*** Television 2002 a - TV 番組 2002 a ***

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日韓共同制作ドラマ2本
Mar 05, 02

<<韓国のおばあちゃんはえらい>>

まず、このタイトルなんとかして下さいな〜。最初ビデオ屋さんでこのタイトルを観た時、「はぁぁ???」と思ってしまったのですが、すごくいいドラマだよという話を聞いたので、取りあえず観ました。いや〜、泣かされたなぁ、もぉぉぉぉ。

このドラマ、まず脚本がすっごくいいです。最後はまぁ、有りがちなんだけど、でもうまくまとまっているし。お話は、日本の新聞社のソウル支局に就職した夫を追って、ソウルに移り住んできた西田ひかる演じるイラストレーターの物語。彼女はすでに2児のママでもあり、田舎には未亡人となって一人暮らしをしている母親がいます。

まず最初に彼女が気負って中途半端なハングルを喋ってみたり、いろいろお愛想してみるところ、それがことごとく失敗して急に心を閉ざしてしまうところ。コレはと〜ってもリアル。
それだけじゃないんです。ハングルなんか全く喋れない彼女の母親が田舎から出てきて、話が急に前へ進んでいくところ。コレにはまいりました。この辺りは実にうまかった。池内淳子演じるお母さんがまた良かったなぁ。

そうなんです。このドラマのスゴイなぁと思うところって“日韓のカルチャー・ギャップ”という部分はむしろ全体のお話の副線でしかなく、テーマがあくまでもユニバーサルな家族であるということ。日本にも韓国にも共通する“母と娘の確執”“仕事と母親業の両立”“シンプルな人と人との繋がり”。コレらをきっかり描いているところがこのドラマの最大の魅力なのだと思います。

それにしても、西田ひかるといい勝山政信といい、皆よくハングルを勉強しましたね〜。コレは下に書いたドラマ『フレンズ』にも共通して言えるけど、日本人が韓国語を喋るということと、韓国人が日本語を喋るということでは、その歴史上大きな意味的違いがあるのです。でも、子役達を見てると、そんなのまるで関係なく、皆自由にコミュニケーション取っていますよね。

この脚本の塩田千種という人は、シリーズものから2時間サスペンスまで色々な脚本を手掛けている人ですが、古い所では『太陽にほえろ』とか『大都会』まで書いているんですね。そろそろリタイアと言わず、まだまだ沢山の作品を書いていって欲しいと思います。

<<フレンズ>>
公式サイト

歴史上初の日韓両局放送ということ、そして『アンティーク』や『彼女たちの時代』の脚本家である岡田恵和氏が半分脚本を手がけているとあって、期待も大きく見始めた豪華4時間大巨編(?)。日韓のラブストーリーを描いたドラマといえば、去年NHKで放映された『もう一度キス』が、もうこれ以上ないというくらいヒドイ出来のドラマだったので、正直あまり期待していませんでした。まぁ、そういう事情のあったのでしょう。思ってたより悪くないじゃんというのが全体的な印象でした。最後はモロ、フジTVトレンディドラマの世界でしたけどね(ちなみに放送局はTBS)。

歴史では初めて日本のTV局で製作された新作ドラマが韓国で放送されるということで(『東京ラブストーリー』や『101回目のプロポーズ』の様な古いドラマは、つい最近になって解禁になっていますが)、クレジットはこれでもか〜というくらい几帳面に日韓半々に分かれていました。脚本・演出・製作・それに音楽に至るまで。撮影ロケーションもほぼ東京とソウルの半々だったんじゃないかな。
第一日目の脚本は岡田恵和氏。彼の映画デビュー作『香港からきた女』の舞台である香港を選んだのはさすが〜。ちょっとご都合主義過ぎる展開ではありましたけれど…(^_^;)。ソウルでの二人の再会は、まさに岡田さんお得意の『映画みたいな恋したい』って感じだったし。

