*** Just Watched 6 - 最近観た映画 6 ***

評価の最高数は5つ星です。

"The House of Mirth" - ***1/2
"Snatch" - 「スナッチ」***1/2
"State and Main" - ***

このページの壁紙はあゆみさんのHPから頂いた素材を使っています。

"The House of Mirth" - ***1/2

Feb 11, 01 (Please see the English part below)

Directed and Written by :Terrence Davis
Starring :Gillian Anderson, Eric Stoltz, Laura Linney, Judy May, Anthony LaPaglia, and Dan Aykroyd
Official Site :Sony Pictures

「X-Files」のジュリアン=アンダーソン主演、19世紀末から20世紀初頭のNYを舞台にした…まぁコレは悲劇と言って差し支えないでしょうね(なんかタイトルとは正反対なんですけど、皮肉なのかな?)。

原作はイーデス=ウォートン。日本でも有名な作品といえば「エイジ・オブ・イノセンス」辺りでしょうか?コレもやはり19世紀末のNYを舞台にした話で、双方共その上流社会にしっくりいかない中年女性が主人公になっています。
20世紀前後のNY上流社会からちょっとはみ出た女性を描いた作家としては、他にヘンリー=ジェームズがいます。H=ジェームズの作品は3年くらい前、「ある貴婦人の肖像」「鳩の翼」「ワシントン・スクエア」が立て続けに映画化されて、ちょっとしたブームにもなりました。私「鳩の翼」は好きでビデオまで買ったし、「ワシントン・スクエア」は原作本まで買って読んでいたくらい(一応英語のですが、途中まで読んでそのまま ^_^;)、でもE=ウォートンの方は随分と作風が違う様で。

同じ題材を描くにしても、H=ジェームズの方はやはり男性だから女性の理想像とかキレイな部分もちょっと入ったりして、E=ウォートンの方は女性としてもっと現実的にドロドロ書いちゃっているのかな、という気もします。言い変えれば、H=ジェームズの描く女性の方かいい意味でしたたか、E=ウォートンの方が社会に対して悲観的っぽいですね。やっぱり彼女の女性としての実体験から来ているのでしょうか?
この映画の冒頭で、G=アンダーソン演じるリリィが恋人であるローレンスに「男性は働くことを“if”(=選択肢)として考えられるけど、女性の将来は結婚か仕事かを“must”で考えなければならない…」(けっこうポカンとして聞いていたので、覚えているのは“if”と“must”の部分だけ。実際は結婚とか仕事とかいう単語ではなかったかもしれません)、みたいなことを言っているシーンがあるんです。この辺りにE=ウォートンの社会に対する悲観性が出ている様な気がするのですが。まぁ、100年経った今でも、現実はあんまし変わっていないみたいですけどね。

あ、また前置きが長くなりましたが、あらすじは、賭けで借金を作ってしまったリリィが、あてにしていた友人(と彼女は思っていたのに、相手は彼女の身体が目当てだった)にも、伯母の相続分配からも裏切られ、好きな人は独身貴族を謳歌したくて結婚もしてくれず、とうとう仕事を始めるけれど、何をやってもうまくいかないという、これでもか、これでもかぁっという悲劇をひたすら突っ走るストーリー。
これが、やはり悲劇のオンパレードである「ダンサー・イン・ザ・ダーク」と決定的に違うところは、ヒロインが自分自身に対して誇りを持っているか、そして彼女がどんな状況下でも自分の信念に基づいて生きているかどうかというところ。確かにリリィには“プライド”がある。でも、それはどれも“追い詰められたプライド=ネガティブ・チョイス”でしかないんです。ここに、私がこのお話そのものを好きになれなかった最大の原因がある様な気がします。

