*** Television 2001 b - TV 番組 2001 b***

このページは新しいものから上に順に足していきます。
The latest comes to the top.

日本のTVドラマ・2001年 その3
Dec 30, 01

<<さよなら、小津先生 ****>>
観た回:1〜6話、9〜11話

おそらく君塚良一サンと言えば誰もが思い出すのが、『踊る大捜査線』でしょう。このドラマは5〜6年前、NYのインターナショナル・チャンネルでも放映されていたので数回は観たことあるのですが、ハマるという所までにはいかなかったんですよね。映画版も観て面白いな、とは思ったけれど、“よく出来てる”という以上の印象はありませんでした。
それが、「コレはキテルよ〜」と聞いて何気に観始めた昨年の『ラブ・コンプレックス』。う〜ん、コレはすざまじかった。あまりにも実験的過ぎて破茶滅茶という意味では、取っつきにくいという人も多いでしょうが、なんか凄くスタッフ一同の気迫を感じるんですよ。鬼気せまってる、というか中途半端にウケを狙ったり、ちょっとハズしてみたり、というドラマとは一線を超えている様な気がしたのです。

その君塚良一氏の脚本とあっては、期待も膨らまずにはいられないこの作品。実際このドラマは、いわゆる邪道を突っ走った『ラブ・コンプレックス』とは似ても似つかぬ内容&トーンで、むしろドラマの王道を行く様な正統派作品でしたが、その底流に同じモノをしっかりと見た私は、この両作品によって不動の君塚ファンになってしまったみたいです。
君塚ドラマの何処が好きかって、まず“世の中の絶望・どん底から始めようとしているところ”、“キレイ事が何よりも嫌いであるコト”、でもそれでいて、“泥沼の中での人々の繋がり”をギリギリの所で、たった一本の糸だけで繋げようとしている所。ま、この辺りのせっぱ詰まり具合では、やっぱり『ラブ・コン』の方が行く所まで行ってしまったという感じでしたけれど(^_^;)。

いや〜、ソレにしても泣かされました〜。特に第10話目のラストは最高ですね〜。こ〜ゆ〜展開って、実は昔のドラマにもあったんじゃないか?って思ったりもするのですが、それでも良かった。この回では、脚本・演出・キャスト・音楽その他が見事に揃っていたのではないでしょうか。
最終回はその点、私にはちょっと拍子抜けしちゃったかな?まぁ、ウマイ終わり方をしていたので、観終わった後の後味みたいのはいいのですが、八木沼先生のキャラがあまりにも類型的過ぎたし、試合はネタバレ→非公式戦で勝っても、後のトーナメントは浅倉高校が引き続く(結局どっちなのかは不明瞭でしたが)とか。私的には、そ〜いう方が良かったんではないかと…。

私は本来、正直言うと田村正和さんってちょっと苦手なタイプなのですが、このドラマでは良かったですね〜。やっぱり他の俳優サンでは、不可能な役だったと思います(^_^;)。最終回で、カトケンが「何でそんなコト知ってるんだよ?」って聞いた時に、「それは僕が小津だからさ」って言い返すんですけれど、何かその台詞が「それは僕が田村だからさ」みたいに聞こえちゃって、超笑えました。そんな台詞がナチュラルに言えてしまう俳優サンって、やっぱり他にいないですよね。私的に、このドラマで一番好きだったのは、この小津=田村&カトケン=ユースケ・サンタマリアの漫才だったかな?ホントに、この二人の俳優さんでなければ成り立たない会話という感じで、書いてる方も筆が進んでしょうがないというのが、観ていて良く分かりました。

このドラマって、同じく君塚脚本の『コーチ』と『チーム』という二作品の流れを汲んでいるのだという話を聞きました。こちらの方も機会があれば、是非観てみたいな〜と思います。そして、彼の次回作品にも、勿論期待!!!