そしてこのドラマを何と言ってもさわやかなモノにしたのは主演二人のカワユサでしょうね〜。ウォンビンって、TVドラマを中心に出演していた俳優さんなので日本ではまったくの初お目見え。うぉ〜、なんかキムタクを10歳くらい若くしたって感じですね。早くも日本ではファン大激増の様で…。
深キョンこと深田恭子ちゃんは、何のドラマに出ても全然キャラ同じじゃんという感じではあるものの、ハングル頑張ってましたね〜。私には発音がうまいのかどうかは全然分からないのですが、取りあえずかなりの量しゃべってましたもんね。う〜ん、けどいくら徹夜で毎日特訓したからと言って、一年であんなにうまくなるかなぁ???その辺はあまりリアリティなかった様な…。それにしてもこの展開は、同じく韓国人との交流を描く彼女主演の『ファイティング・ガール』とは正反対の展開。ちなみに今回のキャスティングって、このドラマと何か関係あったのでしょうか???

この先、日韓共同製作のドラマや映画は沢山作られていくのでしょうが、ココまで何でもかんでもキッチリ半分半分というのはもうないんじゃないかな。例えば日本と韓国では照明のし方やカメラの固定の仕方なんかもまるで違います。そう言った双方の違いを、同じ1作品で見比べてみる…そんなオタッキーな見方も、この作品を十二分に楽しむ方法の一つではないでしょうか。

ザ・ベストテン 2001
Jan 26, 02

放送日:2001年12月30日
出演:松田聖子、中森明菜、南野陽子、浅香唯、渡辺美里、アルフィー、ドリームズ・カム・トルゥー、吉川晃司、西城秀樹、堀内孝雄、世良正則、甲斐よしひろ、円広志、海援隊、沢田研二、中村雅俊、松坂慶子、モーニング娘。、ゴスペラーズ, etc

友人がビデオを送ってくれたので何気に観始めたテープ、CM抜きで全3時間弱を一気に観てしまいました。いや〜〜〜〜懐かしかった〜〜〜。
実を言うと私の家というのはテレビにはむちゃくちゃ厳しい家だったので、夜8時以降のテレビは禁止、つまり夜9時から放送されていたこの『ザ・ベストテン』とゆ〜のは、誰かの家にいる時以外は観ることの出来ない憧れの番組(?)だったワケなのです。当時はもちろん、ビデオなんてモノもなかったですしね。

ま、私の場合、もともと特定の歌手のファンになったことはないので(高校時代、レコードは永瀬正敏『南風・ドリーミン』&『夏のマドンナ』と荻野目慶子『愛のオーロラ』しか買わなかったという相当ヘンなヤツ(^_^;)、どの歌手が出て来ても、「あ、○○の好きだった△△だ〜」と言う様に、その歌手のファンだった友達とセットで思い出してしまうのですが、やっぱりどの歌も耳に残っていますね〜。
私の場合、世代的には完全にたのきん世代です。“ハッとしてGOOD”とか“スニーカーぶる〜す”とか、今改めて観るとただ笑うしかないのですけれど(^_^;)。女の子のアイドルに関しては、クラスでは松田聖子派か?中森明菜派か?って感じで真っ二つに分かれてました。すっごく仲の良かった娘はかなりませてて、小学生のクセに世良正則だの沢田研二だのゴダイゴだのジューシー・フルーツだの言ってましたけど(^_^;)。

こうして改めて見てみると、やっぱり日本のトレンドっていうのは洋楽に相当影響されて来ているんですね〜。私自身洋楽には全く興味がなかったので、当時は全然気付かなかったのですが、ちょっとずつ洋楽のことも知って来た今、「いけないルージュ・マジック」とか「すみれSeptember Love」とか、ジュリーのオカマっぽい出で立ちを見ると、コレってつまりはデビッド=ボウィとかカルチャー・クラブとかあの辺りのコピーだったのかぁって、いまさら気付いたりなんかして…(^_^;)。
それにしても、多少太った人達はいたものの、殆どの面々が10〜20年前と全く変わらぬ姿で登場して来たのには超びっくり。特に声というのは人間殆ど変わらないモノなので、2002年に彼らが1980年代とまるっきり同じ様に歌っているのを見ると、何だかとっても不思議な気分です。松田聖子&中森明菜なんか、15年前とまるっきりおんなじでしたモンね〜(それもなんかコワイけど…)。