G=アンダーソンは、後半とにかく「Miserable」の一言に尽きます。演技で言うと前半は別にうまいなとも何とも思っていませんでしたけど、終わりの方はなんか鬼気迫ってました。特に最後の方で自分より10歳以上も年下のグレースに借金を乞う場面とか、長年リリィを気使ってきたローズデール氏からの援助を断る場面とかは、なんかちょっとぐっと来てしまいました。実は私、ナント今まで「X-Files」を5分以上観たことがないので、G=アンダーソンに対するそっちのイメージは全然なかったのです(強いていえば、観たことあるのは「マイハート・マイラブ」のお姉さん役くらいのもの)。逆に今度「X-Files」を観たら「あ、リリィが現代に蘇った」なんて思ってしまうかもしれません(^_^;)。
それにしてもエリック=ストルツは、何でローレンス役に配役されたんでしょうか???私にはどうしても「パルプ・フィクション」とか「ネイキッド・イン・ニューヨーク」みたいなインディー映画のイメージが強すぎて、彼が出てくる度現実に引き戻されてしまいました。ラスト・シーンがいま二、いま三であったのはやっぱりE=ストルツのせいだっ、と私にとってはちょっと憤慨ものだったくらい。

この手の文学ものにはやはり、「風と共に去りぬ」のクラーク=ゲーブルまではいかなくても、せめて「エイジ・オブ・イノセンス」のダニエル=デイ=ルイスくらいアクのある男優は必須だと思うのですが。「ある貴婦人の肖像」のジョン=マルコビッチも、「鳩の翼」のライナス=ローチも、「ワシントン=スクエア」のベン=チャップリンも、私には随分と影が薄かった様な。と言っても、じゃぁ誰がローレンスを演れたかというと、ジュード=ロウじゃ若すぎるし、レイフ=ファインズじゃお坊ちゃますぎるし、ラッセル=クロウじゃ全然上流階級じゃないし(笑)。むずかしいですね(^_^;)。
この映画では、リリィとローレンスのキスシーンが2回出てくるのですが、にっ、にっ、にっ、似合ってないっ!!!これは2場面共、二人の心のすれ違いを表しているから二人がしっくりしていないのは演出上のことなんでしょうけれど、それにしたって二人の間に何も「特別なモノ」(Chemicalと英語では言うのですが…)が見えないっていうのは、かなりマズイんではないでしょうか。

他の配役としては、最後の方になってローズデール役のアンソニー=ラパギラがちょっといいなと思いました(前半みすぼらしかったので、それとのギャップが良かった)。出演場面は少ないけど、ローラ=リニーも相変わらずのうまさ。ダン=エクロイドは、何でここにいるの?って感じでしたけど。ここまでのキャスティングを見ると、G=アンダーソンを除いては、ただ適当にNY在住の俳優をかき集めただけという感じもします。(ちなみに撮影はフランスの郊外で行われていました)
子役から演技経験の長いグレース役のジュディ=メイは相変わらずうまいし、エリザベス=マッガバーンが出てくると、頭の中が一気に「鳩の翼」の世界に飛んじゃうんですけど〜(^_^;)。あとは、シカゴの劇団Steppenwolfでその昔、「オーファンズ」 のトリート役を演っていたテリー=キニーが、何とも情けないローラ=リニーの旦那役で出演していました。彼、現在公開中の10代向け映画「Save the Last Dance」では、ハゲのおじさん役をやっているんですよね。トホホ…(^_^;)。

最後に、監督は「遠い声、静かな暮らし」のテレンス=ディヴィス(私はこの映画、未見です)。脚本も自分で書いているので、もともと彼がやりたくて撮った映画なのでしょうけれど、それにしては「愛」が感じられなかったなぁ。彼がなぜこの映画を撮りたかったのか、まるで見えてこないのです。悲惨な話なら悲惨な話で、社会に対する怒りだとか、この哀れな女性に対する愛情だとか、彼女の持っているプライドについてでもいいし、逆に彼女のローレンスに対する思いでもいいし、何かあるでしょう?でも、それのどれも感じられなかった。
脚本はけっこういいなと思ったんですけどね、最初の3分の2くらいまで。でもきっと原作本がよかったんでしょう。最後はやっぱり自分流にアレンジしないとね〜。作り手の作りたかったテーマを持って…。