<<レッツゴー、永田町!****>>
観た回:全10話

めまぐるしく面白かったです!!!いや〜、あっと言う間に終わってしまいました。何しろ、“今現実に起きている政治の世界”をパロりにパロりまくった所が二重丸!!!ムズカシく見える政治の世界も、ここまで笑い飛ばしてしまえば、チャーミングでしょ?とでも言わんばかりで、よくやってくれたと思います。ナントNYタイムスでも。しっかり紹介されていましたし。
もともと私という人が、映画『金融腐食列島:呪縛』みたいな、カッコイイ中年男性の重厚な群像劇が好きっていうのもあるんでしょう。特に青沢議員を演じた内藤剛志と早乙女議員を演じた益岡徹の二人は良かったな〜。主演(?)の稲山議員(西村雅彦)を入れれば、この3人はいわば政治界のミドル3人組になるのだから、基本的には『呪縛』と全く同じパターンでもあるワケだし。あ、主要キャラにバリバリの女性ジャーナリストがいるのも同じかな?ソレにしては、菊川怜サンの役って、あまりにもオバカ過ぎるって感じでしたけど。

それにしても、岩城晃一=和泉首相=小泉首相&室井滋=田坂真以子=田中真紀子のコンビは超おかしかった〜〜〜。コレが二人共けっこうそっくりだったので、意外でした。なんか挙句の果ては、社民党辻元議員のパロディまで出て来てたし…(^_^;)。
架空のキャラ界(?)では、やっぱり石橋貴明の起用がこのドラマ最大の収穫でしたね。正直私、彼のコトってどうしても好きになれないのですが、30半ばの男で誰からも“ちゃん”付けで呼ばれてもおかしくない人ってなかなかいないですよ。いや〜、それにしても彼の名前が“五輪”で、お兄さんの名前が“安保”っていうのも超笑えます。
“バトル・ロワイアル”の美少女役からは想像もつかない化粧ケバケバの柴崎コウ(『GO』にも出演してるんですよね?)と、だんだん魅力的になっていく健太役の辺土名一茶(なんて読むんですか、コレ?)、ベテラン秘書の吉田日出子、佐藤B作、塩見三省、モロ師岡もしっかり脇を固めていました。あ、そうそう忘れちゃいけないのが、放浪秘書(?)を演じた吹越満氏。最初誰だか全然分かんなかったです(^_^;)。白髪頭の大臣役を演じた利重剛っていうのにも、最初はちょっと引きましたけど。

今回は、政界のパワー・ポリティックスから選挙戦、果ては官公庁の汚職にまでフィールドを広げていましたが、原作である『票田のトラクター』はどこまで描いているのでしょうか?日本の政治界もどんどん動いているのですから、数年後にまた『レッツゴー、永田町!2』を楽しみにしている私です。
それにしても、この脚本を書いた伴一彦さんの作品って、ドラマデータベースを観た限りでは一作品しか観たことありませんでした。ナント20年前に書かれた彼のドラマ・デビュー作『探偵同盟』です。私あのドラマって、けっこう好きだったんですよね〜。

<<ルージュ**1/2>>
観た回:全6話

勿論、柳美里さん原作ということで観始めたのですが、本を立ち読みした限り、原作とは大分違ったストーリーになっていみたいです。もう一話目を観た時から、「違うんじゃな〜い?」と思っていたのですが、取りあえず最後まで頑張って観ました。全体的な感想としては、まるっきりNHKのドラマという感じがしなくて、安っぽいトレンディ・ドラマという感じ。
まず、主演の今井絵理子に、このドラマには一番大切なカリスマ性がなかったということ。オジサン二人(?)を翻弄する年下の小生意気なコという部分はまだいいものの、家庭が崩壊している一捻りのある女のコという部分は微塵もなかったし、一夜で生まれる国民的アイドル(死語?)という感じではね〜。う〜ん、このドラマ、主演の人選でもうちょっと踏ん張って欲しかったかな。