しかしアイドルってゆ〜のは、今も昔も歌下手なんですね〜(^_^;)。私の場合、ブラスバンドで下手にチューニングというか、調音の訓練を受けてしまってから、音程のズレには超うるさいんです(^_^;)。ひゃ〜皆ズレまくってる〜〜〜。それに比べてやっぱオジサン系の人達は皆歌うまいですね〜。円広志サンとか全然全くファンじゃないんですけど、その声量と音の正確さには感服してしまいました。アルフィーもいまだに生き残ってるだけあって、さすがににウマイ。TVで殆ど歌ってる所を観たことなかったんで、誰がどのパートを歌ってるのか今回初めて知りました(^_^;)。一方、若手で唯一歌の巧いドリカムは、せっかくなんだからなんか懐メロ歌って欲しかったな〜。

そうそう、NYにも勿論カラオケ屋さんというのはあるのですが、最近あんまり行かなくなっちゃったんですよね。う〜ん、何かちょっと行きたくなってしまいました。
ところで、今では歌謡番組で画面に歌詞が出るのって、もう当たり前になってしまってると思いますが、考えてみればベストテンがその走りだったのではないでしょうか?上にも書いた通り、私の流行歌ソースはその殆どがラジオだったので、今回始めて歌詞の意味を知った曲も沢山ありました(^_^;)。

とにかく8年以上も日本にいないモンで、モーニング娘。とかゴスペラーズが歌ってる所って、今回初めてみましたよ(^_^;)。それと、さらに自分が浦島なんだな〜って痛感してしまったのは、久米宏のモノマネさん(誰?)が登場した時。私、白髪になってからの、そして髭生やしてからの久米宏って見たことないもんで、現在の久米宏のモノマネを見ても、全然分かんないんですよね。いや〜、世の中諸行無常というか何というか…(^_^;)。
今回の特別企画は、16年前に開かれた筑波万博での企画“2001年に届く手紙”で、この番組宛に出されたリクエストの手紙がきっかけだった様ですが、こうして見ると10年や15年なんてあっと言う間なんですね〜。嗚呼、10年後にはまた『ザ・ベストテン2012』とかやってるんでしょうか〜???今から何だかもう楽しみだ〜〜〜。

ケーブルTV漂流記2002
mookの最近のお気に入り10
Jan 13, 02

昨年の同時多発テロ事件で、ワールド・トレード・センターの第二ビルにあったTVアンテナが消滅。以来、私のアパートからだと普通の地上波では殆どTVが観られなくなってしまいました(T_T)。
取りあえず2ヶ月半、殆どTVなしの生活で我慢していたのですが、遂に11月末からスタンダード・ケーブルに加入。12月下旬からペイTVであるHBOも入れて、今ではおよそ150チャンネルを観ることが出来る様になりました。

実は1994〜1996年、今のアパートに引っ越して来る前はケーブルを入れていたこともあるのですが、デジタルボックスの導入によってチャンネル数や便利さが5年前とは比べ物にならなくくらい飛躍しているのに超ビックリ。現在ペイTV等を含めると、そのチャンネル数は300以上(番号ではチャンネル640まであるのですが、途中抜けているのもけっこうあるので)にもなっています。
私の場合、10分以上TVの前に座るということが殆どないので、大抵の場合は流し見というか、他のことをしながら観ているのですが、この1〜2ヶ月で面白そうだなぁと思ったTVチャンネルを、自分なりにメモ書きしてみました。
それにしても一度ケーブル入れちゃうと、主要ネットワーク(ABC, CBS, NBC, FOX)を観る気が全くなくなってしまいますね〜(^_^;)。これまでマメに観ていた「ER」とか「Ally McBeal」とか「Once and Again」とか、ここ2ヶ月間全然観なくなっちゃいましたよ(^_^;)。