余談ですが、上流階級の英語ってホントにまわりくどくって、最初の方の場面ではリリィが何を意味して喋っているのか分かるのに時間がかかりすぎ、分かった時にはもう会話が次の話題に移ってしまっていたりしたのですが、後半になるにつれ、リリィの話す言葉が段々わかり易くなって来た気がします。コレって、上流階級から抜ければ抜けていく程、英語表現がストレートになっていくということなんでしょうか。原作もそうなのかな。どうせ最初の10ページくらいで挫折するんでしょうけど、原作の方がけっこう好きなんじゃないかという気がしている私です。

Miserable, Miserable, Miserable!!! That was all about this story.
It's absolutory fine to watch a tragic as long as I can see what's the point of the tragedy such as anger toward the society or sympathy to a poor woman. However, not only missing a point, in this film, I couldn't find the director’s love anywhere. Did he wanted to make just a literaturistic costume period film with a pathetic woman???

I don't quite know about Edith Wharton. But to compare "The House of Mirth" and "The Age of Innocence" to "The Portrait of A Lady", "The Wings of Dove", and "Washington Square" by Henry James, (who also wrote about "black sheeped women" in NY high class society around the end of 19 century, was a fad classic writer for films a couple of years ago), those heroines in her novels seem more pessimistic and miserable. I wonder if it's because EW knows more realistic dark part of women as a woman. Ironically, the situation, which the main character, Lily went through does still exist after a hundred years later.

To tell the truth, I haven't seen "X-files" more than 5 min ever. So the casting of Gillian Anderson didn't border me at all. (She was pretty good towards the end) However, I had such strong images of Eric Stoltz from his indie films like "Pulp Fiction" or "Naked in New York", so everytime I saw his face and the red hair, the time flied to 1990s in my mind.
I know we don't have a Clake Gable in Hollywood anymore, but at least, we need a Daniel Day Louis level actor for this kind of literature film. But who could be Laurence now? Jude Law is too young, Ralph Fine's is too prince like, and Russell Crowe for high class society? Never mind...
The worst part of Eric Stoltz was the kiss scenes with Gillian Anderson. God... there was no chemicals between them!

About the other casts... For me the best one was Anthony LaPaglia, who looked so cheap in the begging but had changed in the end. Of course, Laura Linney was good as usual. Dan Aykroyd... he was totally in a wrong place. Did they just cast whoever lives in NY without thinking anything???
I liked Judy May pretty much. And Elizabeth McGovern... just took me into the world of "The Wings of Dove" (^_^;). Woo... Terry Kinney who did Treat in "Orphans", when he was in Steppenwolf, was a poor husband of Laura Linney in this film.

Again, there is nothing wrong with making a film about a miserable woman like "Dancer in the Dark". Yes, both heroines have their "Pride". But one's has her own will to go forward, and the other one's just comes out from a dead-end-negative-choice. Hope you understand which one is which I'm talking about.

"Snatch"
「スナッチ」 - ***1/2

Feb 7,01 (日本語は下を見て下さい)

Directed and Written by : Guy Ritchie
Starring :Benicio Del Toro, Brad Pitt, Denis Farina, Vinnie Jones, Jason Flemyng, etc
Official Site :
Columbia TriStar
Open in UK Sep 00, USA Feb 01, Japan Mar 01 – 日本では2001年3月より劇場公開。

A poor guy, who’s always got attached "the husband of Madonna" on the top of his name, made his third feature with exactly the same plot and bigger budget and bigger stars from the previous one.
So, people who've seen his second film, "Lock Stock and Two Smoking Barrels" get angry to see this film, but, because I missed to see that, it was pretty enjoyable for me to see a film by the Tarantino in UK.

