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mookの選ぶ 2002年上四半期 ベスト10
April 06, 02
1.Mirroring Evil - Nazi Imagery / Recent Art @ Jewish Museum
NYタイムスやビレッジボイス紙を初め、数々のメディアで話題沸騰の展示会。それまでユダヤ人博物館になんか行った事なかった人達(ちなみに私はその存在すら知らなかった(^_^;)でさえ、一度に詰めかける程の大盛況。
基本コンセプトは、ありとあらゆるナチズムのイメージを使ったアートを世界中から収集。その中の何作かが、ホロコースト経験者に著しいダメージを与えるモノとして、大変な大騒ぎになっています。その中でも特に有名なのが、Alan Schechner(英国人)によるナチ収容所の写真との合成写真であるセルフポートレートと 、Zbigniew Libera(ポーランド人)による強制収容所のLEGOブロック。これにあと2アーティストの作品を加えた一室の入り口には、こんなことが書いてあります。"There're Holocaust Survivors who have been disturbed by the works of art show beyond this point. Visitors may choose to avoid these works by existing the exhibition through the to the left."簡単に訳すと、「この後ろにある展示について、動揺の念を表しているホロコースト生存者が何人かいますので、この部分を飛ばして左に進まれる方がいい方もいるかもしれません。」…ということ。
Schechnerのセルフポートレートは、ダイエット・コーラの缶を片手に持った作者がナチの強制収容所に収容された骨と皮だけになったユダヤ人の隣に並んでいるというもの。実際この写真は、もう随分とメディアで紹介されているので、初めて観た時の様な衝撃はあまりありませんでした。彼のもう一つの作品として、バーコードのイメージが縞模様の囚人服を来たユダヤ人の絵に変化していくというものがありましたが、こちらもけっこう印象深かったです。
LiberaのLEGOブロックについては、この展示会前にすでにあちこちで紹介されていたし、先月のアーマリー・ショー(第5位参照↓)でも売買可能な作品として売られていました。子供のおもちゃとして有名なブロック会社LEGOが゛ホロコースト・シリーズ゛として強制収容所の建物や処刑台、そしてナチや収容されたユダヤ人をセットにして売りだした様にみせかけたもの。作品の展示されたショーケースの隅には、「このアート・ピースの製作に当たって、作者は当社の同意を得ていません」というLEGO社からの但し書きがありました。
他に印象深かったのは、Piotr Uklanski (ポーランド人)によるナチを演じた有名俳優達の肖像、Maciej Toporowicz(ポーランド人)による映画『愛の嵐』とカルバン=クラインCMにみる類似性についてのビデオ、 Tom Sachs(アメリカ人)による有名ブランドとナチ・シンボルの融合、 Roee Rosen (イスラエル人)による切り絵絵巻"Live and Die as Eva Braun"など。他、この展示会とは分かれた常設展示のコーナーにZora Musicの"We're not the Last"や、George Segalの"The Holocaust"などがありました。
実は先日この展示会に先駆けて、バッテリー・パークシティにある"Jewish Heritage Museum"(ユダヤ人の遺産ミュージアム?)へ行ったのですが、二館とも信じられない様な厳戒警備体制なんですよ〜。確かにテロ事件後から、どこのミュージアムでもこれまで全くやっていなかった入管者全員への荷物チェックを始めました。けど、ユダヤ人博物館に関しては、そのどちら共国際空港並のチェック体制!!!遺産…の方になんか、荷物の中を透視する機械まで置いてあるんですよ〜(写真右下はユダヤ人博物館のもの)。な、なんかすっごくおっかない雰囲気なんです。