1. HBO, HBO +, HBO Signature, HBO Family, HBO Comedy, HBO Zone - - - Premier Channels
HBO = Home Box Officeの略。ペイTV(プレミア・チャンネル)と呼ばれ、ケーブル会社に別料金を払わないと観られないチャンネルの一つです。最初の1ヶ月は入れてなかったのですが、友達が「ケーブル持っててHBOを入れてないなんて、ケーブル持ってる意味がない」とまで言い切るのでやっぱり入れてしまいました(^_^;)。
基本的には、過去1〜2年の人気映画を多く放送していますが、最近ではHBOオリジナルのドラマやミュージックショーもけっこう人気。映画やドラマの途中にコマーシャルがないのって、私にはけっこうツライです。だって途中でトイレや台所に行けな〜い…(ビデオなら停止出来るんですけどね^_^;)。

”project greenlight”
マット=デーモン&ベン=アフレックに若手バリバリのプロデューサーとして有名なクリス=ムーア、そして配給&製作会社であるミラマックスがプロデュースする、インディー映画の製作過程を追っかけるリアリティ・ショー。
脚本の段階でコンテストを設け、選ばれた“Stolen Summer”という映画が出来るまでの過程をドキュメンタリーで追ったモノなのですが、いや〜もう人間関係ぐちゃぐちゃ〜(^_^;)。映画オタクの間ではすこぶる話題になっている番組なので、マジで私、この番組を観る為にHBOに加入したと言っても過言ではありません。サンダンス・チャンネルでも、同じ様にインデイー映画の製作過程をドキュメンタリーにして少しずつ見せていくコーナーがあるのですが、もうぜ〜んぜん比べ物になりませぬ、ハイ。

実際、インディー映画というのはお金がない為に、1)スタッフに経験の浅い人が多い(給料が安く上がるからですね、当然(^_^;)、2)お金のない分、時間をかけて手作りしようとするから、段々やっているうちにフラストレーションがたまってくる、3)お金のない分、妥協も必要なのに、経験が少ない分どこで妥協したら良いのか分からない、等など…。だいたい1ヶ月以上撮影してれば、1日3〜4件のケンカがあちこちで起こるのは当たり前。私も超低予算の映画には何本か関わって来たので、ある程度のシーンは予想していましたが、いや〜ここまでクルー同士がぐちゃぐちゃにいがみ合ってる映画というのも珍しいのではないでしょうか(^_^;)。
ゴリ押しがお得意のプロデューサーとして若くして名声を上げたクリス=ムーアのJ○○kぶりは、噂以上。もう監督のことバカにしまくってるし(そこまで言うか?っていうくらい面と向かって嫌味言う言う(^_^;)、他のプロデューサー達に対しても容赦は全くナシです。それにしても驚いたのは、他のプロデューサー同士の足の引っ張り合い。ベテラン・プロデューサーが、経験のない若いプロデューサーを陥れるそのやり方の姑息なこと…。う〜ん、ココまでTVでやっちゃってホントにいいの?????

また、映画の撮影と言うのは、ある意味時間との戦いの様な所がありまして、6時間ごとに食事時間を取らなければならない、子役は一日何時間以上仕事をしてはならない等、さまざまな時間規定がユニオンによって決められています。もしそれを10分でも破ろうものなら、ユニオンに対して巨額のペナルティを払わなければならない。だから時間を管理する1St Assistant Directorなんかもう必死なワケですね。この撮影隊、撮影初日から子役の労働時間オーバーでまるまる半日無駄にしちゃうし、野球場のシーンでは一日中雨降っちゃうし、もう前途多難です(^_^;)。

…ともあれ、この”Stolen Summer”。今回のサンダンス映画祭でプレミア上映され、3月からは一般公開される予定になっていますが、出来は相当ヒドイらしいです(^_^;)。TV番組の方は中途キャンセルされたという話を聞いたのですが、果たしてこの史上初のTV&劇場映画タイアップ、途中挫折の運命に???私の友達なんかは、"I'm dying to see how horrible it is.(どんなにヒドイ出来なのか、死ぬ程観たい!)"と言ってますが、私の場合10ドル払ってまで観たいかどうかはちょっと疑問…(^_^;)。