The biggest part of his Tarantino part for me was the music. Although he used only one Madonna's song ("You're my luck star") , which was against our expectation, his music selections were quite cool and was very Tarantino like.
Also, to show one incident separately was definitely a Tarantino style. Besides that, I liked how he made fun of mafias with those "God Fathertic" music (^_^;)

Like Tom Cruise in "Magnolia", Brad Pitt was not a main character but was put in the front. Oh, my my… his Gipsy English was totally not understandable for me... I liked a Dirty BP next to him in "12 Monkeys", though.
And BENICIO!!! (Yeah, he was on the screen less than 15 min, though) I think he is definitely my favorite actor for now. He even came up in my dream at the night I saw this film... (^_^;)
Oh, one thing... there was almost no female character in this film (except a gipsy mother and a weird Jewish twin sisters). What's up with that???

Anyway, I'm sure now he is trying to make his next film something different... Is it Sci-Fi, horror, or Shakespeare??? Let's wait for the next very very DIFFRENT film(^_^;)

先々月より「マドンナの旦那」という枕詞の付いてしまった“UKのタランティーノ(?)”、ガイ=リッチー監督。この作品に関して誰もが口を揃えていうのは、「前作をより多い予算とビッグスターで焼き直しただけの作品」ということ。つまり、前作を見てしまった人にはもの足りなく、見ていない人にはそれなりに楽しめるという映画。実は私、こちらでもかなり話題になった前作「ロック・ストック・スモーキングバレルズ」をまだ見ていないのです。ちょうどこの映画がアメリカで公開されていた期間中、まるまる日本にいたもので(^_^;)。だから、けっこう楽しめましたよ。予告編のワクワクほどではなかったですけれど。
お話は、巨大なダイヤ(何カラットかは忘れましたが)をめぐるマフィア・素手ボクシングで賞金を稼ぐジプシーを取り巻く男達の話。そういえばこのお話って、ジプシーの肝っ玉かあさんとマフィアの双子レセプショニスト(?)くらいしか女性キャラがいなかった様な…。この作品も 「マグノリア」や「トラフィック」と同じく、やたらとキャラクターの多いアンサンブル・ストーリーです。

この映画の”タランテイーノ的部分”はそのキャラの多さだけではありません。一番印象的なのは、選曲かな。テーマ曲(?)の雰囲気、もろ「パルプ・フィクション」でした(^_^;)。皆が期待していた程マドンナの曲は使ってなくって、ちょっぴり残念だったけど(You Are My Lucky Starがちょっぴり出てきただけ)。
それと”同じ時間に起こった一つの出来事”を時間差でバラバラに見せるところ、コレもある意味タランティーノ風。また、マフィアのトップ達を「ゴッドファザー」のパクりミュージックで見せるのも、パロディ感覚でちょっとタランティーノちっくかなとも思いました。
でも賭けボクシング・ブローカーの2人、あのキャラ辺りになるとやっぱりコレはイギリス映画なんだなぁと思わされます。「ロック…」で主役を張っていたビニー=ジョーンズは、波入るハリウッド俳優をモノともせずに怪演していましたよ〜。スゴイ迫力(^_^;)。

