*** Theater, Play 6 ***

お芝居の感想ページです。
新しいモノから上に来ます。

"The Crucible"
by Arthue Miller
Mar 28, 02

私にとっては、これまで観たお芝居の中で一番衝撃的だった『セールスマンの死』を書いた戯曲家、アーサー=ミラーの作品ということでむちゃくちゃ期待していました。ちょっとし過ぎちゃった感もありますね(^_^;)。けど、確かにすっごく良く出来ているので、今年のトニー賞、少なくともノミネートは確実ってところでしょうか。先月のオープンに先駆け、ナント4ヶ月も前から前売り券を発売していた超話題作。120回の限定公演ということで、チケットのGETもかなり厳しかったです(^_^;)。

話の内容はここで改めて書くまでもなく、18世紀ボストン郊外のセーラムで起きた魔女狩りの実話を、アーサー=ミラーが1950年代の魔女狩り(=レットパージ)に引っ掛けて描いたもの。とてもパワフルな作品です。実は私、6年前セーラムへ行った時初めてこの戯曲を読んでかなり感動し、当時はまだ一つも映画作品が出来ていなかったので、自分で映画化脚本を数シーン書いてしまったくらい。そうしたらそのちょうど1年後くらいに、ブロードウェイではお馴染みのニコラス=ハイトナー監督が映画化してしまったんですよね(^_^;)。
映画版の主演はダニエル=ディ=ルイス。妻役はジョアン=アレンで、アビゲィル役はウィノナ=ライダーが演じておりました。映画版では、アビゲィル役がかなりクローズアップされて描かれていましたが、オリジナル戯曲版でのアビゲィルの出番はけっこう少ないです。

まず、全体的な印象として、英語むずかしかった…(^_^;)。勿論話の筋や成り行きは全て頭に入っていたのですが、やはり本当の舞台となると皆ちゃんと(?)訛って喋っているんですよね。だから聞き取りの部分で相当ツライものがありました。それと、これは原作を読んだ時からちゃんと勉強しなきゃと思いつつサボったままだったのですが、このお話って宗教とか歴史とかアメリカ近代政治とかをちゃんと知っていると、何重にも深読み出来る様に作られているんです。だから、キリスト教のバックグラウンドとか、18世紀当時の歴史、そしてこの戯曲が書かれた当時の歴史(マッカーシーの赤狩り時代です)なんかの知識をきちんと抑えていないと、その辺り“裏”の理解が難しい。勿論、そんな予備知識を一切抜いた次元で純粋にお話を楽しむことも十分可能ではあるんですけどね。ある意味ソレがこのお芝居のスゴイところ。
いや〜、とにかくそのヒステリックなまでの大衆意識、無実の人々がたちまち罪人に仕立てられていくダイナミックなエスカレート、静寂そのものの前半に比べ、後半は一気に舞台が盛り上がって行きます。ラストもね〜、結局どうなるのかしっかり知ってはいたのですが、演出的に言って「そう来るか〜?」という終わり方でした。

俳優陣に関しては、圧倒的にリアム=ニーソンが素晴らしかった!!!!!!う〜ん、D=D=ルイスのジョン役にしてもそうだけど、彼等“朴訥な農夫役”にしてはせくしー過ぎる〜(>_<)。単に私の好みってだけなのかなぁ(^_^;)。拷問でボロボロになっても、彼の存在感はスゴイ。ガタイは大きいのに、動きはあくまでもしなやかなんですよ。『シンドラーのリスト』を観た時は、「なんだ、このオッサン?」くらいにしか思わなかった私ですが、この作品で断然ファンになってしまいました。やっぱ舞台役者さんなんですね〜、このヒトは。
ジュリアード大学出身のサラブレッド女優ローラ=リニー女史は、『You Can Count on Me』ではかなり好感が持てたものの、今回もまた私には“優等生的”な演技に見えてしまいました。うまいんですけどね〜、いっつも(^_^;)。
アビゲイル役のアンジェラ=ベッツも、すでに『17歳のカルテ』などに出演している中堅女優なのですが、華がありますね〜。アビーがジョンに迫るシーンって、この話では非常に重要な役なのですが、映画のウィノナ=ライダー以上に鬼気迫る演技で◎。裁判長役のブライアン=マレーも貫禄〜〜〜。