脇役で一番良かったのは、上司役の高島礼子。この役は本当に好感が持てました。彼女って、極道の妻とか、イヤミな役が多いけど、実はこう言ったキビのある役をやらせたら他にベターな人がいない程、いい女優さんだと思うのに、もったいないですよね。もっとこういった役で活躍して欲しいです。
カメラマン役の保坂尚輝は、おそらくこれまで観た中では一番好感の持てる役だったけど、すっご〜くイイというには、一歩手前だったかな。彼のけだる〜&ナルシー・シーンがもっとあったら良かったのに。そうそう、けど彼のゲイ達とのパートはかなり良かったのにね。アレがNHKの出来る限界なのかなぁ…。

主人公の里彩が想いを寄せるコピー・ライター役を演じた東儀秀樹という人は、作曲家なんですね(もしかしてすでに有名???)。最初は何だかぬぼ〜っとしてて、ど〜してこんなオッサンがモテるんだろうと思っていましたが、後半バリバリ理想の男演ってましたね。最後、あそこまでカッコ付けるかな〜???
余談ですが、田中要次サンとか中島ひろ子サンとか、寺田農サンみたいな人達が脇にいた割には、彼らの良さが全然出ていなかったのも残念なところ。それと、柳美里原作なんだから、原作ではさぞかしディープに描かれたでいたであろう家族の崩壊パートが全部表面的なモノだったのも拍子抜けしてしまいました。原作を読んだファンはさぞかし怒っているのでしょうね〜。最後に、全然関係ないけど、このドラマの舞台になった化粧品会社“クリスティーナ”のロケ先は、『モナリザの微笑み』でオークション・ハウスに使われていた場所とおんなじでした(^_^;)。

<<水曜日の情事**1/2>>
観た回:1〜2話、5〜8話、11話

『リミット』にハマってから、野沢尚氏のドラマには興味を持つ様になったし、注目の北村一輝サン出演というコトで見始めたのですが、私的には大ハズレだったな〜。うう〜ん、そこまでやるならもうちょっと突っ込んで欲しかったという感じ。
確かに初回の“奥村チヨ”は良かったんですよ。意外だけど、石田ひかりサンのキャスティングも良かったと思う。だから最初はかなり期待していました。

けど…途中から、“多分こう終わるんじゃないかな〜”という方向に話が傾いてきてしまったので、ちょっと興醒めしてしまいました。う〜ん、私的には思っていた通りに終わってしまったので超残念。最後の最後の携帯電話も、だから何なのよ〜、って感じで(^_^;)。第一北村一輝サンの役、結局アレだけだったの???それに、妙にカッコ良くなっちゃってたんで、オタッキーな私はけっこうがっかりしてしまいました(^_^;)。
それにしても、同じ泥沼の不倫関係を描いたドラマなら、『昔の男』とこの作品を見比べてみると面白いんじゃないかと思います。どちらも、“行き着く所まで行き着く不倫”みたいのを追求していますが、ライターが男か女かで、全然違って来るんですね〜。けど、どちらも異性を理想化しすぎているよ〜。そう言った意味で、『水曜日…』の方は、随分と女性を理想化している様に見えて、私にはそこが不満でもありました。ホントの女の情念って〜のは、あんなモンじゃないですよね〜(^_^;)。

<<こちら第三社会部*1/2>>
観た回:1〜2話

最初の2回だけ観て投げ出しました(^_^;)。人間関係が古すぎるし、どのキャラクターにも魅力がなさすぎて…(^_^;)。基本的なアイデアは悪くないと思うんですけどね〜。

<<アンティーク***1/2>>
観た回:全11話

こちらのページで詳しく特集しています。もしこのクールに、『さよなら小津先生』と『レッツゴー、永田町!』がなかったら、随分印象良かったと思うんですけどね。原作の方に惚れてしまったのも、ドラマを純粋に評価出来なかった大きな理由かもしれません。岡田恵和さんは大好きな脚本家サンなのですが、少女達を主人公にした“ハート・ウォーミング”エピソーズは全く頂けなかったし、視聴者をバカにしているとさえ思ってしまいました。最終回も奇をてらうあまり、中途半端に終わってしまった感が拭えないし…。
けど、唯一10話目に出て来た“オーナーの恋:三部作”は、大傑作だったと思います。コレを観ただけでも、このドラマに出会った価値はあるかな?ま、もう少し詳しい感想を特集ページに書く予定ですので、しばしお待ちを…。