”Sex and the City”(思いっきりネタバレですので要注意)
昨年度のエミー賞で、最優秀作品賞(コメディ部門)受賞。私はビデオで第1&2シーズンを観てはいたのですが、第3シーズンはまだビデオ化されていないので、そっくり見逃しています(^_^;)。第4シーズンについては総集編をやっていたので、取りあえず今放送されている分までは全部観ました。う〜〜〜ん、ますます面白くなってる〜〜〜。それにしてもこのままで行くと、このドラマもうすぐ終わり???キャリーは婚約、ミランダは妊娠、シャーロットには離婚の危機(3シーズンで知らない間に結婚してた)、そしてサマンサにとうとうステディが????
う〜ん、ますます眼が離せませ〜ん。個人的にはキャリーにはエイダンよりもMr.BIGの方が合ってる気がしますけど、あの二人の場合付かず離れずってのがいいワケだから、結婚はまずあり得ないでしょうね〜。段々と所帯じみて行ってしまうキャリーには賛否両論ですが、ま、暫くは様子を見るコトに致しませう。ちなみに第4シーズンで圧倒的に面白かったのは、第2話目のファッションショーの回です。マーガレット=チョウの凄みとアラン=カミングのへんてこさ。エド=コッチ元NY市長なんかがカメオ出演していたのも、NY産のドラマならではですね(^_^;)。
あ、そうそう。つい先日までこのドラマのオープニングには、ワールド・トレード・センターの映像が映しだされていたのですが、今年の放送分からエンパイア・ステート・ビルディングに変わってしまいました(・_T)。

"The sopranos"
昨年度エミー賞で、最優秀作品賞(ドラマ部門)は逃したものの、最多ノミネートを獲得したドラマ。それまで私が観ていたのは第1シーズンの初めだけなのですが、相変わらず面白いですね〜。"Once and Again"なんかでもそうだけど、こういった家族ドラマ(?)の何が面白いって、子供達がどんどん成長して言ってるというコト。息子&娘もいつのまにか思春期なんですね〜。それにとまどっちゃうマフィアのお父さん、あくまでも息子をカソリックの学校に行かせたいお母さん、「人間最後は一人で死ぬしかない」と、凄みたっぷりで孫に説教するマフィア・ドンのお祖母さん。凄いわ〜、凄すぎる…(^_^;)。娘中心のエピソードをまだ観ていないのですが、こちらの方も波乱万丈なんでしょうね〜。私が面白いなと思ったエピソードは、”D-girl”。クリストファーがいきなり映画の脚本を書いてプロデューサーや映画監督へ会いに行っちゃうというお話でした。俳優で映画監督のJon Favreauや、Janeane Garofaloがカメオ出演するなどゲストも豪華な回だったんですよ〜。

その他、友達のお勧めドラマは去年の9月に始まったばかりの"Six Feet Under"。『アメリカン・ビューティ』の脚本家が、捻れて崩壊した家族を描いたシリーズもの。総集編を録画しそこねたので、まだ一話も観ていません。あと"The Mind of a Married Man"というのも面白いらしいけど、こちらもまだ未見です。
またHBOは、オリジナル2時間ドラマでも質の高い作品を送りだすことで有名。来週発表されるゴールデン・グローブ賞でも”Conspiracy”や”Wit”などがノミネートされています。