あとは、ナント言ってもブロードウェイショーというだけあって、舞台セットにお金かかってましたね〜。この戯曲って、かなりミニマムな舞台セットでも十分出来る様に書かれているのですが、今回は冒頭のベティの家、ジョンの家、裁判所、刑務所とかなり大掛かりなセットが組まれていました。特に冒頭の照明が全て階下から来るセットなんか、凝ってたな〜。そう言えばこのお芝居って、ワザといくらいに特殊照明が殆どないんですよ。音楽も一切なし。それでこれだけの緊張感を保って2時間半以上というんですから、やっぱりタダものの舞台ではありません。

さてさて毎年6月に発表されるトニー賞。去年はこの作品と同じカテゴリー(リバイバル・プレイ)に当たる『カッコーの巣の上で』が受賞していましたが、こっちの方が全然いい出来ですからね〜。是非とも受賞出来ればいいなと応援しています。

"36 Views"
by Naomi Iizuka
Mar 24, 02

う〜ん、つまんなかったぁぁぁ。コレって、私が日本人だからだったのかなぁ。他に一緒に観た友達は皆゛Interesting"って言ってたんで。
このお芝居は、6人のキャラクターで綴る36エピソードのアンサンブル。西海岸にあるバークレーでの初演より数年を経て今月NYで開幕しました。日系二世のナオミ=イイズカ作、マーク=ウィン−ダヴェィ演出によるものなのですが、う〜ん、日本人の私から見ると、゛間違いだらけ゛でその間違い探しにばかり気を取られてしまうのがよくなかったのかもしれません。まぁ、言葉じりとか字が間違っているとか、非常に些細なことばかりなんですけどね(^_^;)。

お話は、日本のアートや文化のお話が中心になっていくのですが、何よりもまず私って゛その世界゛に拒否反応があるのでね〜(^_^;)。アメリカに来るといるんですよ、゛日本文化オタク゛みたいな連中がいっぱい。ま、ただ素直に好きとかいうだけならいいのですけれど、私は個人的にその゛インテレクチュアルな連中゛が大嫌いなのです。日頃からそういう連中に対して「うわ〜、近寄るな〜、私は日本文化の代表なんかじゃないぞぉぉぉ」と毛嫌いしている私には、観てて居心地のよい作品ではありませんでした(^_^;)。
まぁ、コレってかなりアンフェアな観方ですよね、作り手側にとっては。でもね、台詞の中で何度も繰り返される"Authenticity"(本物の・正直な・信じるに足る)というセンス、私にはこの作品にまるで感じられなかったのです、正直なところ。私的に言うと、ただの゛インテレクチュアルな会話゛にしか聞こえないのね。そりゃぁ、作者の日本文化に対するこだわりや、その裏側にある゛卑屈性゛みたいなモノを、この作品には十分過ぎる程観て取ることが出来ます。でも、人間卑屈なうちは、作品もどっか小さなモノに見えてしまうんですよね。言いかえれば、この作品は゛インテレクチュアルでスマートな会話゛で何十にもコーティングされた、作者の自信のなさが露に出てしまった作品…という風に私の目には移ってしまったのです。

う〜ん、ちょっときつ過ぎる批評かもしれませんが、作者のナオミ=イイズカ氏(アーティスト役で自身も出演)には、歌舞伎とか浮世絵とかその他いろいろの日本文化を盛りだくさんのスパイスみたいに散りばめて自分自信を鎧で固める様な作品だけは、もう作らないで欲しいと思います。ど〜でもいいけど、アメリカにいる東洋文化フェチに自分に自信のない連中が異様に多いっていう傾向、コレって何とかして欲しい。自分に自信がないからって、自分の文化から逃げたり、よりイージーな方向(日本人女性は、アメリカ男をいい気にさせ過ぎてるぞぉぉぉ!)へ流れるアメリカ人男性諸君、いい加減で目を覚ませ〜。…って、芝居に全然関係ない話でスミマセン(^_^;)。強いて言えば、セットデザインとか、俳優さん達の演技とかがもうちょっとマシだったら救い様もあったと思うんですけどね(^_^;)(^_^;)(^_^;)。