Primetime Emmys 2001
エミー賞 2001
Nov 05, 01

…というワケで、同時多発テロとアメリカによる報復攻撃によって、2度も延期されたという前代未聞の今年のエミー賞。今年司会を務めたエレン=デジェネレスの開口一番は、”Welcome to the 53rd, 54th, and 55th Emmy Awards”(笑)。私の知っている限りでは、彼女が司会をやっている所、初めて見たのですが。私的にはもう大満足でした。彼女って、元々好きなコメディアンだったけれど、あんなにキレが良くて次から次へとギャグを飛ばす人だったとは…。とにかく、のべつまくなしに笑わせてもらいました。
おそらく、一番引き合いに出されたのは、” What would bother the Taliban more than seeing a gay woman in a suit surrounded by Jews?”「JEWS=ユダヤ人に囲まれたゲイの女性がスーツ着ている姿より、タリバンを不快にさせるモノなんてあると思う?」という台詞だったと思いますが、私的には、「誰も私達からクリエィテヴィティ(その他もろもろ)を奪うことは出来ない。ネットワークのエグゼクティヴ以外には…。」っていうのも好きでした。他に、同時間に放送されていたワールド・シリーズに対して「こちらのチャンネルを選んだ貴方は賢明です。だって私達はWSの実況を伝えるけど、あちらは誰が助演女優賞に選ばれたかなんて途中実況してくれないでしょう?」とかいうのも好きだったし。そう、これは全くの偶然ですが、ワールド・シリーズの最終戦がしっかり同じ日に重なってしまったんですよね。今年のエミー、つくづく呪われている様で…(^_^;)。それと途中、彼女が今年のアカデミー賞でビヨークが来ていた白鳥のドレスを着て登場して来た時は、お腹を抱えて笑ってしまいましたよ。いやいや、ホント、彼女ってサイコーに面白いです。

セレモニーが金属チェックの厳戒態勢下で行われたというのは、報道でもすでにお聞きだと思いますが、さすがに今年のドレスは皆おとなしめでしたね〜。最初に式がキャンセルになったのも、本当に直前のことだったので、この日の為に豪華なドレスを新調していた人は沢山いたでしょうに…。
1度目の延期後、10月7日に放送が予定されていた時には、NYとLAを結んだ実況中継なんていう話も出ていましたが、今回ソレはありませんでした。とにかく受賞者の3分の1以上が欠席(もしかして半分くらいいたかも)という異常事態もさることながら、主催者側はゲスト・プレゼンターの欠席にも頭を悩ませていたのだと思います。往年のスターとか、ラリー=キングとか、最後にはアンジェラ=バセットまで引っ張って来ていたし…。そして極めつけは、ラストのバーバラ=ストライザント。コレは一応、サプライズ・ゲスト出演という感じでした。コレで何とか丸くおさまった感じ。泣けますね〜(T_T)。
ご想像通り、今年のエミーは愛国心モードばりばりでしたよ。冒頭は、「美しいアメリカ」で始まり、終始「Good Bless America」ばっかりだったし…。う〜、私的にはその辺りちょっとう〜んざりって感じでした。

さてさて。各賞の結果は、予想部分に付け足してあります。

* * * * *
Oct 04, 01

9月11日のテロの影響で、当初9月16日に予想されていた受賞式が10月7日に延期されました。やはりテロの影響で、現在私はCBS以外のチャンネルを全く観ることが出来ないのですが、受賞式の模様はCBSで放送されます(ほっ…^_^;)。ちなみに日本で“エミー賞”と言うと、こちらで言う“Primetime Emmys”のことを指しますが、他に“Daytime Emmys(昼ドラ中心)”とか、“International Emmys”とか色々あります。