2. NY1 News, CNN, MSNBC, Fox News Channel - - - 24 Hours News Channels

NY1 News
もともとコロンビア大学のジャーナリズム科が試験的に始めた24時間NYローカル・ニュースチャンネル(現在はタイム・ワーナー系に吸収されていますけど)。基本的には30分ごとに同じニュースを流しているのですが、"Inside the City Hall"などの特集番組もいくつか有り。何と言っても、このニュースを観ていると、NYという所にもまだまだ”コミュニティ”が存在するのだなぁと実感することが出来るのですよ。NYでしか観られないケーブルチャンネルとしては、ダントツに一番好きなチャンネル。政治・教育の分野にもかなり力を入れていて、市レベルでの政治討論会は毎回かなり盛り上がって面白いです。エンターティメント面ではここ数年間、オフ・ブロードウェイの紹介に力を入れてきているのも嬉しいところ。
テロ事件が発生した時、ケーブルがなかったのでこのチャンネルを観られなかったのはとても残念です。きっと他のチャンネルとは違う、ローカル局なりの報道を展開していたことでしょう。ちなみに今、NY1では"NY1 for You"という特設コーナーを設け、従来の法的手段や保険では充足出来ないテロ事件被害者への救済法を模索しています。
あ、そうそう。この局から主要ネットワークに引き抜かれてる人って、けっこういるんですよね。ネットワークのニュース観てたら、いつのまにかNY1のキャスターやレポーターが喋ってるってコトって、けっこうあります(^_^;)。

CNN
今回のテロ事件で、改めて彼等の保守性には辟易としているものの、やっぱり”何か他のことをしながら観る”には持って来いのチャンネル。おそらく”付けっぱなしでの視聴時間”としては、私個人にとってもナンバー・ワンのチャンネルだと思います。MSNBCとかFoxNewsとかって、CNNとは一見同じ様に作ってあるんだけど、やっぱり飽きちゃうんですよね、なぜか…(^_^;)。最新ニュースを観るだけならチャンネル37のヘッドライン・ニュースを。CNNのメインチャンネルでは、デイベート番組や特集番組などを盛んにやっています。ご存知ラリー=キング・ライブもいまだ健在。あの番組の最後の歌だけはやめて欲しいけど…(^_^;)。

3. VH1, VH1 Classic, MTV, MTV2, Jazz - - - 24 Hours Music Channels

VH1, VH1 Classic
MTVとの同列会社で、番組の大半がミュージック・ビデオのたれ流し。けどこっちの方がもうちょっとポピュラー・ミュージック&ソフト系なんですよね。朝の時間帯に、ミュージックビデオを流しながら、同画面に1行ニュースや天気予報を流すのが私のお気に入り。
それにしても、最近出来たVH1クラシックというのはスゴイ。1980年代を中心とした古〜〜〜〜いミュージックビデオを流しているのですが、古い所では70年代のなんてのもある!!!いや〜、私という人は日本にいた時、洋楽には全く興味がなかったので、「ベスト・ヒット・USA」なんていう番組も一度も観たことがなかった口でして、懐かしいというのはまるっきりないのですが、当時のミュージックビデオを観ていた人達にとっては、たまらないチャンネルなんでしょうね〜。

MTV, MTV2
説明不要の元祖ミュージックチャンネル。ミュージックビデオの種類としては、VH1に比べるとヒップ・ポップ系が多いというか、ティーン向けのものが多いです。オリジナル番組もけっこう多数。いわゆるリアリティ・ショーの先駆けとなった"The Real World"も昨年で10周年を迎え、最初の舞台となったニューヨークに戻って来ました(今年はシカゴになるらしい)。ランダムに選ばれた5〜8人が同居する中でのゴタゴタを描いたリアリティ・ショーで、映画『リアリティ・バイツ』の原案にもなった番組と言われています。

Jazz
その名の通り、24時間ジャズだけ流すチャンネル。これもニューヨークならでは?けっこ〜う渋いラインナップを揃えています。ちなみにBET(Black Entertainment TV)というケーブル・チャンネルでは、黒人が主人公の映画、ドラマを中心に放送していますが、ここでもジャズ系の番組をよく観ます。