理由はもちろんお分かりですよね。ここ数ヶ月、イスラエルvs.パレスチナの紛争は悪い方向にエスカレートするばかり。ユダヤ人関係の建物がテロに合う可能性は十二分にあるのです。
私って、アメリカに来るまで゛ユダヤ人゛と言えば、ホロコーストを体験したかわいそうな人々という印象しかなかったんですよね。それが一たびアメリカに来てみると(…ってNYなどの大都市だけかもしれませんが)、この大きすぎるくらいのユダヤ人パワー!!!殊にテロ事件後、アメリカ上層部(政治・経済の両方)がこぞってイスラエルよりの動きをみせていることに、かなり不満を抱いている私です。だから、この゛今まで腫れモノ扱い”だったホロコーストというサブジェクトに関して、ここまで崩しまくってくれたアーティスト達に、私は「よくやったぁ〜」と言いたい。勿論、アーティスト達の殆ど全員がユダヤ人である為、それでもまだまだ受けいれられやすくなってるという背景もあるんでしょうけどね。
ちなみに私は、ホロコーストを真面目に語り継ぐことについては反対どころか、しっかりやって欲しいと思う派だし、こうしたアート・ピースによって茶化されたホロコースト生存者達に対して「ザマアミロ」と思う気持ちは毛頭ありません。こうした時勢みたいなモノに関して、私はいつも゛振り子の軽い方に立っていたい゛と思っています。つまり、ホロコーストの被害についてあまりにも無視されている様な風潮の時は、その普及を応援したいし、戦後のイスラエル事情(ユダヤ人=加害者)を無視して被害者の部分ばかりがクローズアップされている場合は、「もっと目を覚ませ」と彼らに声を大にして言いたい。
ロサアンゼルスには、このユダヤ人博物館にとってもよく似たコンセプトの゛日系アメリカ人博物館゛があります。第二次大戦中の日系人強制収容は、忘れられてはならない歴史的事実として後世に語り継がれるべきだとおもう一方、日本人&日系アメリカ人による戦後の経済侵略が、その影に隠れて無視されてしまうのも困りモノ(それは、広島・長崎の歴史を語り継ぐ影に、大戦中のアジア侵略が無視されるべきでないのと同じコト)。それでもまぁ、日系人強制収容所や広島・長崎を題材にしてパロディ作品を作るようなアーティストが、果たして今存在するかということを考えると、改めてユダヤ人社会の(人口的・地域的)間口の大きさを実感させられてしまいますね〜。
2.Biannual 2002 @ Whitney Museum
ヴェネツィアと並んで世界的に有名なビエンナーレ(2年に一度の新作アート・ショー)。実は今年のビエンナーレ、一昨年の展示会とは随分と違っていたので、ちょっとびっくりしました。
最大の違いは展示のスタイル。今年は、紹介するアーティストの数を思い切って激減させ、展示スペースを細かい部屋に細かく分けて、一部屋辺り1人か、多くても3人のアーティストだけを展示する様にしたのです。また、各アーティスト辺りの展示数も、1作品から大体3〜4作品くらいまで。なので、それぞれアーティスト達の個性を把握するのが、とても分かりやすくなりました。
一昨年までは、殆ど寄せ集めの新人・新作発表会という感じで、一つの展示スペースに10人も20人ものアーティストの作品が所狭しと並べられ、1アーティスト辺りの作品数はその殆どが1作のみ。もう、ぎゅうぎゅう詰めという感じで、見にくいことこの上なかったし、作品を一つ見たからって、その作家の個性なんて分かるモンじゃないんですよね、ホント。
そういった意味で、競合するアーティスト達には悪いけど、観る側にとってはとっても実のあるビエンナーレになったと思います。ビデオ作品も気のせいか、例年よりも少なかった様な…。でもそれって、それだけ回転率がいいというコトですよね。あと、今年は確か5作品程の野外展示作品がありました。どれもセントラルパークの中に置かれています。