各番組については、私のアメリカTVメモ昨年のエミー賞について、そしてちょくちょくリンクさせて頂いているTakeshiさんのエミー予想も参考にしてみて下さい。

<<Comedy Series>>
"Sex and the City"
(穴:"Malcolm in the Middle"

実はケーブルを持っていないので、今シーズンの"Sex..."は観ていないのです(^_^;)。ただ、昨年受賞した"Will and Grace"が、けっこうパワーダウンをしているなぁと思ったので。下馬評では、やはり初ノミネートの"Malcolm in the Middle"でしょうか?けど、Takeshiさんと同じモノを賭けても仕様がないと思ったので、"Sex..."にしました(単なる天の邪鬼)。

*The Winner is... Sex and the City (*o*)(^_^) 予想が的中したのは嬉しいけど、内心"Malcolm..."だと思ってました。

<<Drama Series>>
"The Sopranos"
(穴:"The West Wing"

う〜〜〜ん、コレは難しいです。もしテロが起きていなかったら、今年は最多部門ノミネートの"The Sopranos"なんでしょうけれど(コレもケーブル局なので、私観てません(^_^;)、テロの影響が関係してくるなら、"West Wing"に傾いてしまいそうな気も...。でも、アカデミーの投票って、きっと11日より前に終わっていましたよね???だからやっぱり"The Sopranos"かな???

*The Winner is... The West Wing (*o*)(*o*)(*o*) ど、どうして"The Sopranos"じゃないの〜〜〜???

ミニシリーズ&TV映画は、一作品も観ていないので、予想出来ません(^_^;)。

<<Best Actor - Comedy Series>>
Kelsey Grammer("Frasier")
(穴:John Lithgow"The 3rd Rock from the Sun"

いまさら"Frasier"?とも思いますが、確か彼って今期一番値段の高いTVタレントさんだったんですよね。あんまり関係ないか?ジョン=リスゴーは、今期で"The 3rd Rock..."が終わってしまったので、同情票が入るかも。"Malcolm..."のフランキー=ムニツも、勿論可能性は十分にアリです!

*The Winner is... Eric McCormack (*o*)(^_^) ちょっとビックリ。けど、彼は好きだから嬉しいです。彼はこの夏、ブロードウェイ・デビューも果たしたし、最高の年になりましたね。

<<Best Actor - Drama Series>>
James Gandolfini ("The Sopranos")
(穴:Martin Sheen "The West Wing"

コレはもう、完璧にこの2人の争いとなるでしょう。ドラマ・シリーズと同じで、テロ後に投票が集計されたのであれば、"The West Wing"に有利かも。でも、多分もう終わってますよね(^_^;)。

*The Winner is... James Gandolfini (^_^)(^_^) コレは疑いなかったですね。

<<Best Actress - Comedy Series>>
Jane Kaczmarek ("Malcolm in the Middle")
(穴:Sarah Jessica Parker "Sex and the City"

コレは何となく行きそうな気もするのですが...。正直、"Sex..."のサラ=ジェシカ=パーカーは全然好きじゃないんですけど、今年もゴールデン・グローブとかSAGアワードとか獲ってませんでしたっけ???"Will and Grace"のデブラ=メッシングの可能性も捨てがたいし、昨年受賞したパトリシア=ヒートンの可能性もあり得るし、決定的なメロドラマを演じた先シーズンのAlly:カリスタ=フロックハートに行ってもおかしくないです。アレ?けっこう混戦???