主役じゃないんだけど、宣伝ではまるで主役の様に扱われているブラピ(「マグノリア」のトム=クルーズみたい)の役は、素手ボクシングで賞金稼ぎをするジプシーの役。何しろ発音が凄いっす。なんてったって「Dog」が「ダイク」ですから、ただでさえアイリッシュやスコティッシュ訛りの英語にお手あげの私は、彼が何言ってんのかまるでチンプンカンプンでした(^_^;)。 まぁ、普段はブラピ大嫌いの私(私生活はとにかくひどいらしいです。あるCM撮影に参加した知り合いの話によると)ですが、こういう汚れ役はやっぱりいいですね〜。「12モンキーズ」の次に好きかも。それにしても、ボクシングのスローモーション・シーンは、なんか「あしたのジョー」してたなぁ…(^_^;)。
そして今が旬のベニシオ=デル=トロ!!!この映画ではかなり出番が少ないのですが、いいです〜。やっぱり今一番好きな俳優さんですね。なにしろ、観に行った日の夢にまで出てきましたから(^_^;)。彼がスクリーンに映っている間中「ベニシオー〜〜〜(ワープロで打つと”紅塩”と出てきてしまうところが悲しい)」と心の中で叫びまくっていたミーハーな私(^_^;)。やはり実際の彼に会った友人の話によると、「ただの老けたオッサン」なのだそうですが…。

この映画でG=リッチー監督初体験の私、周りに比べるとかなり甘い評価を付けていますが、次にまた同じ映画作ったら、もう許しちゃおきませ〜ん。

"State and Main" - ***

Feb 7,01 (日本語は下を観て下さい)

Directed and Written by : David Mamet
Starring :Phillip Seymour Hoffman, William H Macy, Julia Stiles, Alec Baldwin, Sarah Jessica Parker
Official Site :
Fine Line Features

What makes this film so boring??? Written & directed by David Mamet, starring Phillip Seymour Hoffman, William H Macy, Julia Stiles, Alec Baldwin, and Sarah Jessica Parker!!! The story is about film crew came to a small town, the most far from Hollywood, which is perfectly has a potential to be funny.
I've actually never seen a comedy by him. Isn’t he good at a comedy at all? Is that why…???

First of all, those extremely talented actors were not good in this film, even William H Macy, who is almost always in the Mamet films, was so plain. I wonder why...
And the details about film crew were horrible! Almost all the things William H Macy was doing were not a director's job but a producers! And the whore actress and the sex machine actor were too stereotyped. I'm not saying they (of course, actors) are not. Yes, they are but not like that, right???
The part Rebecca Pidgeon was giving Philip SH her idea for the script had already done in "Bullet over Broadway"...

Anyway, as you know, "State and Main" came from "State street" and "Main street", which symbolize a boring small town. Yeah, that was the whole point of the film to make fun of a boring town, but David Mamet, himself made one of the most boring movies these days as a result.

デビッド=マメット脚本&監督ということで、期待大きすぎました。 一緒に観ていた友達なんか途中で帰っちゃったし(まぁ、観たの最終回でしたから午前1時近かったんですけどね ^_^;)。何というか、面白いんだけど波がないというか…。
お話は、小さな田舎町にやって来た映画クルーのドタバタコメディ。 フィリップ=セイモア=ホフマン演じる脚本家(もともと戯曲家でもあるので、D=マメット自身?)、ウィリアム=H=マーシー演じる監督(全然監督らしくない監督。やってる事は殆どプロデユーサーの仕事でした)、アレック=ボールドウィン&サラ=ジェシカ=パーカー演じる主演俳優たち(ステレオタイプ過ぎてリアリティまるでなし)、 ジュリア=スタイル演じるにわかグルービー(これも彼女の良さがまるっきり生かされていませんでした)、その町で劇団をオーガナイズする才女(彼女が脚本家にサジェストするくだりは「ブロドウェイと銃弾」そのもの) などなど。

これだけ発想が面白くて、これだけいい役者が揃っていて、しかもデビッド=マメットでどうしてこんなにつまらない映画が出来てしまったのでしょう??? そういえば、D=マメットのコメディって見たことないんですが、単にコメディが苦手なだけなのかな???
ちなみにタイトルの「State and Main」は、田舎町にいくと必ずある「State Street」と「Main Street」から来ています。それだけ「退屈でつまらない町」を揶揄しているのですが、映画そのものが退屈でつまらないんじゃ〜ね〜(^_^;)。

---------------------------
Go to mook's Film Review Index

Back to Film Index

Back to Home