"Urinetown"
by Greg Kotis
Mar 21, 02

一言で言って、めちゃくちゃ面白かった。私にとっては、今やブロードウェイ・ミュージカルの伝説にまでなった『ザ・プロデューサーズ』より、ずっとずっと面白かったです。
勿論それは、この作品が『ザ・プロデューサーズ』よりもずっと優れているという意味ではありません。あくまでこの作品がとっても"my kind of musical"というだけのこと。いや〜、それにしても面白かった!!!

このミュージカルの何が好きかって、私はこの作品に、作者達の“ミュージカルに対する限りない愛”を感じるのですね。ただし、『ザ・プロデューサーズ』にも、このミュージカルに対する愛、いわばブロードウェイ・ショー賛歌の様な部分は多分にあり、それをブラック・コメディっチックに表現しているという意味で、この両作品は非常によく似ています。そしてスケールやスキルの面から言えば、勿論『ザ・プロデューサーズ』の方が格(?)が上。けれども何故、私がこんなにもこの作品にこだわるのかと言えば、それはこの作品の“ぎこちない愛の表現”という部分なのかも鴨。
まず、このミュージカルのタイトル。直訳すると『尿の街』なんですよ。このタイトルのひねりを、台詞の中に何度も何度も挿入している、「いまだかつて、こんなヒドイタイトルのミュージカルがあっただろうか?」みたいな。こうしたいわゆる“ブレヒトの異化効果的”な道化師役を務める警官を演じる俳優サンがまたウマイ。今年のトニー賞ノミネートは、けっこう硬いのではないかと私的には思っています。

あ、話がそれましたが、このお話はある架空の街“ユーリン・タウン”を舞台にしたコメディ。この街ではトイレを使用するのに一々お金を払わなければならないのです。ストーリーは、このトイレ使用料によって私服を肥やすUGCの人々と、このトイレ使用料によって生活までもが脅かされる(指定トイレ以外で用を足すと逮捕されてしまうのです)貧しき人々の物語。ここに既成のミュージカルのパロディが至る所に散りばめられていることによって、お話が2倍にも3倍にも楽しめるというワケなのです。
いま思いつく作品と言えば、『レ・ミゼラブル』『レント』『フルモンティ』『ウェストサイド・ストーリー』『シカゴ』そして何作かの西部劇モノ。まず、貧しい人々の(トイレ使用権をめぐる)革命的行動、コレは完璧に『レミゼ』をパロっていますね。服装とか人間関係とか…とにかく観れば一目瞭然です。それからセット・デザインについてはむしろ『レント』に近い感じだったし、警察官のダンスシーンは『フルモンティ』を、主役の二人であるボビーとホープの関係は『ウェストサイド・ストーリー』とそのオリジナルとなった『ロミオとジュリエット』。非常階段ごしのラブシーンなど、これはもう“わざと”やっているので、楽しむ他ありませんよ(^_^;)。『シカゴ』については、その有名な椅子を使ったダンスシーンですね。コレを貧しくてみすぼらしい格好の人達が堂々とやるのだから面白い!西部劇系のミュージカルについては、私自身一作品も観ていないので、具体的な例は上げられませんが、明らかにそうだなぁという部分が沢山ありました。

ブロードウェイ・ミュージカルを皮肉った作品としては、すでに『フォービトゥン(禁断の)ブロードウェイ』という有名なショーがあります。けど、私が何故ここまでこの作品のパロディ部分が好きなのかというと、はっきりいって彼らクリエイター&キャスト達が、ミュージカルを愛してやまないという姿勢を明らかにして、“伸び伸びと”やっているからなのです。つまり“小手先の”パロディ(=どうだ、俺ってスマートだろうという様なシニカルなパロディ)ではないというコトですね。観ていて気持ちがいいんだなぁ、コレが。