*The Winner is... Patricia Heaton (・_・)  "Everybody..."を観たことないので… おそらくかなりの接戦だったのではないでしょうか?今年は…。

<<Best Actress - Drama Series>>
Edie Falco ("The Sopranos")
(穴:Sela Ward "Once and Again"

勿論、"Once and Again"ファンの私としては、セラ=ワードが獲ってくれれば嬉しいに越したことはないのですが、先シーズンはサブキャラ達の方が魅力的で、ちょっと霞んでいた様な気も...。やっぱり"The Sopranos"のエディ=ファルコが本命なのでは?同じく"The Sopranos"のロレイン=ブラッコが獲る可能性もあるでしょうが、個人的にはファルコの方が好きです。

*The Winner is... Edie Falco (^-^)(^-^)(^-^)  ま、コレは順当でしょう。

<<Best Supporting Actor - Comedy Series>>
Robert Downey Jr. ("Ally McBeal")
(穴:Sean Hayes "Will and Grace"

これはもう殆ど疑いなくロバート=ダウニーJr.でしょう。”最後のひと華”という意味合いもあるけど、とにかく良かったので。でなければ、昨年受賞したショーン=ヘイズかな?今年はちょっと、パワーダウンした感もあるのですが...。

*The Winner is... Peter McNicoles (*o*)(*o*)(*o*)  コレは大穴でしたね〜〜〜。それにしても、彼ってNYUの映画科に行ってたんだ???

<<Best Supporting Actor - Drama Series>>
Michael Imperioli ("The Sopranos")
(穴:Bradley Whitford "The West Wing"

う〜〜〜ん、個人的にはブラッドリー=ホイットフォードの方が好きなんです〜(>_<)。でも、獲れる可能性はけっこう低いかも。去年は同じ"The West Wing"のリチャード=シフだったし...。マイケル=インペリオリは、本来ならば大穴だと思うのですが、何となく...。

*The Winner is... Bradley Whitford (^o^)(^o^)(^o^)  彼のオノロケ・スピーチはスゴかった…。

<<Best Supporting Actress - Comedy Series>>
Kim Cattrall ("Sex and the City")
(穴:Megan Mullally "Will and Grace"

キム=キャトラル がアカデミーにどれだけ受けるかは疑問ですが、"Will and Grace"がパワーダウンした分だけ、彼女に一票。個人的にも、勿論彼女を一番応援しています。

*The Winner is... Doris Roberts (*o*)  彼女、ちょうど誕生日だったんですね。それにしても"Everybody Loves Raymond"観てないモンで…(^_^;)

<<Best Supporting Actress - Drama Series>>
Allison Janney ("The West Wing")
(穴:Aida Turturro "The Sopranos"

個人的にはC.J.大好きなんですよ〜。ストッカード=チャニングの出ている回をあまり観ていないので何とも言えませんが、"The Sopranos"総なめの感もあるので、アイーダ=タトゥーロに穴。"ER"のモウラ=ティアニーも良かったけど、エミー賞という感じでは...。

*The Winner is... Allison Janney (^o^)(^o^)(^o^)  やっぱC.J.に決まりだ〜〜〜。

その他、今年から新しく増やされたカテゴリー=ノンフィクションでは、やっぱり「サバイバー」ですか?でも、クオリティという視点では他もあり得るのかな?(どれも観てないので、何とも言えませんが...)

さてさて、いくつ当たるかな?授賞式後のコメントもお楽しみに〜〜〜。

<<受賞式後のコメント>>

う〜ん、最多ノミネートの”The Sopranos”が、またしてもベスト・ドラマを逃すとは…。来年は状勢的に言って、もう”The West Wing”が取っちゃいそうだから、今年くらいは”The Sopranos”に取らせてあげても良かったのにね〜。”Sex and the City”の受賞も、正直言って意外でした。何だか受賞スピーチも全然ぱっとしなかったですしね〜(^_^;)。
そうそう、“Ally…”のマイク=ニコルスと”Will & Grace”のエリック=マコーマックの受賞も意外でしたね。コメディ女優賞に関しては、”Everybody Loves Raymond”から2人も受賞者が出るとは。私、ホントにあの番組はなぜか観る気がしないんですよね〜。友達でも観ている人は誰もいないし。
“The West Wing”のベスト・ドラマには納得のいかない私でしたが、アリソン=ジャネィとブラッドリー=ホイットフォードに関しては、個人的にとてもファンなので嬉しかったです。