4. Sundance Channel, IFC (Independent Feature Channel), Bravo - - - Independent Film Channels

インディー映画専門の3チャンネル。サンダンス・チャンネルは、マンハッタン地区でケーブル局を一括に扱っているタイム・ワーナーのライバル会社、ヴァイアコムが親会社なので、開局当初マンハッタンでベーシックサービスだけしか持っていない人達には、観ることの出来ないチャンネルでした。デジタルボックスの導入によるチャンネル数の増加で、ベーシックサービスの人にも見ることが可能に。ご存知サンダンス映画祭と連動しているので、映画祭最終日は授賞式の模様も中継になる予定。アメリカのインデイー映画だけでなく、外国語映画やドキュメンタリーも多く放映しています。
IFCは、Independent Feature Projectと連動していて、最近では劇場配給もする様になった成長株。ショート・フィルムのショーケース等も精力的に放映しています。
Bravoは、元々イギリスで放映されたドラマなどを中心にしていたチャンネルですが、現在ゴールデンタイムにはインディー系の映画を多く放映。また、老舗番組である”Inside of the Actor’s Studio”が放送されているのも、このチャンネル。

5. International News World, International Channel, BBC America - - - International Channels

いろいろな国・いろいろな言語の国際チャンネル3つ。実は、この3チャンネルは全て100チャンネル以上なので、5年前のスタンダードサービスでは観ることの出来なかったチャンネルです。International Channelは、6〜7年前には観られていたのですが、タイムワーナー側の意向で一旦観られなくなってしまっていました。当初はこのチャンネルを取り戻そうと、署名運動まで起きたくらい(^_^;)。フジTV系のニュースやドラマなどが1日2〜3時間程度(もっとかな?)放映されています。

International News Worldは、日本を含む世界のニュースを放映しているのですが、ちゃんと英語の吹き替えが入っているので、どの国のものも楽しめます。今回のテロ事件や米軍によるアフガンの攻撃など、いろいろな国の視点から見てみるのも面白いところ。
BBCについては、どうして今までこのチャンネルがなかったんだろうというくらい。PBC(公共放送)などでドラマの一部を放映していたりはしましたが、やっぱり他のバラエティ番組や歌番組なども面白いです。

その他、ペイTVで日本語放送のJapan TV(NHKの番組が中心)や中国語映画専門チャンネルなんていうのもあるのですが、どれも有料。スペイン語、韓国語、アラビア語とギリシャ語放送だけはなぜかスタンダードサービスで観られるので、時々2分くらい観ています(^_^;)。
それにしても、ヨーロッパに行くと地上波でもBBCは当たり前、少なくとも2〜3ヶ国語の放送を地上波で観ることが出来るので、人種のサラダボウルであるはずのNYでこれだけスタンダードサービスの言語選択肢がないというのは驚きです。数年前までは、ペイTVでさえ外国語放送のチャンネルはごく稀でしたので…。

6. metro TV, MNN(Manhattan Neighborhood Network), Cross Walks, CUNY-TV - - - NY Neighbors Channels

metro TVは、NYのエンターティメント情報番組を中心にしたもの。ビレッジボイス紙のマイケル=ムスト氏(NYのピーコ?)の爆笑&するどいコーナーがお気に入り。MNNで放映されるモノの多くは、わけわかんないアマチュア・ビデオなのですが、たま〜にけっこう笑える掘り出しモノ有り。Cross Walksで放映されているNew York Uncutは最近観ていないのであまりコメント出来ませんが、これも長いですね。CUNYとは、City University of NY (NY市立大学)の略。学生の製作した番組から、クラシック・アート&ミュージックの番組まで幅広く。

7. Discovery Kids, Cartoon Network, Disney Channel, Nichelodeon, NOGGIN - - - Kids Channels

子供向けのチャンネルはそれこそ山程あるのですが、大体観る確率の多いのがこの5チャンネル。ディスカバリー・キッズは、ご存知ディスカバリー・チャンネルの姉妹チャンネル(ディカバリー系のチャンネルだけで6つもあります(^_^;)。子供向けと言わず、なかなか面白いです。
カトゥーン・ネットワークは、その名の通りアニメ専門チャンネル。私はお目にかかったコトがないのですが、日本のアニメでは『ガッチャマン』とかやってた事もあるそうです。最近たまたま、中国を舞台にし登場人物全部が中国人というアニメを見かけたのですが、製作がアメリカなので、キャラクター皆英語で喋ってました(^_^;)。
ディズニー・チャンネルは説明する間もないですね(^_^;)。ニコロディアンは、けっこうアマチュアの脚本を採用したりして、新しい才能の発掘に精力的なチャンネル。NOGGINは、子供向けのチャンネルとしては初めてのコマーシャル・フリーのチャンネルです。