このミュージカルの脚本を書いたグレッグ=コーティスは、元々大学で政治学を専攻していた人。だからこのお話の背景には、権力に対する批判や皮肉が痛烈に描かれています。勿論私って、もともとこういった権力批判の作品には好感を持ってあまりあるのですが、それよりこの作品の魅力というのは、(何度も繰り返して書きますけど)クリエイターの心持ちが“伸び伸びとしている所”。つまり、彼の専攻がなまじ舞台や映画でなかっただけに、彼は昔から彼の舞台に対する愛情を素直に表現することが出来たのではないでしょうか?言いかえれば、大学とかで元々演劇とか勉強しちゃった人って、素直に“舞台大好き”みたいな愛情表現が出来ないじゃないですか〜。
そんな演劇にはシロウトの(?)彼が書いたこの脚本を、経験豊かな演出家ジョン=ランドーが具現化したのは、非常に幸運なことだったと思います。いや〜、やっぱりウマイっっっ!!!私は彼の他作品と言えばニール=サイモンの『The Dinner Party』くらいしか知らないのですが、こう言ったミュージカルも出来るのですね〜(尤も彼の他に、ミュージカル・スタンディングという振付け師みたいな人も別にいたのですけれど)。とにかく演出が非常に細かかったと思います。コメディの演出って、ドラマと比べると100倍くらい難しいですからね〜。ちょっとしたタイミングとか、俳優さんとの相性とか、全部微妙に影響されてくるのですよ。う〜ん、もう一回観て細かく研究したいくらいだ〜。

キャストに関して言えば、前述した警察官役のジェフ=マッカーシーが一番目だっていましたが、そのキャリアから言って、ジョン=カルムが一番よいしょされていました。トニー賞を2度獲得したことあるだけあって、さすが貫禄がありましたね〜。めちゃくちゃコメディッシュでカトゥーニッシュな役を演じていましたが、以前はもっとシリアスな役をする俳優さんだった様で、まるで映画『エド=ウッド』のマーティン=ランドゥみたいな感じ。他に、すでにドラマ・デスク・アワードなどにノミネートされているスペンサー=カイデンもやっぱり存在感がありました。
ボビー役のハンター=フォスターですが、映画俳優のジェレミー=デイヴィスに似てるんですよ。最初観た印象は、「え?彼がヒーローなの???全然かっこよくないじゃん!!!」だったのですが、ストーリーが進むにつれてどんどん魅力的になっていくんですよね。こういうのって、ホント不思議。お芝居の魔力ですね。ヒロイン役のジェニファー=L=トンプソンも、こうした大役にしてはあんまり華がないよなぁとは思いましたが、まぁ悪くはなかったと思います。当たり前だけど、皆歌うまいしね〜。

ただね〜、このミュージカル、アンチ・既成ミュージカルを狙っているのは分かるけど、やっぱり最後の盛り上がりは大事ですよね〜。ミュージカルを観に来ている人達というのは、何だかんだ言って荒唐無稽な夢物語を観に来ている所があるワケだから。まぁ、それは作者達もよく分かっているのでしょう。カーテンコールの後、おまけサービスのダンスシーンがありますので、こちらの方も絶対にお見逃しなく。
最後にこの作品、先日観た『手塚治虫のメトロポリス』に初期設定が非常によく似ているなぁと思いました。雲の上の世界で私服を肥やす独裁者の娘とアンダーグラウンドの革命志士の中にいる少年(青年)とのラブ・ストーリー、勿論こんな話、世の中にはゴマンと存在しているのでしょうけれど、私的メモとして感想文の最後に書いておきますね。

"Lion King"
by Julie Taymor
Mar 20, 02

もう観たのが1週間以上も前になるので、記憶もおぼろげですが…(^_^;)。
1998年、トニー賞最優秀ミュージカル部門を初め各賞を総なめにした作品。それまでブロードウェイ・ミュージカルにはあまり縁のなかったディズニーが、この作品によって不動の地位を得たのは言うまでもありません。ディズニーは『美女と野獣』『アイーダ』をブロードウェイにて上演していますが、この作品が他の二作品に圧倒的な差を付けて突出しているのはいうまでもないですよね。
現に5年目に入った今でも、向こう半年間のチケットは殆ど売り切れ。今まさにブロードウェイ・ミュージカルの頂点にある
『ザ・プロデューサーズ』を除けば、この作品は最もチケットの手に入りにくいミュージカルと言えるでしょう。ダフ屋などを通して買うと、いまだに平気でチケット一枚200〜300ドル(2万5千円前後)はしますので(^_^;)。