私的に印象深かったのは、Yun-Fei Jiの墨絵をモチーフにした地獄絵図 "A Monks Meditation of a Women's vagina Being" 、Chan Chaoの独特なポートレート写真 "Kyaw Htoo and Robey"、 Margaret Kilgellen最後の大作 "Main Drag"、 John Leanosの文化人類学的考察をおちょくった"Remembering Castration - Aztlan"、 Tim Hawkinsonによる時計仕掛けの副笑い(?) "Emoter 2002"、 Collier Schorr連作『ヘルガ』ノートをそのままアート・ピースにしてしまった"Notes from Helga"、そしてAnne Wilsonの髪の毛アートなど。日本人アーティストが一人もいなかったのは、ちょっと淋しかったですけどね(^_^;)。
3.Orazio and Artemisia @ MET
父娘でイタリア中世を代表するアーテイストとして名を残す、オラズィオとアルテミシアの特別展。中世の宗教画って私個人的には苦手分野なのですが、この二人の作品はかなり面白いです。
まず最初に父親オラズィオの作品。まぁおそらく、どのアーティストも同じテーマの似た様な作品を何度も描きなおすことはよくあることだと思うのですが、さすが企画展というだけあって、同じモチーフの作品が何度も出てくる。それは同じ年にたて続けに描かれている時もあれば、数年を隔てて「アレ?前のと同じだ〜」という風に現れてくる時もある。背景や顔の向きが微妙に違っていたりなんかして、どっちが好みかな〜なんて見比べてみるのも面白い。世紀の傑作と言えども、「コレだ〜!」っていうモノはなかなかないんですよね。
そして娘のアルテミシア。彼女の生涯についてはValentina Cervi主演で数年前に映画化もされているので、記憶に新しい方もいるでしょう。私はまだ未見なのですが、コレは断然観たくなりましたね〜。
まず、何世紀前どころかつい数十年前でさえ女性アーティスト、殊に大きな油絵画家と言えば珍しい存在。だから宗教画という、誰が描いても同じ様な絵でさえ゛女性ならでは゛の珍しい視点が観られて面白い。例えば男性の描く宗教画の中でヌードになっている女性達は、聖なるものとして当たり前の様に裸で描かれているし、裸と意識される場合があったとしても、それは゛恥じらい゛という可愛らしいオブラートでコーティングされているでしょう?それが彼女の絵の中で裸をさらす女性達の中には、どことなく拒絶感というか抵抗感というか、何かとてつもない"感情"が潜んでいる。コレは現代に至っても、男性のアーティストと女性のアーティストの間にいまだ存在する"女性の描き方"の大きなギャップではないでしょうか。
そしてもう一つ。彼女の描く女性達は、その秘めたる感情という部分を差し引いてもやたらと生々しいのです。彼女も父親と同じく、同じ題材をモチーフとした作品を何度も描きなおしているのですが、その一つにJudith Slaying Holofernesがあります。いや〜、生首を描いた血みどろの宗教画というのはさして珍しくもないのですが、この絵って妙にリアリティがある。男性はコレを見て「結局は女の方が残酷なんだよな」とか言うかもしれません。けどこの場面って、私には何故か餌を狩猟するライオンのメス達を思い起こさせるのです。そう、ライオンって実際に狩りをするのはメスの方でオスはただ餌を待ってるだけなんですよね。当時、首切りという残酷で誰もやりたくない業を引き受けていた多くの人達は女性だったのではないでしょうか?「母は強し」じゃないけど、一度やると決めた女性達のなせるワザはスゴイ。この絵を一枚見ているだけで、そんな考えに頭がどんどん脱線していってしまいます(^_^;)。
最後に。今も昔もイタリアでのアーティスト達というのはいろんな所を転々としていた様ですが、この父娘もいろんな土地で芸術活動を展開していたのですね〜。その辺の足跡を順を追って見られるというのも、この特別展の興味深い点でした〜。
4.Gerhard Richter @ MOMA
昨年のスイス人アーティスト、ジャコメッティ展に続きまたまたドイツ系アーティストを持って来たMOMAの、ゲハルト=リヒター作品180点を集めた40年の回顧展。彼の作品と言えば、ぼやけた写真みたいな絵しか知らなかった私ですが、それは彼にとって中期の特色でしかなく、初期や後期はまた全然違った作品をクリエイトしていたんですね〜。