他の受賞で印象に残ったのは、シルク・ド・ソレイユの“ドラリオン”受賞とか(カテゴリー、何でしたっけ???)、ミニ・シリーズでの”Anne Frank”の受賞。こちら本編は見逃してしまったので、ビデオでじっくり観ようと思っています。ちょうど先週オランダで、アンネの隠れ家を訪れて来たばかりなので…。それと、TV映画で賞を取った”Witt”も是非観たいですね。去年の”RKO281”みたく、海外では劇場公開になるのではないでしょうか?主演エマ=トンプソンだったし、監督マイク=ニコルズということで、それだけでお客が呼べそうなので…。

とにかく、事故もなく受賞式が無事に終わったことが何よりも一番でしたね。私は10部門予想した中で4部門当てましたが(穴も入れると6部門)、さてさて来年の結果はいかに…???

エミー賞の公式サイトはこちらから

CNNのエミー賞特集はこちらから

日本のTVドラマ・2001年 その2
Oct 02, 01

最初の3作品はもう2ヶ月以上前に観たモノなので、記憶もかなり曖昧ですが...。

<<昔の男>>

も〜、なんてビデオ借りるのに恥ずかしいタイトルなんでしょ〜(>_<) 。私は正直、内館牧子さんのファンでは全然ないし、大沢たかお氏、ダメなんですよ〜〜〜。全く受け付けられないんで...。けど、「騙されたと思って観てみなよ〜」ということで、観ました。う〜ん、けっこうハマったぞぉぉ。でもコレは、作品の出来がよかったというわけではありません。脚本もラストの方はいまイチだったし、演出もさしてよく出来ているとは思いませんでした(あのオープニング、何とかしてくれ〜〜〜)。
ただこのドラマは、もし貴方に大学生の頃付き合っていた人がいて、今その人と一緒でない場合...観るとハマります(^_^;)。確かに20歳前後につき合ってた人と、30歳前後に付き合う人って、付き合う相手も付き合い方も全然違う。自分が20歳くらいの時の自分に戻りたくって、その頃付き合ってた人との思い出に走っちゃうコトってありますよね〜〜〜。この話のハマる所はそこだと思う。

藤原紀香の演技してる所って、初めて観ましたよ〜。スッピンのシーンが多かったんで、けっこう新鮮でしたね。富田靖子は、前半良かったけど、後半の赤頭巾ちゃんはやりすぎ。そして、このドラマで最高だったのが阿部寛の役でしたね〜。あんな理想の男、いていいのか?????最初は顔だけの男だと思っていたけど、段々深い男になっていきましたね〜。多分、作者も書きながら筆の進んでしまったキャラクターだと思います。
あと、阿部寛のお母さん役も最初やりすぎと思ったけど、後半良くなっていきましたね。ゴーリキーのマスターは宮崎駿”裏”の世界だよ〜ん。あれはあれでいいのですが、藤原紀香&大沢たかおに合ってないぞ〜〜〜。その他では、小料理屋さんの元彼女がよかったです。最後あれだけ?って感じだったけど...。

まぁ、ラストは予定調和的でちょっとがっかりしてしまいましたが、観て良かったです。それまで”喰わず嫌い”の内館作品でしたが、やっぱり観てみるモノですね。取り敢えずは...。

<<ラブストーリー>>

北川悦吏子さんの脚本なんでね〜。取り敢えずハズせないよな〜と思い、一応全部観たのですが、う〜〜〜ん、いまイチだった…。な〜んか全然パワーダウンでしたね。スランプ中だったのかな???相変わらず、その少女マンガ的にちょこちょこっと気の利いた台詞はいいのですが、ど〜も小手先だけとゆ〜か、キャラクター達にせっぱ詰まったモノがまるでない。ただただ予定調和的に終わってしまった…という感じ。主人公がライターということで、もっとモノ書きとしての“生みの苦しみ”みたいのが描かれると思っていたのに、全然肩透かしだったしね。せめてタイトル通り、彼に何かラヴ・ストーリーを書かせてみても良かったのに…(やっぱりアイデアに詰まってた???)。

