優さん。「Blow」でジョニー=デップ、「Captain Corelli's Mandolin」でニコラス=ケイジ、「Vanilla Sky」でトム=クルーズと共演します。

”Malena” 期待度: ****
ゴールデン・グローブ外国語映画賞ノミネート。おそらくオスカーにもノミネートされるのでは???40年代のイタリアを舞台に、少年達を惑わせる(?)美しい未亡人Malenaを描いた「ニューシネマ・パラダイス」のG=ペルナトーレ監督最新作品。

”Thirteen Days” 期待度:***1/2
邦題「13デイズ」として、現在日本でも公開中。“キューバ危機”の内幕を、ケネディ政権のブレーンの一人を主人公にして描いたもの。主演:ケヴィン=コスナー。

”Cast Away” 期待度: **1/2
この作品でまたまたオスカーを狙うトム=ハンクス主演。南太平洋上で遭難し、無人島にたった一人取り残されたFEDEX職員の現代版ロビンソン・クルーソー。3時間という上映時間プラス私のT=ハンクスアレルギーで、多分観ないと思います(^_^;)。

”What Women Want” 期待度: **
邦題「ハート・オブ・ウーマン」。主演:メル=ギブソン&ヘレン=ハント。ひょんなことから女性の気持ちが聞こえるようになってしまった男のコメディ映画。

”Miss Congeniality” 期待度: **
主演:サンドラ=ブロック。ミスコンに潜入捜査することになった冴えないFBIガールのシンデレラ・ストーリー。ま、そんなにヒドイ出来ではないみたいですけどね(^_^;)。

”Traffic” “Before Night Falls” “O Brother, Where Art Thou?” 等はすでに映画感想文のコーナーに書きましたので、そちらを参考にしてみて下さい。

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