まず、初期の作品はけっこう普通の(?)ドイツ人アーティストっぽい作品でした。それが第二次世界大戦を境に随分と変わっちゃったんですね〜。有名なOnkel Rudiはやっぱり印象的。その後しばらくヨーロッパ耽美的な作品が続いた後(でもやっぱ、この辺りの作品って私大好き。特に女性の肖像画とか)、シンプルで色のついた作品が登場して来ます。それが60年代後半に入って、再び…というかこれまでかつてなかった様な政治色を持った作品群へ。獄中死を描いた一連の白黒作品はやはりパワフル。
そして80年代に入ると、いきなり突拍子もなくこれまで全くみたことなかった様な抽象画に。なんかコレだけ見せられたら、知らない人は絶対ゲハルト=リヒターの絵だなんて分かんないと思う。
で、再びぼやけた写真の様な絵画が登場し、今度は抽象画と写真画を交互に描き始めた彼、今年80歳だそうですが、これからも作風は変わっていくのでしょうね。ピカソ程ではないにせよ、年代ごとに作風を変えながら70〜80歳まで作品を作り続けたアーティストはそれこそゴマンといます。ジャコメッティの様に、後期に入るとどの作品もみ〜んな同じ、というアーティストもそれはソレで好きなんですけどね(^_^;)。
5.The Armory Show 2002 @ PIA88&90
昨年に引き続き、まる半日ひたすら会場を走りまくった巨大なアートショー(^_^;)。年に一回、世界中のトップギャラリーが一同に集まるコンベンションです。
世界中から集った200を超えるギャラリーがそれぞれブースを出し、自社のギャラリーが持つアーティスト達を紹介したもの。やはり一番多いのはNYのギャラリーですが、ロンドン、パリ、チューリッヒなど、欧州からのギャラリーや日本からのギャラリーも幾つか出展していました。
日本のアーティストで目立っていたのはやはり村上隆、奈良美智、森万里子、鳥光桃代の面々。この4人の作品は、昨年のブルックリン美術館の特別展でも展示されていました。彼らの作品は、NYのレップだけでなく欧州や東京からの出展もありましたね。天野喜孝のイラストや荒木 経惟の写真もありましたが、分かる人にしか分からないというくらい小さな作品だったし・・・。↑にも書いた”Mirroring Evil”のZbignew LiberaやTom Sachsの作品もしっかり展示。
他に印象に残ったアーティストは、Rob Priott, Racheal Feinstein, Sarah Sze, Cialerie Emanuel, Petah Coyne, Nide Tranba Vang, Marjetica Potrc, Margi Greerlinks, Chris Ofili, Simon John, David Golds, Spancer Tunick, James Nares, Walter Niedermayr, など。
6.Surrealism: Desire Unbound @ MET
猫も杓子も観に行った(?)連日大盛況の展示会。ただし、私的には展示物の大半がすでに見た事のあるモノだったので、かなりモノ足りなかったかな。例えばダリ、ポラック等のビック・アーティストの作品はMET、MOMAからの所蔵物、そして2年程前にグッゲンハイムで開催されたもう一つの「シュール・リアリズム展」ですでに見ていたモノだったし、ジャコメッティの作品も昨年MOMAで開催された「ジャコメッティ展」からの使い回し、デュシャンやマン=レイの作品も少し前にSOHOのギャラリーで展示されていたものが殆どだったし、去年はハンス=ベルマーの回顧展がICPで開催されていたしね。つまりこの展示会は、2年前くらいからNYに集まっていたシュール・リアリズムの作品をただ一同に集めたというだけ。私にとっては、何の新しさもありませんでした。
ただまぁ、展示の仕方なんかはさすがに凝っていたので、随分とお勉強になりましたけどね(^_^;)。
7.Irving Penn’s Nudes @ Whitney Museum & MET
偶然なのか示し合わせなのか、METとホイットニー美術館が同じ時期に開催したアーヴィング=ペンの写真展。もし示し合わせだったとしても、去年ホイットニーとMOMAが競作した『ミース展』の様に関連性のある展示会ではありません。