<<ラブレボリューション>>

“Antique”予習編の為に観たドラマです。1&2話と最終回しか観ていないので、詳しいことは言えませんが、何なんっすか?このドラマ???シリアスなのか、コメディなのかはっきりして欲しい。政治家や報道記者達を中途半端に出しておきながら、最後はチープな恋愛モノですかい。脇役達にはギャグ入ってるし、もぉめちゃくちゃだなぁぁ〜。

江角マキコはすっごく好きなのですが、何だかワケわかんない役で勿体無かったですね。注目の藤木直人氏も、頑張れば面白いキャラになりそうだったモノを、いい奴なんだか悪役なんだかぐちゃぐちゃって感じでした。顔がいいってダケなのね〜(^_^;)。“もう一人のメナード・タレント(笑)”、押尾学クンも初めて見たけど、どっちらけの役でした。「天気予報の恋人」にも出てた米倉涼子もただのお飾りだったし…。
う〜ん、下手な弘兼憲史マンガくずれの恋愛ドラマ…とでもいいましょうか?脚本の藤本有紀サンって知らないんですけれど…。あ、でもオープニングで恋愛をタクシーに例えるっていうのは、真実突いてましたね。コレにはマジで同感でっす!!!

<<できちゃった結婚>>

コレは、こちらのケーブルで放送されていたので、たまたまいた友人の家で最初の方の話を観て、その後最終回をビデオで借りてみました。
オープニングは凝ってましたね〜。コレでけっこう「いけるかな?」って思ったんですけど、途中から全然になってしまいました。そもそも「ルパン三世」を完璧に意識していた前半部分は面白かったんですよ(彼の乗っていた車は、まさにルパンのそれだった!!!)。けど、それが後半全然なくなっちゃってね〜。

広末涼子は相変わらずのダミ声だけど、フォトジェニックですね〜。竹之内豊は、まぁ良くもなし悪くもなしって感じ?それにしても阿部寛と石田ゆり子のカップルは異常に似合っていました。最終回のウェデイングの似合ってること似合ってること!う〜ん、阿部寛、「昔の男」とのギャップがありすぎた〜(^_^;)。どちらかというと、「TRICK」みたいなノリを狙っていたんでしょうね。千葉真一は、ちょっとマンガ的過ぎるところもあったけど、最後はまぁまぁ良かったです。でも、最終回、もうちょっと捻って欲しかったなぁぁぁ。

<<ファイティング・ガール>>

「もう一度キス」のユンソナが出演というので、観始めましたが、う〜〜〜ん〜〜〜〜〜。コンセプトはいいんですけどね〜。
一番の敗因は、でぶでぶぷっくりの深田恭子ちゃんでしょう。彼女と、相手役の坂口憲二(誰???)がもっと魅力的だったらなぁ。脚本の神山由美子サンも、さぞがっかりしていたことでしょう(^_^;)。

「もう一度キス」では、ただのお人形さん的存在だったユンソナも、今回は後半随分とキャラが立ってきて良かったですね。前半はやっぱり設定のその優等生的な部分が目についてちょっとイヤだったけど、後半はそうでもなくなって来たし(とはいっても私、1〜4話と11&12話しか観ていません)。それにしても彼女、日本語うまくなりましたね〜。ハングルの台詞が多いのも良かった。
盲目の平山綾はフォトジェニックでとても良かったけど、あまり出番なかったみたいですね。天海祐希も、最後「あれだけ???」って感じだったし。第三舞台の勝村政信氏も、「HERO」の時と同じく、コメディの道をまっしぐら???11話でいきなり出て来た野村宏伸のエピソードはありがちだけど、けっこう好きな私でした。
ともあれ、女同士の友情モノがお得意の神山サン(「悪女(わる)」が大好きだった私)には、これからももっと元気な女の子を描いていって欲しいモノです。

TVドラマ2001年aのページはこちらから

ドラマINDEXはこちらから

----------------------
Back to Entertainment Index

Back to Home