8. E!, Oxygen, We - - - Mostly for Women

ミーハー系のお気に入り3局。E!は、かなりゴシップ入ってます。ゴールデングローブ賞やアカデミー賞の授賞式前に各出席者達のドレスを批評(酷評)したり、ハリウッドの裏話をドキュメンタリーやニュースにしたり…。5年前には放送されていた“Talk Soup”って番組が大好きだったんですけど、なくなっちゃったみたいですね〜(…と思ったんだけど、まだ放送続行中でした。Jan 26, 02)。毎週1週間のトーク・ショーのハイライトだけを選りすぐって見せていた、コレもかなり低俗な番組なのですが、私のお気に入り番組の一つでした。映画俳優として頑張っているグレッグ=キニアーなんて、今でこそ2枚目系だけど、昔はこの番組のホストやってたんですよ〜(^_^;)。
Oxygenは、おそらく全米でも一番有名なトークショーホストの一人、オプラ=ウインフリーを中心とした女性グループによるチャンネル。彼女達は“O(オー)”という月刊誌も出版しています。基本的には再放送番組が中心。Weも比較的新しいチャンネルで、ミーハー系の再放送番組や映画が中心。コレがけっこう観てしまう…(^_^;)。

9. TLC (The Leaning Channel) , The Weather Channel, Food Network, Court TV, Travel Channel, The History Channel, Si-Fi Channel, Comedy Central - - - Special Channels

どれも名前を聞けば内容が一目瞭然の専門チャンネル(^_^;)。ここに挙げたモノは全て、私が5年前にケーブルを持っていた時からあったもの。最近では、ソープ・オペラ(お昼の奥様向けドラマ)専門チャンネル、ゲーム専門チャンネル、ゴルフ専門チャンネル、テクノロジー専門チャンネル、スタイル専門チャンネルや、Speed Divisionというスピードに関することなら何でもというわけの分からないチャンネルさえあります(^_^;)。
TLCで最近友達から聞いたのは、二組のカップルがそれぞれの家を一定期間交換しあうというリアリティ・ショー(名前忘れちゃいました(^_^;)が面白いという話。ウェザー・チャンネルは、5年前まだインターネットで詳細の天気図を観ることが出来なかった頃よく観ていましたが、今はあまり必要なくなってしまいましたね〜。Food Networkはご存知『料理の鉄人』を放送中。吹き替えなのでけっこう笑えます(^_^;)。

10. CSPN - 2

CSPANはパブリック・アフェアー(公務)、特に議会の映像などを流し、CSPAN3はスピーチや記者会見などの映像を流しているのですが、なぜかCSPAN2では最近Book Conference等、本関係の映像が多く放映されています。チャンネルをザッピングしていて、ついつい見入ってしまうことの多い変わったチャンネルですね(^_^;)。

…と、以上のチャンネルは、あくまでNYのマンハッタン地区で、デジタルボックスを持っていて、スタンダードサービス(その下にベーシックサービスというのもあります)料金を払っている人が観ることの出来るチャンネルであることをご了承下さい。アメリカにはそれこそ何百何千のチャンネルが存在しているので、地方によって観られるチャンネルと観られないチャンネルがあります。
またサンダンスチャンネルの所で書いた様に、これらケーブル局もその多くが、タイム・ワーナー系、ヴァイアコム系、ニューズ・コープ系、ディズニー系などの傘下にあり、それぞれが吸収工作or対抗意識まるだしてやってますので…。あ、それは映画の世界でも同じですけれど…(^_^;)。

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