ファッションモデルを被写体とした、いわゆる“美しい肢体写真”が有名なペンですが、両展示会とも被写体はぷくぷくと太った中年女性。METの方は1950年代の古い写真、ホイットニーの方は1999年の作品と両者の間には実に半世紀という歳月が流れているのですが、驚くべきことに両者のコンセプトはほぼ同じなんですよね。特に50年代の写真は身体の中央部だけが切り取られて撮られたもので、当時としては随分と斬新な写真だったのではないでしょうか。1999年の方は同じモデルを徹底的に似た様なスタイルで撮っている。特に動画の様にブレて撮られた写真はマン=レイの写真なんかを連想させるので、逆にこちらの方は何十年も古い写真の様な気がしてしまいました。同じ写真家の写真を時代を超えて見比べるというのも、これまた一興ですね。
8.The Short Century @ PS1
アフリカで次々に独立・解放運動が盛んになった1945年から1994年という50年間のアート作品を一同に集めたモノ。22カ国、53人のアーティストによる美術・映画・写真・音楽・文学・建築という多岐なジャンルに渡っていて、時間があればもうちょっとゆっくり観たかったです。
一番印象に残った作品は、William KentridgeのUbu and the Truth。約2〜3分のスライドアニメなのですが、非常にパワフルな作品で合計3回以上も見てしまいました。
他にはコンゴのルムンバ大統領を題材にしたイラストレーション・シリーズ。実はこの展示会へ行く直前映画『ルムンバ』を観ていたので、ひときわ印象に残りました。
他はMEMOが、どっか行っちゃって・・・(^_^;)。
9.Extreme Beauty: The Body Transformed @ MOMA
最近時々威勢のいい(?)METのコスチューム部主催による展示会。え〜、MEMOをなくしてしまったので、細かいコトは覚えていません(^_^;)。
基本的には体線や身体の各部分の特徴を活用(?)したコスチューム・デザインの展示会。歴史的に特徴のあるデザインなど、当時と今を並べて展示しているのも面白かったです。出展は今も第一線で活躍する有名デザイナーばかり。日本からは三宅一生などが出品していたと思います。
10.Leni Riefenstahl @ Marianne Boesky Gallery
SOHOのギャラリーブームが完全に去った今、ギャラリー最先端のチェルシー・ギャラリーを代表するマリアンヌ・ボエスキー・ギャラリーの主催する展示会(このギャラリーは、村上隆や奈良美智のNYレップでもあります)。今年はレニ=リーフェンシュタールが満100歳になるので(そう、まだ生きているんですよ!)、それを記念してNY市立図書館なども彼女の映画上映会を企画していました。
ご存知の通り、彼女はナチのプロパガンダ映画である『民族の祭典』を監督した人として有名。この展示会では特に、彼女が民族の祭典を製作した前後の写真が集められています。最終的にそれがどう利用されたかは別として、やはりその肉体美の追求には目を見張るモノがありますね。コレを↑に書いた”Mirroring Evil”のMaciej Toporowiczが作ったドキュメンタリーと一緒に観ると、その意味は2倍になります。このコトについては、書き出したら止まらなくなりそうなので、また別の機会にでも。
その他、このギャラリーのある21丁目付近では、アニメ映画『Waking Life』のセル画展、グッゲンハイム美術館で半年近くも開催中のブラジル展にも作品を出品しているTUNGAやVIK MUNIZの作品展も開かれていました。VIK…は、チョコレートで描いた巨大なイラストレーションが有名な人ですが、今回の作品は全く違うものが出品されていました。
最後に、急速な勢いで増殖するこのチェルシーのギャラリーをどう見ればよいか分からないという人たちに朗報です。ダウンタウンにあるクーパー・ユニオンが主催するチェルシー・ギャラリー・ツアーは、60年代にまで遡るNYの歴史も踏まえたレクチャー&ギャラリー巡りが出来てたった2時間半のフリー・ツアー。集合場所&時間などの詳細は毎週金曜日発売のNYタイムスアート・セクションを参照して下さい。
その他、テロ事件関係の展示会はこちらのページに書きました。
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