先週末でオリジナル・キャストの変わってしまった『ザ・プロデューサーズ』は、今後人気がどんどんと落ちていくと思いますが、5年も経ってこの『ライオン・キング』の人気がいまだ衰えないのは、その“キャストに関係ない舞台の魅力”なのだと思います。だってこのミュージカル、ほんとキャストの顔がよく見えないですから(^_^;)。
というワケで、いまだ大人気の『ライオン・キング』。ところでNYのブロードウェイ・ショーというのは、トニー賞ノミネートの締切に当たる5月直前に賞狙いの大作が次々とオープン、トニー賞後の6〜9月は受賞後の作品を人目観ようと観客が押しかけ、10月〜1月に入るとまた次のトニー賞狙いがオープンするのが毎年のルーティーンになっています。なので、ミュージカル界全体が比較的一番静かな、この3月に観に行こうということになりました。

まず何と言っても、その衣装や舞台セットはもう圧巻としかいい様がありません。日本で劇団四季が全く同じバージョンの『ライオン・キング』を上演していたと思いますが、衣装と舞台装置を観るだけなら日本で観ても一緒ですよね。いや〜、とにかくすごかった。特に出だしで全ての動物達が終結する所とか。中盤のバッファロー・シーンは、うまく遠近法を駆使していてなかなかだなぁ、と感心したし。
けど、個人的には最も期待の大きかった舞台装置よりも、そのコスチュームに感嘆してしまった私。第一、ライオンとか他の動物を、ぬいぐるみを着せないで動物に見せ様なんて、フツー誰が考えますか???それもライオン一匹分じゃなくてオス・メス合わせて何十匹もいるんですもんね〜(^_^;)。

映画『タイタス』を監督したことでも知られるジュリー=テイモア(自分のガッコの卒業式に、ゲストとして来ていました)のセンスというのは、やっぱり独特のモノがありますね。このミュージカル、ストーリーはディズニーのアニメ映画『ライオン・キング』と全く同じ(つまり『ジャングル大帝』のかなりパクリ)なのですが、テイモア監督のテイストが多分に反映されている為、印象は随分と違うモノになっています。特にシンバがジャングルで育っていく辺りね。アニメ映画で観てた時はそんなに違和感なかったのに、ミュージカルになるとどうも嘘っぽかったりなんかして(^_^;)。まぁ、元々ライオンが昆虫や爬虫類食べて筋肉ムキムキに育っていくこと自体、リアリスティックという言葉からは程遠いのですけれど…。

先に書いたように、俳優さん達に関しては殆ど顔がよく見えないのですが、ナラ役のシャロン=ヤングはめっちゃくっちゃ良かったです!!!!!!!彼女の周りだけ、もう違うオーラが現れているのね。彼女、将来絶対に大きなスターになりますよ。今から宣言しておきませう。その点シンバ役の俳優さんは役不足って感じだったかな(プログラムを見ると、どうも代役の人だった様でで)。顔だけ観るとなぜか一瞬蔡明亮映画に出てくる李康生に似てるな〜とか思っちゃったんですけれど(^_^;)。それから子役のロドニー=ヘンリーJr.はかなり良かったですよ。彼も将来スターになるのかな?
音楽に関して言えば、私アニメ版のサントラCDまで持っているのですが、曲のアレンジの仕方がだいぶ違うので、知ってる曲と気付くまで随分時間がかかったくらいです。
…というわけで、いまだ超人気の『ライオン・キング』。アニメ版を先に観ても、同じなのはストーリーだけで随分と違った世界になっていますのでご心配なく。一見、超子供向けミュージカルに見えますが、やはり大人も十分楽しめる出来になっていますので、NYに来る際には是非チケットGETにトライしてみて下さい。

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